マチンガのノート

読書、映画の感想など  

映画「ランボー」シリーズについて

2025-01-28 22:29:04 | 日記

一作目の「ランボー」は、設定こそ戦争帰還兵の悲劇となっていますが、主人公のランボーが保安官たちに拘束されて

暴行されたり、ランボーも警官や州兵などに対して自動火器を撃ちまくるなどのシーンがあったので、アクション映画のノリで観ていた人が

多かったのではないでしょうか。

二作目の「ランボー:怒りの脱出」からは、普通に主人公が悪と戦うアクションエンタメ映画になり、三作目も同様でした。

普通の人が望まない、戦争による死や障害、トラウマなどが関わる事を扱うことの難しさが解るところです。

四作目の「ランボー/最後の戦場」では、ミャンマーに赴いた米国人たちが現地の戦闘に巻き込まれるという設定で、

グロい描写がありましたが、あくまで米国から遠く離れた場所という設定でした。

五作目の「ランボー ラスト・ブラッド」になると、主人公の身近な若者がメキシコでカルテルに酷い扱いをされて亡くなり、

さらにカルテルがランボーを殺害しようと米国内にあるランボーの牧場を襲撃し、そこでスプラッタなシーンが展開されていました。

米国人にとっては、これまでいろいろと米国が関わる戦争などがあっても、実際の死や障害、トラウマなどは、

遠くに感じるものだったものが、時代と共に身近に感じるものになってきているのでしょう。

米国での選挙でも、何かと移民に反対する保守派が目立ちますが、やはり現在のメキシコのように治安が崩壊することへの

畏れがあるのでしょう。

 


愛着障害や各種の発達障害の治療について 2

2025-01-26 11:48:41 | 日記

親が支離滅裂に怒鳴ってきたり、喚いてきたりする家庭で育つと、普通の話し方があまり身につかず、

自他境界も曖昧になるため、感覚的、感情的な負荷が掛かると、話しかける相手に対して親の態度をそのまま再現して、

親と同じような不適切な態度をとってしまうようだ。

そのため何よりも周囲が考えるべきなのは、日常における自他境界などの様々な境界づくりだと思われる。

時間や場所の境界が未成立だと、本人も親の不適切な態度から距離を置けず、何をやるにせよ、

親が騒ぐからイヤイヤやらされるという事の再現になってしまうことになるのだろう。

 

 

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愛着障害や各種の発達障害の治療について

2025-01-26 02:18:15 | 日記

様々な発達に関連する障害があり、それぞれ複合した原因を含んでいますが、

様々な場面で不快な思いをしても反射的に反発できずにストレスを溜め込むことが多いようです。

そのことが生きづらさの原因の多くを占めていそうです。

反射的に反発などをできないことの原因には、身体内部の様々な動きが連携していないことも

大きいようです。

スポーツトレーナーの方が、YOUTUBEなどで体幹などの深いところが固まっているのを緩める方法を

紹介していますので、それらをすると身体内部の動きの連携が出来るようになり、

自分が体で感じていることが解ってきたり、不快なことに反発できるようになったりするので、

治療的に働くようです。

最近はYOUTUBEで様々な方法が紹介されていますので、いろいろ試してみるのもいいと思います。

 

 

Training Lounge【中野崇】

Jリーガー、プロ野球選手など国内外の多くのトップアスリートの身体操作を指導する中野崇が、選手たちのパフォーマンスを高めるために使ってきたノウハウを一般の方々にも使...

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お勧めはこちらです。

 

 


教育虐待について

2025-01-20 22:47:18 | 日記

教育虐待というと、親が子どもに熱心に勉強させ、暴力もふるい、その結果、子どもがグレたり

家出したりというものが想像しやすいのだろうが、親に反抗するだけの自我を持てなかったり、

グレてつるんで共に行動する仲間を持つだけの社会性が育っていなかったりすると、ひたすら周囲の言いなりになり、

勉強も単に暗記し続けるということも多そうである。

そのような場合、今なら発達に問題があると見なされるのだろう。

どのような場合にどのようにして子どもを親から引き離して保護するべきかのガイドラインも作る必要が

ありそうに思われる。

 

 

『教育虐待 ―子供を壊す「教育熱心」な親たち 1巻』 石井光太/原作、鈴木マサカズ/構成、ワダユウキ/作画 | 新潮社

教育ジャーナリスト・石橋大地が代表を務める「エデュケーション企画」。ここでは教育関係のメディア企画などを行っており、教育の名のもとに行われる違法な虐待行為「教育...

 

 


予備校にいたa先生について。3

2025-01-19 23:04:09 | 日記

a先生によると、父親は田舎では神童として扱われていたが、都会に出てきてから上手くいかず、

アルコールに溺れ家の中で暴れていたとのことだったが、a先生の家族は

父親が酔って暴れるのに対して何とかすることもできないので、

その息子であるa先生は幼少期から無力な状態が続き、そのことでああ言えばこう言うという

感じの人柄になったのだろう。そのような態度で父親の言いなりにならないように身を守るという

生活だったのだろう。

家の外での他人からの被害体験についても、話の内容と合わないにこやかな感じで話していた。

家の中で無力なので、家の外でも他人に対して怒って対抗するという事ができなかったのだろう。

a先生には息子さんが居るとのことだったが、a先生の話を聞いている限り、

ちゃんと育っていないようだった。

保健所や児童相談所、依存症を扱う病院などの役割が如何に重要かがよく解る事例だと思う。