Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
 6/3夜明け前 月と火星が接近

カノープスチャレンジ

2019-12-31 23:55:11 | きまぐれ日記

夜に見える恒星としては2番目の明るさを誇るカノープス。
南天の星座である「りゅうこつ座」にあって、東京からは真南に来ても高度2度弱までしか昇りません。
南の方角が開けている場所で、超低空までスッキリ晴れ渡った夜にしかお目にかかれない星です。
そのカノープスを自宅ベランダからEOS Raにて手持ち撮影で狙ってみました。

ISO40000という高感度の威力により、1/60秒露光でハッキリ写せました。
コンデジでは日周運動による光跡を年またぎで捉えてやろうと撮影中です。
しっかりと撮れてたら公開しましょうかね。


令和元年最後の☆撮り遠征

2019-12-30 23:38:39 | 遠征日誌

パンスターズ彗星を撮った28日の夜は事実上、令和元年最後の☆撮り遠征となりました。
撮影地をどこにしようか悩みましたが、最終的には好天が期待できそうな山梨県北西部を選択。
現地には数名の同志の方がいて撮影機材等の話に花が咲く中、期待通り晴天が一晩中続いてくれて、
明け方までの6時間で7天体を撮影。久々の大漁でしたが、ほとんどEOS Raのテスト撮影に明け暮れました。
しかしまぁ、画像ファイルサイズが大きくて、沢山撮ると後の画像処理に時間が掛かって大変なことに。
散光星雲等は画像処理で細かな調整が必要なんで後回しにして、とりあえず星団2つを仕上げました。


【とも座の散開星団 M46,M47】


【かに座の散開星団 M44】

前者は辛うじて肉眼でも存在が確認でき、密集度の違う星団が仲良く並んでいるのが面白いです。
後者は肉眼で雲状に見え、「プレセペ星団」と呼ばれている著名な天体で、欧米では"Beehive cluster"
(ハチの巣星団)のニックネームで通ってます。中国では死者の魂が集まった所と考えられていたとか。
どちらもこれまでのAPS-Cサイズセンサー搭載カメラでは窮屈な構図になってしまいがちでしたが、
フルサイズだと収まりのよいフレーミングになってくれるのが有り難いです。

共通撮影データは次のとおり。
 キヤノンEOS Ra+タカハシε-180EDC,F2.8,ISO800,ASTRO LPR Type2フィルター使用,
 総露出時間32分(2分×16コマ,加算コンポジット),タカハシEM-200Temma2M赤道儀,
 口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,山梨県北杜市にて


ビリジアン色に染まってきたパンスターズ彗星

2019-12-29 18:45:05 | ほうき星

28日の夜、3週間半ぶりにコイツを撮りました。


【パンスターズ彗星(C/2017 T2)12/28】
 キヤノンEOSRa+タカハシε-180EDC,F2.8,ISO3200,
 総露出時間32分(2分×16コマ,メトカーフコンポジット),
 タカハシEM-200Temma2M赤道儀,口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,
 トリミングあり,山梨県北杜市にて

今月初頭に撮った画像と比べると頭部の周囲に青緑色のコマが大きく広がっているのが分かります。
尾は本来なら左方向に伸びるはずなのに下方向に伸びており、どうやら大きく曲がっているみたいです。
光度は9等台後半で月初めの頃とあまり変わってません。地球からの距離が一時的に頭打ちとなり、
見掛け上の増光ペースが一旦低下しているだけと推測されますが、この先どうなるか気になりますね。
次に撮影するのは1か月後くらいかな?


今朝の富士山(2019/12/28)

2019-12-28 10:08:36 | 富士山

飛び切り綺麗に見えてます。

久々に富士山アメダスの最低気温をチェックしたら、昨日夕方にマイナス20.5℃を記録してます。
マイナス20℃以下は今月初ですが、11/30に記録した今季最低のマイナス22.4℃は下回りませんでした。
週明けに年末寒波の襲来が予想されてますが、あまり寒くならないで欲しいですね。