1984 年の同名タイトル映画のリメイクです。
スティーブン・キングの小説を映画化したものです。
【あらすじ】
アンディとヴィッキーのマッギー夫妻は若い頃薬物実験の被験者となり、その後
念じることで人の心を操ったり、物を動かす能力を得て、二人の子供のチャーリーは
念じることで発火させる能力を持って生まれるのでした。
そして夫婦と子供は米政府機関の追跡をかわしながら暮らしているのでした。
【感想】
前作と比べると、本作では雑なB級感が減り、内容が色々と考えて作られています。
そのためわかりやすい勧善懲悪感が減り、勢いを感じさせない展開でした。
前作の時代背景としては大きな枠組みとして米ソ冷戦があり、その中で気軽に
悪い自国政府の秘密組織という設定にできましたが、時代状況の変化としてそのような簡単な
設定も作りづらく、悪役の政府組織で働いていてやられる方にも気を配らねばならず、
中途半端な映画になったのでしょう。
当時は様々な「被害者」というものが認識されておらず、自分たちの運命も米ソ冷戦という
「核爆弾がぶら下がっている」下にあったので、雑で思い切った展開の映画を作れたのでしょう。
映画を作る際の時代状況の制約というものを考えさせる映画でした。
映画『炎の少女チャーリー』