デジスコ撮影実習日誌

デジスコとデジカメで野鳥や草花を撮影するのが楽しくて実習に励んでいます。 最近では電子工作にはまっています。

ノートパソコンの過熱を調べてみる  - 温度センサーを使ってみた -

2019年09月03日 14時41分17秒 | 工作実習

2019/09/02 (月曜日) 晴れ


マイコンで温度を測るためのセンサーができた。
高温の測定はヘヤードライヤで確認、低温の測定は氷水で確認して
なんとか大体の温度は測定できるようになった。

そこで前々から気になっていたノートパソコンの発熱状況を確認してみた。


オイらが持っているノートパソコン。
パナソニック CF-R9JWという機種でもうずいぶん前に購入したものだ。
CPUはCORE i7 vProが載っている。
Let’s noteというだけあってとても軽い。
旅行にはいつも持ち歩き、現地で便利に使っている。


ところが最近、とても熱くなることに気が付いた。
底面を触ってみると「これで大丈夫なの!?」と思うくらいだ。
そこで我が家で使う場合には「冷却台」?何て言うものを使って防熱?をしている。


段ボールで作った「冷却台」。
ベープ蚊取器(「ベープマット」というものに沁み込ませた殺虫成分を乾電池で回すファンで拡散させて
蚊を退治する道具)のファンを使って空気の流れを作り、上に置いたノートパソコンの放熱を促す。



この冷却台を使うと確かに過熱は防げる感じがする。
でもどのくらいの効果があるかはわからない。
折角温度センサーを作ったんだから測定してみることにした。

ノートパソコンの一番熱くなる部分に温度センサーを張り付けた。



そしてなるべく負荷がかかるように動きの激しい動画と音声を出力してみた。



その状態で温度センサーの測定値を記録した。




底面の温度は時間とともに上昇していく。
温度は50℃を超えた。
動画の様子がおかしくなった。
とぎれとぎれの表示になり、くるくるマークが出たり消えたりするようになった。
このままではまずいのでパソコンをシャットダウンさせた。




後でまとめたグラフ。
  ※ 赤矢印の部分は時間経過の目印のためにセンサーに手を触れて温度を下げたところ。



今日は気温が高く(室温は34.5℃)パソコンは起動してから20分ぐらいで50℃を
オーバーして動作がおかしくなった。
(パソコンが高温を検出して動作速度を低下させたのだと思う。)



次はノートパソコンを冷却台(板)に乗せて動作させてみた。




25分を経過しても温度は50℃以下だった。 動画の状態も正常だった。







次は一辺の大きさが3cmの小型ファンを熱気排出口に取り付けてみた。
このファンは5Vで駆動する。




蓋を開くと空気通路がちょっと押しつぶされてしまう。
効率が悪いかな?



これも50℃以下に収まっている。



そのままの状態で冷却台(板)に乗せた場合。 冷却台のファンは無し




次は冷却台のベープマットのファンを小型ファンに取り換えてみた。




これが一番低い温度に維持できた。




以上5つの条件で各々測定した結果を1つのグラフにまとめてみた。





実験結果から


やっぱりこのノートパソコンは放熱に問題がありそうだ。
ファンが回っていないのかも・・・
分解して直そうか?

このパソコンのOSはWindows7だから来年1月以降の使用には問題がある。
もし、壊してしまってもそれほど惜しくもない・・・???

まぁ、機会があったら直してみよう。
コメント
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