デジスコ撮影実習日誌

デジスコとデジカメで野鳥や草花を撮影するのが楽しくて実習に励んでいます。 最近では電子工作にはまっています。

気圧計(大気圧測定)を作ってみたい・・・

2019年09月12日 16時53分32秒 | 工作実習


2019/09/11(水曜日) 荒れ模様の天気・ものすごい雷雨


マイコンで気温や湿度、大気圧を測ることができるようになった。
でも、この測定をするセンサーはI2C(アイ・ツー・シー)通信とかいう方式でデータを読み出すので
使い方がとても難しい。
サンプルプログラムを丸写しにして何とか動くようになったがそれではあまり面白くはない。
自分で理解しながら作ったプログラムで大気圧を測ってみたい。
(温度は温度センサーを動作させて自作プログラムで測定することができた。)


さぁて・・・ 自分で大気圧を測定するとなるとやっぱり昔のメカニズムになる・・・かな?



大気圧の高低で延び縮みする「ベローズ(蛇腹)」を使うのが一番わかりやすい。
だけどベローズってどこで売ってるんだろう・・・
まぁ、ヤフオクでおんぼろのアネロイド気圧計を落札してそれを分解して取り出す・・・
というところかな?

まぁ、それはそれとしてベローズの変化を検出する部分は手持ちの部品で実験できる。
先ず、その実験をしてみよう。


ベローズの伸縮で駆動されるシャッターでLEDから放射される光線量を増減させて
それをCdS(硫化カドミュームセンサ)で受けて変化量を取り出すという方式だ。
まぁ、こんな回路で実験してみよう。




始めにCdS単体での出力変化を確認してみた。
まぁ、記録を取るのには目盛盤が必要だから段ボール工作でこんなものを作った。




窓のカーテンが風で揺れると部屋の明るさが変化して出力も変わってしまう。
へーっ、CdSって案外敏感なんだね!
ペーパーで遮蔽ボックスを作った。(ペーパークラフトが好きなんです!)




測定結果はこんな具合でした。

同じ出力変化を得るのにCdSのみの場合(アンプ無し)は緑色ぐらいシャッターを開閉する必要がある。
アンプを通せばわずかの開閉で(ピンク色)同じ出力変化が得られる。





ふーん、こんなわずかな変化で出力が得られるならベローズがどのくらい変化するかわからないが
リンク機構で増幅すればうまくいくかもしれない・・・・・・

だけど待てよ・・・ この直流増幅回路は温度変化でどんな状況になるんだろう・・・
ドライヤーで温めてみた。




ダメだ!!!
ドライヤの温風をちょっと当てだけでメーターが振り切れてしまう。
これでは使い物にならないだろう。
(直流アンプの自作は難しいんだろうね)

ここはオペアンプを使うことにしよう。
ジャンクボックスを探したが適当な(3V程度で動作するような)ものは見つからなかった。

あぁー、また部品が増えてしまうけど買うしかないか・・・
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空冷台(冷却台)改造

2019年09月04日 20時53分00秒 | 工作実習


2019/09/04(水曜日) 雨


オイらが使っているノートパソコン(パナソニック CF-R9)はかなり発熱する。
エクセルとかワードとかメールなどを使っているときは問題はないが、動画編集とか
SDRとか負荷が重い処理を長時間行うと熱いな!?と思うほどになる。
もう長らく使っているので冷却ファンが動作しないのかもしれない。

そこで使わなくなった乾電池で駆動する蚊取り器(ベープ?)のファンを利用して
「空冷台(冷却台)」を作った。
この台の上にパソコンを置いてその下でファンを回して空気をかき回して熱気を吹き払う
ようにした。
これによって過熱は抑えられたが、その効果を確認することはできなかった。

最近、マイコン(マイクロコントローラ)を動かして遊んでいる。
マイコンにセンサーを接続して気圧や温度、湿度を測定することができるようになった。
この温度センサーを使って測定すれば発熱の様子や空冷の効果が確認できるかもしれない。


不要になった電池式蚊取り器のファン(3V)を利用して作った空冷台(冷却台)。



冷却効果を上げるためにもうちょっと強力なファン(3cm x 3cm 5V)に交換した。



ファンを交換して冷却効果はアップした。
でももう少し冷却したい。
と、いうわけで一回り大きい 5cm x 5cm (5V)のファンに交換した。






テスト開始。



今日は曇り空で少しは涼しくてしのぎやすい。
室温は27℃ほどだ。 (昨日は35℃近くあった。)
過熱冷却効果の測定にはあまり向いていないが、まぁいいか。

最初はノートパソコンを机の上に置いて(普通の使い方)過熱の確認をした。
気温が低いせいかあまり熱くはならない。
かなり時間が経ってから50℃をオーバーした。
動画を表示していたパソコンは少しの間だったが異常になり、くるくるマークがでた。
底面はかなり熱くなっていた。

パソコンをシャットダウンさせて冷却するのを待って今度は空冷台に乗せて過熱の確認を
行った。
やっぱりファンが大きくなったおかげで過熱は抑えられた(と思います。)
長時間にわたって40℃以下が保たれていた。




このノートパソコンはOSがWindws7なので来年1月以降はセキュリティの問題で
オンライン運用はできない(しない方が良い・・・)そうだ。
でもオフライン(スタンドアローン)で使うのには問題ないだろう。
処理速度もまぁまぁでオイらの使用範囲では十分な性能だ。
もうこの歳で新しいパソコンを買うのはもったいない。
この空冷台と組み合わせて使い続けることにしよう。
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ノートパソコンの過熱を調べてみる  - 温度センサーを使ってみた -

2019年09月03日 14時41分17秒 | 工作実習

2019/09/02 (月曜日) 晴れ


マイコンで温度を測るためのセンサーができた。
高温の測定はヘヤードライヤで確認、低温の測定は氷水で確認して
なんとか大体の温度は測定できるようになった。

そこで前々から気になっていたノートパソコンの発熱状況を確認してみた。


オイらが持っているノートパソコン。
パナソニック CF-R9JWという機種でもうずいぶん前に購入したものだ。
CPUはCORE i7 vProが載っている。
Let’s noteというだけあってとても軽い。
旅行にはいつも持ち歩き、現地で便利に使っている。


ところが最近、とても熱くなることに気が付いた。
底面を触ってみると「これで大丈夫なの!?」と思うくらいだ。
そこで我が家で使う場合には「冷却台」?何て言うものを使って防熱?をしている。


段ボールで作った「冷却台」。
ベープ蚊取器(「ベープマット」というものに沁み込ませた殺虫成分を乾電池で回すファンで拡散させて
蚊を退治する道具)のファンを使って空気の流れを作り、上に置いたノートパソコンの放熱を促す。



この冷却台を使うと確かに過熱は防げる感じがする。
でもどのくらいの効果があるかはわからない。
折角温度センサーを作ったんだから測定してみることにした。

ノートパソコンの一番熱くなる部分に温度センサーを張り付けた。



そしてなるべく負荷がかかるように動きの激しい動画と音声を出力してみた。



その状態で温度センサーの測定値を記録した。




底面の温度は時間とともに上昇していく。
温度は50℃を超えた。
動画の様子がおかしくなった。
とぎれとぎれの表示になり、くるくるマークが出たり消えたりするようになった。
このままではまずいのでパソコンをシャットダウンさせた。




後でまとめたグラフ。
  ※ 赤矢印の部分は時間経過の目印のためにセンサーに手を触れて温度を下げたところ。



今日は気温が高く(室温は34.5℃)パソコンは起動してから20分ぐらいで50℃を
オーバーして動作がおかしくなった。
(パソコンが高温を検出して動作速度を低下させたのだと思う。)



次はノートパソコンを冷却台(板)に乗せて動作させてみた。




25分を経過しても温度は50℃以下だった。 動画の状態も正常だった。







次は一辺の大きさが3cmの小型ファンを熱気排出口に取り付けてみた。
このファンは5Vで駆動する。




蓋を開くと空気通路がちょっと押しつぶされてしまう。
効率が悪いかな?



これも50℃以下に収まっている。



そのままの状態で冷却台(板)に乗せた場合。 冷却台のファンは無し




次は冷却台のベープマットのファンを小型ファンに取り換えてみた。




これが一番低い温度に維持できた。




以上5つの条件で各々測定した結果を1つのグラフにまとめてみた。





実験結果から


やっぱりこのノートパソコンは放熱に問題がありそうだ。
ファンが回っていないのかも・・・
分解して直そうか?

このパソコンのOSはWindows7だから来年1月以降の使用には問題がある。
もし、壊してしまってもそれほど惜しくもない・・・???

まぁ、機会があったら直してみよう。
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