Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
 6/3夜明け前 月と火星が接近

武蔵村山市観光納涼花火大会2013【動画あり】

2013-08-25 08:00:00 | 花火

自宅のあるマンションからこの夏見られる花火大会はもう無いと思ってたら、何とまだ1つ残ってました。
打ち上げ場所はほぼ真北の方向にあり、南向きの自宅ベランダからは見られないため、
北側にある階段の踊り場からの動画撮影となりました。
事前の発表によれば45分間で2048発と、先日のくじら祭り夢花火とほぼ同じ規模です。
で、中盤の時間帯に撮影したものがこちら↓(12分と長いです)

打ち上げ場所が遠方のため、爆裂音はかなり遅れて聞こえてくる上に弱いので、
記録音声はほとんど虫の声ですね。最後の方ではにわか雨の音が入ってます。
打ち上げは続行されたので、雨は局地的だったのかもしれません。
クライマックスシーンはこちら↓(約9分)

この時間帯には雨は止んでましたが、何と傘の恰好をした花火が出てきます。
雨を心配して用意していたんでしょうか。花火の傘じゃ役に立ちませんけどね。


松原湖高原での☆撮り成果

2013-08-19 23:31:00 | 遠征日誌

先週の土曜日、上弦過ぎの月が夜半以降に沈むため、暗夜が2時間程度しかない状況でしたが、
いるか座に肉眼でも見えそうなほどの明るい新星が突然現れたとのニュースが14日に入り、
それを撮影しようと思い立って八ヶ岳北東麓まで出掛けました。
自宅を出発してから甲府盆地を抜けて野辺山高原辺りまで、ずーっと雲が蔓延っていて
こりゃ行き先を誤ったかな?と思いましたが、北上するにつれて晴れ間が広がっていき、
目的地では極上の星空にありつくことができました。
最初に狙ったのは、主目的のいるか座新星でしたが、その画像は後回しにして、
後に撮った赤い連中の撮影成果を先に紹介します。
まずはコレ↓

n-am_peli_13.jpg
【北アメリカ星雲NGC7000&ペリカン星雲IC5067-70】
 EOS60Da+200mm望遠レンズ,F3.5,ISO1600,総露出時間30分(3分×10コマ),赤道儀使用

はくちょう座の1等星デネブ(写真中で右上に写っている輝星)の傍にある著名な散光星雲です。
随分前にクローズアップ画像で紹介したことがありましたが、今回は望遠レンズでの撮影画像です。
左の北アメリカ大陸は容易にイメージできると思いますが、右のペリカンは分かるでしょうか?
続いてはコレ↓

ngc1499_13.jpg
【カリフォルニア星雲NGC1499】
 EOS60Da+200mm望遠レンズ,F3.5,ISO1600,総露出時間30分(3分×10コマ),赤道儀使用

これも以前に紹介しましたが、ペルセウス座にある大型の散光星雲です。
カリフォルニア州に形が似ているそうですが、そもそも州の形をよく知らない者にとっては、
ふーんそうなのーって感じです。USAの地図で確認するとノースカロライナ星雲でもいいような・・・
それはいいとして、画像をよく見ると赤い星雲の周りに鉛色のモヤモヤが取り囲んでいるのが
分かると思いますが、これは地球の大気圏内の雲ではなく、宇宙空間にある「分子雲」になります。
雲は雲でも1000光年の彼方にある巨大な星間物質の塊というわけです。

で、最後に紹介するのは天文界で大きな話題となっている明るい新星の画像です↓

del-nova2013.jpg
【いるか座新星】
 EOS60Da+200mm望遠レンズ,F3.5,ISO800,総露出時間10分(1分×10コマ),赤道儀使用

ド真ん中に写っている明るい星が新星です。あまりフォトジェニックな対象ではないですね。
明るさは約5等級で、辛うじて肉眼でも見えました。市街地で見るには双眼鏡が必要でしょう。
この新星を見つけたのは山形県在住の板垣公一さんで、発見時の光度は6.8等だったそうです。
その後明るくなって16日には最大光度は4.4等を記録。現在は若干暗くなって5等前後になってます。
ところで、「新星」っていうのは今まで暗くて見えなかった星が爆発的に明るくなる現象のことだそうで、
全く新しい星が生まれたわけではないようです。何とも紛らわしい言葉ですねー。


極大夜のペルセウス座流星群

2013-08-13 22:45:00 | 天文現象

13日未明に極大(活動ピーク)を迎えると予想されていたペルセウス座流星群を狙ってみました。
撮影地は新潟県上越市某所。断続的に雲が流れてくる悪条件でしたが、5個の流星をGetできました。
それらをまとめた画像がこちら↓

perseids2013.jpg

 キヤノンEOS60Da+17-50mmズームレンズ(@17mm),F2.8,ISO3200,露出30秒,赤道儀使用
 全10画像を比較明合成

雲が全天を覆う時間帯もありましたので、撮影コマ数は10~11日の夜より少ない290でした。
カメラでキャッチした5個のうち3個は13日0時台に出現したものです。
実際に肉眼で眺めていた感じでも、明け方になるにつれて流星数が増えていくというよりは
減っていくような印象でした。事前予想では3時ごろにピークを迎えるとのことでしたが、
もしかすると出現ピークの時間帯が早まったのかもしれません。
ちなみに目視でカウントした流星数は0時~3時半で50個ほどでした。
快晴だったら間違いなく3桁にいったと思います。ちょっと残念。