Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
 6/3夜明け前 月と火星が接近

密かに旬を迎えていたパンスターズ彗星(C/2014 S2)

2016-02-23 12:00:00 | ほうき星

カタリナ彗星(C/2013 US10)とほぼ同時期に旬を迎えた彗星がありました。
2014年9月22日に発見されたパンスターズ彗星(C/2014 S2)です。
こちらもまずは先月撮った画像からご紹介↓

2014s2_01.jpg

【1月9日のパンスターズ彗星】
 キヤノンEOS60Da+口径18cm写真撮影用反射望遠鏡,ISO1600,F2.8,
 総露出時間24分(3分×8コマ),中型赤道儀使用,トリミングあり

太陽最接近は昨年12月上旬でしたが、その後に地球に接近してくる軌道を辿っていて、
先月から今月にかけてほぼ最大光度をキープしてました。
と言っても9等台で、1月はカタリナ彗星より暗かったです。写真では短い尾が確認できます。

で、今月撮った画像がこちら↓

2014s2_02.jpg

【2月11日のパンスターズ彗星】
 キヤノンEOS60Da+口径18cm写真撮影用反射望遠鏡,ISO800,F2.8,
 総露出時間36分(3分×12コマ),中型赤道儀使用,トリミングあり

尾が2方向に伸びたようなイメージが得られました。光度はあまり落ちてない感じです。
この彗星も日本からは一晩中観測可能な位置まで北上していますが、
残念ながらこれ以上明るくなる見込みはありません。
ちなみに、この彗星は計算上、周期約2220年の細長ーい楕円軌道を持っており、
いずれまた太陽系中心部に戻ってくる可能性があります。


カタリナ彗星(C/2013 US10)その後

2016-02-20 14:00:00 | ほうき星

間が空いてしまいましたが、先月も今月もカタリナ彗星をパパラッチしてました。
まずは先月撮った画像からご紹介↓
2013us10_04.jpg

【1月9日のカタリナ彗星】
 キヤノンEOS60Da+口径18cm写真撮影用反射望遠鏡,ISO1600,F2.8,
 総露出時間30分(3分×10コマ),中型赤道儀使用,トリミングあり

地球最接近の約1週間前に撮った画像です。
12月の撮影イメージとはかなり違って、頭部のコマは大きく写るようになりましたが、
下に伸びるダストテイルは短くなりました。
右上方に伸びるイオンテイルには複数のスジが何とか確認できます。

で、今月撮った画像がこちら↓
2013us10_06.jpg

【2月11日のカタリナ彗星】
 キヤノンEOS60Da+口径18cm写真撮影用反射望遠鏡,ISO800,F2.8,
 総露出時間64分(4分×16コマ),中型赤道儀使用,トリミングあり

1月下旬には天の北極に近づいていって、一晩中沈まない状況になりましたが、
月明りの影響が気になって、しばらく撮影できずにいました。
2月第2週に新月期を迎え、満を持して撮ったのが上の画像です。
トータル1時間超の露光で撮影しましたが、太陽からも地球からも遠ざかって暗くなったせいか
写りはイマイチでした。地球との位置関係が変化したため、尾の向きが大きく変わってます。
光度は9等程度まで低下し、見頃は過ぎた感じですが、撮影ではまだしばらく追跡できそうです。


今朝の富士山(2016/02/19)

2016-02-19 12:30:00 | 富士山

今朝は邪魔な雲もなくスッキリ見えてます↓

今朝の富士山_20160219.jpg

今日は二十四節気の「雨水(うすい)」です。あまみずと読んではいけないんですね。
この日を境に空から降ってくるのは雪じゃなくて雨に変わり、雪解けも始まる頃とされてます。
実際のところは地域によって状況が違うと思いますが、
そろそろ暖かくなって欲しいというのは、どこに住んでいても同じかなぁ。