今はない護摩堂部落・・・東福寺野（11）

　弘法の清水の隣に護摩堂が建っています。「護摩堂は1300余年前から人が住み、この付近には猛獣毒蛇の巣があって人々を苦しめていた。弘法大師は住民を憐れみ、護摩を焚いて野獣の放逐を祈った。それ以来この地を護摩堂と呼ぶようになったという」さらに「この地に桃を植えて栄えさせたというが、数百年前は全焼してしまった」と説明にありました。今では護摩を焚いた痕跡の大石と粉ひき臼がが一つ残っているのみといいます。

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山中に弘法の清水・・・東福寺野（10）

　弘法大師がここで老婆に水を乞うたところはるか渓谷を下って水を求めてきた。大師は水の便の悪いのを憐れみ、穴を掘ると水が湧いた。それでこの湧水を「弘法の清水」と呼んでいるといいます。富山県の名水２０選に入っています。

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山あいから見える・・・東福寺野（9）

　山あいから富山平野が見えます。立山と富山市との関係は不思議なほど近いのです。富山市が「立山望む特等席」と自称するのもうなづけます。

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連なる山々・・・東福寺野（8）

　山にはいると立山の低い山々が連なって見えます。ここから立山は次第に高くなり3000メートルに及ぶ山に至るのです。もちろんそこは何メートルもの積雪になっているはずです。

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山中に入る・・・東福寺野（7）

　正確に言えばもう東福寺野とは言えません。標高はまだ低いですが、立山山中に入っています。冬の立山山中の景色です。

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山に近づく・・・東福寺野（6）

　東福寺野をどんどん上って上端で山に近づくと、雪も深くなります。

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傾斜地・・・東福寺野（5）

　東福寺野は立山から富山平野に向かっての緩やかな傾斜地です。そこに新しく開かれた田んぼが連なり、家が点在します。平地の雪はほとんど消えていますが、ここの雪はたっぷりと残っています。

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富山湾と雲・・・東福寺野（4）

　富山湾が見え、その上の雲が雪を降らせそうなたたずまいです。

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町を見下ろす・・・東福寺野（3）

　少しずつ坂を上って高度を上げていくと、町が見下ろせます。海も見えてきます。

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梅の蕾・・・東福寺野（2）

　東福寺野を上がっていくと、道の片側に梅の木が並んでいます。富山市の有形文化財「内山邸」ではすでに梅が咲いたと報じていましたが、ここでは気温は平地よりかなり低く、まだ梅の蕾も固いだろうと思っていました。しかし、まわり一面雪の中で蕾がかなりふくらんでいるのには驚きました。

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山に近づく・・・東福寺野（1）

　昨日、滑川市の東福寺野に向かって走りました。立山山麓のちょっとした高台ですが、富山平野の平地とは異なる気象を見せ、平地とは違う雪の積もり方を見せる東福寺野を見たいと出かけました。
　途中、山に近づくに従って気分が変わる風景に出会います。すでに山麓風景です。

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