Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
 6/3夜明け前 月と火星が接近

ハッピーハロウィン・ハンターズ・マイクロ・ブルームーン(2020/10/31)

2020-10-31 22:37:01 | 

一昨日に続き、月を撮影。

EOS60Da+EF400mm F5.6L USM

ハロウィンの日の満月は46年ぶりで、
10月の満月はハンターズムーンと呼び、
今年一番小さく見える満月なんで、マイクロムーンというそうで、
今月2度目の満月だからブルームーン。
ってことで、記事タイトルで修飾語を思いっ切り並べてみましたが、肉眼で見るといつもの満月って感じ。

ちなみに、4/8に見られた今年最大の満月と今日の最小の満月を同一スケールで画像比較してみると・・・

見掛けのサイズが結構違うもんですねぇ。これは教育的かも?


大遠征ミッション11(2020/03/29) エピローグ

2020-10-31 12:30:00 | さいとしーいんぐ

今回の旅の最終日となり、もう帰途に就くだけとなりました。
一週間以上にわたる八重山諸島めぐりも、あっという間に終了って感じ。
帰りの飛行機は、この日の石垣空港発で最初の便なので、朝食を済ませたらすぐにチェックアウトして、
どこにも寄らずにタクシーで空港へ直行です。
来る時に乗ったのはジンベエジェットでしたが、帰りはどうだったかというと・・・

何と復路もジンベエジェットなのでした。決して狙ったわけではなくて、全くの偶然です。
席に着いて外を眺めると、ジンベエデザインのトーイングトラクターを発見。         

何故かジンベエづいてますね。
で、ほぼ定刻に石垣空港を離陸して、

こんな景色が広がる地へアプローチ。

着陸した空港では、さくらジンベエジェットが見られました。

ちなみにジンベエジェットとさくらジンベエジェットは各1機だけらしい。コレって運がイイんでしょうネ。
さて、到着したのはどこかと言うと・・・

那覇空港なのでした。これから沖縄本島の観光・・・ではなくて、単なる乗り継ぎで降り立っただけです。
実は帰りの直行便は予約が取れず、しかも乗り継ぎ時間が2時間以上もあって、暇つぶしに苦慮しました。
空港内をうろついたり、      

外の景色を眺めたり、    

軽い昼食を早めに済ませたりして、

出発便を待っていたところ、TVでこんなニュースが流れました。

マジか? ウィンドブレーカーしか持ってきてないし、こりゃヤベェかも・・・
最後に立ちはだかる試練(?)に不安を抱えながら、羽田行きの便に搭乗し、

ほぼ定刻に離陸・・・     

空の上はもうずーっと雲大杉!って帰りもかよ!

で、約2時間で到着。    

羽田からはガクブル状態で電車を乗り継いで帰宅。で、ベランダから見た積雪状態がこちら。

帰ってくる日まで山あり谷ありって感じの旅でした。

最後に、今回の旅における数々のミッションの遂行結果をまとめておきます。

No.  内容(記事リンク)       成否  備考
1  南十字星の観望・撮影      △  十字架の一番下の星が捉えられず・・・
2  日本最西端の地に行く      〇  本当の最西端「トゥイシ」は見ただけ(上陸不能でしょうけど)
3  日本最南端の地に行く      〇  本当の最南端は東京都にあります(一般人は行けませんけど)
4  石垣島の全ダムカード入手    ◎  完遂!
5  二千円札を手に入れる      〇  できればピン札が欲しかったなぁ・・・
6  ハテルマブルーの海を眺める   ◎  震えるほど感動しました
7  西表島で満天の星を拝む     △  雲が多めでイマイチ・・・

10泊11日に及ぶフル観光旅行は個人的に初めてのことで、滅多にできない長旅でした。


十三夜月(2020/10/29)

2020-10-29 20:53:00 | 

今日は十三夜ということで、月を撮影。


EOS Ra+EF400mm F5.6L USM

今年は十五夜と十三夜が10月にあって、明後日はブルームーンで46年ぶりにハロウィンと満月が重なる
とってもレアな年だったりするみたい。土曜日も月見ができるとイイなぁ。


火星(2020/10/25)

2020-10-28 22:50:40 | 惑星

日曜日の夜に晴れたので、6日ぶりに火星を撮影。


【火星 2020/10/25 23時台】
 タカハシμ-180望遠鏡+2.5倍バローレンズ+ADC+冷却CMOSカメラ(ZWO ASI1600MC-cool),合成F値=30,
 約1分間のキャプチャー動画から1250フレームをAS!2にてスタック×6セット,
 Registax6でwavelet処理,タカハシEM-200Temma2M赤道儀 ※上が南

最も濃い暗色模様の大シルチス(中央から下に伸びた部分)が真正面に来る時間帯を狙って撮影しました。
ようやく待望の面に出逢えたって感じ。大シルチスの上にはヘラス盆地っていう巨大クレーターがあり、
通常そこは明るくて河童の頭みたいに写るんですが、何故か少し黒ずんだ感じになってます。
なお、相変わらず気流の状態が悪いのか、像の揺らぎが激しかったんで、25%のスタック枚数に抑えました。

火星は少しずつ遠ざかりつつあり、見掛け上のサイズは徐々に小さくなってきてます。
正中時刻は早まってくるんで、深夜の撮影からは解放されそうです。


秋の夜長にほうき星パパラッチ(2) C/2020 S3 (Erasmus)

2020-10-28 00:09:42 | ほうき星

日曜日の未明、2番目に狙ったのはこの彗星。


【エラスムス彗星(C/2020 S3)10/25】
 キヤノンEOS Ra+タカハシε-180EDC,F2.8,ISO3200,ASTRO LPR Type2フィルター使用,
 総露出時間40分(2分×20コマ,メトカーフコンポジット),タカハシEM-200Temma2M赤道儀,
 口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,トリミングあり

この彗星は先月中旬に発見されたばかり。光度は約10等。口径5cmの双眼鏡では確認できませんでした。
写真では小さいながら集光の強いイメージですが、顕著な尾は写ってません。
軌道計算の結果、12月中旬に太陽へ接近して6等台まで明るくなると予想されてますが、
その前後の時期には地球との位置関係上、残念ながら太陽に近過ぎて観測不能となります。
なので、観測に適した時期は来月下旬までとなる見込みです。
近日点距離(太陽最接近時の隔たり)は約0.4AU(AUは天文単位のことで、太陽-地球間の平均距離が1です)
ということなので、水星の公転軌道の少し外側まで到達することが分かってます。
彗星核はあまり大きくなさそうなので、太陽熱に炙られて分裂/崩壊する可能性も考えられますが、
何とか生き延びて、こんな風に大化けしてくれると嬉しいなぁ。


AstroArts社ステラナビゲータによるシミュレーション(11/27明け方5:10)
※四角枠はフルサイズデジカメ+200mm望遠レンズの写野で、背景はうみへび座の星々です。

肉眼で見えるようになる可能性は低いと思うんですけど、毎度のことながら彗星の振舞いは水物なので、
上振れ方向への大ハズレに期待したいです。


今日の太陽(2020/10/27)

2020-10-27 12:41:53 | 太陽

1週間ぶりの太陽面撮影です。


EOS Kiss Digital X+EF400mm F5.6L USM+ND100000太陽撮影用フィルター

先週見えていた割と目立つ黒点は裏側に回ってしまったようですが、
その代り、別なヤツが出現していたようです。でも薄いのがゴチャゴチャ集まった感じ。
今月後半に入ってからは黒点の無い日がゼロになってます。


秋の夜長にほうき星パパラッチ(1) C/2020 M3 (ATLAS)

2020-10-26 22:20:11 | ほうき星

先週土曜日は週末としては久々に夜まで晴れそうな予報だったので、東伊豆方面へ☆撮り遠征してきました。
個人的に馴染みの撮影地に行ってみたものの、冬型の気圧配置になっていたせいか強風が吹き荒れていたため、
仕方なく比較的風の弱い海岸線沿いでよさげな場所を何とか開拓して撮影にこぎつけられました。
で、最初に狙ったのはこの彗星。


【アトラス彗星(C/2020 M3)10/25】
 キヤノンEOS Ra+タカハシε-180EDC,F2.8,ISO3200,ASTRO LPR Type2フィルター使用,
 総露出時間40分(2分×20コマ,メトカーフコンポジット),タカハシEM-200Temma2M赤道儀,
 口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,トリミングあり

この彗星が発見されたのは今年の6月末頃で、現時点において全天で最も明るく見える彗星になります。
今最も明るいと言っても8等台前半なので肉眼では見えず、口径5cmの双眼鏡でようやく存在が分かる程度です。
その姿は写真でも長い尾を伸ばしているような様子はなく、青緑色の丸いイメージとして捉えられただけ。
これでも事前予想と比べて3等以上も増光したということで、嬉しい誤算ではあります。
来月中旬くらいまで8等台をキープする見込みで、撮影対象としてはしばらく楽しめそうです。
ちなみに、この彗星は軌道計算により139年周期の細長い楕円軌道を辿っていることが分かってます。