昨日の夕方に引き続き、今朝も見えてます↓
明日から8月ですが、まだほんの僅かに雪が残ってます。
5時ごろから富士山のシルエットが見えてます↓
この季節で夕方になってからスッキリ見えてくるとは珍しい。
先週末に届いたポラリエの使い勝手を良くするため、ちょっと工夫をしてみました。
まずは電源回りの工夫から。
添付のマニュアルによれば、単三形アルカリ乾電池2本で約2時間連続作動するとのこと。
一晩連続使用となると2回程度の電池交換が必要になり、あまりエコではない感じです。
給電方法としてはそれ以外に外部電源接続端子(USB-mini Bタイプ)が装備されていて、
市販の外部電源として三洋電機製リチウムイオンバッテリー(エネループKBC-L2BS)で
20時間の連続駆動を確認済とも書かれてました。
しかし、エネループの価格を調べたら5000円以上と結構値段が張るんですよねー。
ということで、fornax8が星撮りの際に使っている普通のカーバッテリーから
なんとか給電できないものかと検討してみたら、いいモノがありました↓
左はクルマのシガーソケットからケータイやスマホを5Vで充電するための小道具です。
右はUSBケーブルで、一方がmini Bタイプのコネクターになってます。
どちらも近所の100円ショップ"Seria"で購入。合わせて210円也。
実際に接続して動作チェックしてみたところ、問題なく動きました。
ちなみに家電量販店のケータイ関連品コーナーで似たようなモノが売られてましたが、
1000円前後の価格でした。100円ショップはやっぱり庶民の味方ですね。
さて、もう一つは極軸セッティングに関する工夫です。
ポラリエは赤道儀の一種なので、セッティング時にモーター回転軸を真北に向ける
必要があります。その手段としてマニュアルには次のような方法が書いてあります。
①内蔵されているコンパス(方位磁石)と傾斜計を使う方法
②ボディの端にある覗き穴で北極星をとらえる方法
③別売の極軸望遠鏡を使って北極星をとらえる方法
おおよそこれが難易度順になっていて、①が最も簡単です。
一方、精度は全く逆で、高級天体望遠鏡の架台でも使われている③の方法を使うと
最も高精度なセッティングができます。しかし、そのオプションを入手するには
諭吉さん一人に一葉さん一人の合わせて二名を動員する必要があります。
コストを抑えたいfornax8としては、とりあえず②でやる方向で考えているのですが、
覗き穴は結構大きくて、北極星をド真ん中に据えるのが困難って感じがします。
そこで、穴の部分に照準のようなものを付けてやろうと思い立ちました。
その照準パターンとして、ウチにある「ネームランド」を使って透明テープに
"◎"を印刷したものを用意しました。"×"でもいいんですけど、今回は"◎"にしました。
ところがテープを透かして先を見てもボヤーっとしか見えず、使い物になりません。
その理由は粘着剤がスリガラスのような効果を持っているせいでした。
「見えぬなら剥がしてしまえ粘着剤」ということで、アルコール系ウェットティッシュ
でゴシゴシやるなどして、なんとか粘着剤の除去に成功(意外と大変でした)。
それを覗き穴に貼り付けてみたら、こうなりました↓
ちょっと雑な貼り方で偏心してしまいましたが、まあまあ使えそうです。
始めに目を近づけて覗き、概ね中央に北極星を捉えたら目を離していき、
"◎"の真ん中の円に北極星を導入してやれば、少しは精度が上がるんじゃないかと。
しかーし、夜の暗がりの中では"◎"が見えないのが大きな問題となります。
それについては何らかの照明光を考えないといけませんが、今日はここまで。
今朝9時過ぎに届いたシロモノがコレ↓
箱から出てきたモノはこちら↓
一見するとコンパクトデジカメのようですが、カメラではありません。
「星空雲台 ポラリエ」という商品で、星撮りの道具なんです。
雲台っていうのは撮影用三脚のてっぺんに載っていてカメラを取り付けるとともに
写す方向を変える(フレーミングをする)ためのメカになりますが、
コイツには取り付けたカメラをモーター駆動で回転させる機構が備わっています。
(回転するのは真ん中にある銀色の円盤。円盤中央のネジでカメラや別な雲台を固定します。
駆動には単三形アルカリ乾電池2本が必要。)
回転させてどうするのかっていうと、星を追っていくんです。
(しっかり追尾させるには、それなりの準備が必要ですが・・・)
星は太陽や月と同じように東から西へ徐々に移動していきますので、
標準レンズでも十数秒以上の長時間露出では軌跡となって写ってしまいます。
この星の動きは地球の自転によるもので、「日周運動」と呼ばれます。
小学校の理科の授業で習った記憶がありますね。
長時間露出をしても星を点状に写すには、動いていく星を追いかけるように
カメラを少しずつ動かしながら撮る必要があります。
しかーし、そんな芸当は普通の撮影用三脚+雲台ではまず無理な話です。
でも、コイツを使えば点状に写ってくれるってわけです(但し、望遠レンズでは困難)。
ベースになっているのは「赤道儀」というもので、高級な天体望遠鏡の架台に
採用されているものと理屈上は同じ動きをします。
ポラリエは本格的な赤道儀と比べるととってもコンパクトなので、
「ポータブル赤道儀」(略称「ポタ赤」)と呼ばれている機材の一つです。
情報の受け売りですが、詳細を知りたい方はコチラをどうぞ↓
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/item/20120106_502754.html
この製品は昨年の11月に新発売となった直後から結構な売行きだったようで、
生産が追いつかなかったのか春ぐらいまで品薄状態でした。
ここにきてようやく需給バランスが取れてきたらしく、販売店の在庫も安定し、
価格もこなれてきたため、入手しやすくなったので、購入に至りました。
実践では普通のカメラ用三脚と雲台がもう一つ必要になりますが、
いずれも手持ちの品が使えると思うので、新調する必要はなさそうです。
さて、今夜晴れていれば早速試運転するつもりだったんですけどね、
生憎の曇り空で、この週末は星撮りできそうにありません。
ということで、別な用途で試してみようかなぁなどと考えてます。
日曜日の夜は、晴れ間を求めて放浪ドライブしてました。
月が細くなってきて、暗い天体の撮影に適した時期だったので、
梅雨明けを待てずに出撃したというわけです。
夕刻に家を出て、とりあえず中央道で西へ向かい、山梨県北西部を目指しました。
途中トイレ休憩した境川PAで空を見ると、目的地方向の北西はベタ曇りに近い空模様。
むしろ南西の方に晴れ間が覗いていたので、甲府南ICで降りて富士川沿いを南下。
晴天域を目指して「一人旅なの私気ままにハンドル切るの」状態です。
辿り着いたのは静岡県境の早川町某所。雲が多いものの、星はちらほら見えてる状況。
この地域の空は結構暗いんですけど、山深い所なので視界が良くないのが玉に瑕。
陣取った場所も谷間のため、東西は山並がそびえていて南北しか開けてません。
この時期なら濃い天の川狙いで南天を撮りたいところでしたが、雲がはびこってて
まともな撮影ができそうになかったため、晴天待ちで北天にカメラを向けました。
で、普通の三脚にデジイチ+カメラレンズのお気楽撮影機材で撮った連写画像から
動画を作ってみたのがこちら↓
1時間足らずの間に撮った233コマから作成した微速度撮影動画ってヤツになります。
ちなみに1コマの露出時間は15秒。先般の金環日食動画を作成した時と同じように
クロスフェード処理を掛けているので、動画のフレーム数は1000近くになってます。
雲の動きが結構面白くて、星の動きよりもそっちの方が興味深い感じですね。
夜空のTime-lapse撮影でも、同じ動画化処理が意外と有効なことが分りました。
この後、小雨が降ってきたため、あえなく撤収。撮りたかった南天は撮れずじまい。
次週、梅雨明けとなったら、思う存分撮りたい気分です。
今朝は雲一つ無い快晴で、キレイに見えてます↓
外は夏の空気に変った感じがするので、今週中に梅雨明け宣言が出そうです。
このところ夜明け前の東天が賑やかになってます。
太陽系の惑星のうち、見掛け上の明るさで1番目と2番目の金星と木星が縦に並び、
その近くにはおうし座の1等星アルデバランが寄り添っているんです。
15,16日には、そこに細い月も加わりました↓
※画像にマウスカーソルを合わせると星名が表示されます。
今朝方、薄雲が広がる中、撮影してみたんですけどね、月も星も滲んでしまいました。
広角で撮った画像がこちら↓
月は明日になると一気に離れてしまいますが、木星と金星は徐々に離れていくので、
今月いっぱいは両者のランデブーが楽しめそうです。
食べる「西瓜」ではなくて、JR東日本発行の"Suica"の話です。
今住んでいる所に引っ越してきた際に誤って廃棄したと思っていたSuicaが
クローゼットの中から見つかりました。約6年ぶりの再会です。
ここ数年間、個人的に電車を使う機会は少なくて、SuicaとかPASMOとかが無くても
不便を感じることはなく、新しいカードを買おうという気も起こりませんでした。
でも、持っていれば使うことは確かなので、今回は思わぬ儲けものって感じです。
問題は古~いカードなので、そのまま使えるのかどうかです。
何せ現行のカードとは外見からして違いますからねぇ↓
カード右端に切り欠きが2つあるタイプで、右上にはイオカードの名残りもあります。
調べてみると新しいカードへの交換が進んでいるようなので、もうこんな古いのを
使っている人は滅多にいないんじゃないでしょうかねぇ。
裏面の説明によると最後に使用してから10年経つと使用不能になるようですが、
巷の噂では半年ぐらい使わないだけでロックがかかるって言われてますので、
6年も放置していたらそのまま使えるはずはないと考えてました。
で、ダメ元で最寄駅に行って自動券売機にカードを入れてみたら、
何とまあ問題なくチャージ金額が表示されました。入っていたのは4100円也。
問題なく使えそうな上にそこそこの金額が入っていたので、嬉しい誤算でした。
せっかく発掘されたアイテムなので、ちゃんと使ってやらないといけませんね。