Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
 6/3夜明け前 月と火星が接近

今年の定期便は封書

2022-11-30 08:06:02 | きまぐれ日記

毎年誕生月に送られてくる通知が、今年の分はこんな封書でした。

ハガキで来なかったとなると、年齢が35歳だってバレてしまいますねぇ(ウソつけー!)。
それはさておき、この通知が来る前にネット上でもうとっくに中身は確認済みでした。
で、年金見込額が昨年通知の記載より少し下がってるのが気になるぅ・・・
それはオメエの働きが悪いからじゃね?って言われてもね、年収大幅増とかの神風は吹かないし・・・
しばしば制度が改正されたりもするんで、この調子だと受給後も減額されていくんでしょうね。
この先は現役世代の人口が減少していくので、多少は目を瞑るしかないのかな?

で、貰う側の対抗措置は繰り下げ受給ってことになるんでしょうけど、長生きできなかったりすると
繰り下げない方がマシだったなんてことになる可能性もある訳で・・・
金融庁は資産運用による自助努力を推奨してますけど、投資にはリスクがあることを強く説かず、
ただ単に金融機関を援助したいだけのような気がして、胡散臭さがプンプンするんですよねー。

いずれにしても未来が予測できないので、諸々どう考えるべきか悩ましい問題ですねぇ。


来年2月に地球へ接近するZTF彗星(C/2022 E3)

2022-11-23 15:17:23 | ほうき星

昨年は、今頃から年末にかけてレナード彗星が明るくなり、天文ファンの間で話題になりましたが、
今年は特に目立った彗星の出現はなく、師走を迎えようとしています。

で、来年に期待できそうな彗星を調べてみたら、1月から2月に少し楽しみなものが1つありました。
今年の3月初めに発見されたZTF彗星(C/2022 E3)という名前の新彗星です。
ZTFは"Zwicky Transient Facility"の略称で、米・カリフォルニア州にあるパロマー山天文台の
天体観測設備/プロジェクトの名称になります。Zwickyは20世紀に活躍した天文学者の名前です。

軌道計算結果から来年2月初旬に地球へ0.29AUまで接近することが分かっており、1AU(天文単位)は
太陽-地球間の平均距離である約1.5億kmですので、換算すると4350万kmまで近づくことになります。
これは金星が地球に最も近づいた時の距離と同等なんですけど、サイズ的には小さな天体ですし、
地球の公転軌道の外側における接近なので、金星と同じ明るさになることはまずないでしょう。
ちなみに来年の1月12日に近日点通過(太陽最接近)を迎えますが、接近距離は1.11AUと遠めです。
見頃となるのは、月明りの影響を考慮すると1月下旬くらいになりそうです。
で、1/30の未明における見え方は下のとおり。


AstroArts社ステラナビゲータによるシミュレーション(数値の1/10が予想光度)

北半球での観測条件が良好で、観測好期には北極星の近くに位置し、一晩中沈まない状況になります。
最大光度は5等台後半の予想になっており、空の暗い場所でも肉眼で見るのは困難とみられますが、
写真では尾を伸ばした姿を捉えられるかもしれません。

以上、鬼が笑いそうな来年の話でした。