Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
 6/3夜明け前 月と火星が接近

コンデジで夜景動画を撮ってみた

2015-07-31 12:00:00 | 撮影機材

伊豆スカイラインから見える夜景を題材にしてコンデジ(DSC-RX100M3)の暗い被写体に対する
静止画撮影能力を試したのに続き、動画撮影のパフォーマンスをチェックしてみました。
撮影場所として選んだのは山梨県笛吹市境川町にある坊ヶ峯の展望台。
拙ブログの6年前の古~い記事「甲府盆地の夜景(2),(3)」で紹介した場所になります。
光学ズーム望遠端、全画素超解像ズーム併用、感度は最高のISO12800に設定して
石和~勝沼方面を撮った動画がこちら↓

続いて甲府昭和IC~甲府駅周辺方向を撮った動画がこちら↓

一眼レフデジカメと比べるとレンズが小さいことと、高感度ノイズの影響もあるのか、
解像感や画質がイマイチな感じもしますが、1フレームが数十分の一秒の露光で
撮られていることを考えると、そこそこ明るく写っていて、肉眼で見るイメージに
かなり近い印象です。但し、YouTubeの動画加工ツールで明るさ・コントラスト調整してます。

気を良くして山梨県民の森まで足を延ばし、遠望夜景を狙った動画がこちら↓

少しガスっていたこともあって光量が弱い感じの眺めでしたけど、まずまずの写りです。
ちなみに動画撮影の後で撮ったスチル画像がこちら↓

山梨県民の森からの夜景201507.jpg

こちらは光学ズーム望遠端(全画素超解像ズームなし)、ISO3200、1/5秒露光で撮った33コマを
フォトレタッチソフト(ステライメージ)で加算合成してます(リサイズあり)。
高画質なのは複数コマのコンポジットの威力でしょうね。
手のひらサイズのカメラでこのレベルの描写性能が出せれば十分な気がします。
いずれ天体撮影適正もチェックしてみたいところです。


伊豆スカイラインから見る夜景(4)

2015-07-28 22:50:00 | 夜景

伊豆スカイラインから見える夜景としては、これまで「池の向駐車場」、「滝知山駐車場」からの
眺めを紹介してきました。今回はその2箇所の間にある「西丹那駐車場」からの夜景を紹介します↓

西丹那Pからの夜景201507.jpg

※上下方向をトリミングしています。

見えるのは「池の向駐車場」と同様、西側に広がる沼津や三島方面の夜景です。
駐車場はほぼ真北に向いているため、夜景の賑やかなエリアは正面からかなり左寄りに見えます。
そのせいか、「池の向駐車場」と比べると視界が少し狭い印象は否めません。

ところで今回は新調したコンデジ(DSC-RX100M3)の夜景撮影能力を調べることも目的の一つでした。
上の画像はISO1600で1/4秒露光で撮った32コマを加算合成したものです。
写りとしては可もなく不可もなくって感じ。
ズームの望遠端で撮ってますが、もうちょっと長焦点が欲しい気もします。
デジタルズーム併用ではもっと寄れますが、画質がガタ落ちとなり、
実用的でないことが判明しましたので、ここいらがこのカメラの限界かもしれません。
有用性をもう少し探ってみたいところです。


立川まつり 国営昭和記念公園花火大会2015

2015-07-26 10:10:00 | 花火

今年も昭和記念公園花火大会を動画撮影しました↓

 

やはりコレを見ないと夏って感じがしません。
で、個人的なお気に入りの一発はコイツでした↓

昭和記念公園花火大会2015.jpg

今回は新調したコンデジ(ソニーDSC-RX100M3)のファーストライトとして撮影。
光学ズームの倍率が高くなく、デジタルズーム併用で若干画質がよろしくないです。
それと感度をちょっと高く設定し過ぎたかなぁ・・・
MP4記録にしたことも画質難につながってますが、初陣でここまで撮れればまぁイイか。


土曜日は新潟県十日町市某所で天の川撮影 (2015/07/11)

2015-07-16 22:10:00 | 遠征日誌

先週の土曜日、ようやく週末と好天が重なる絶好の☆撮り日和になりそうだったので、
5月末以来の新潟遠征を敢行。今回は上越市南部の某高原まで足を伸ばしました。
獲物として狙っていたのはパンスターズ彗星(C/2014 Q1)。
予想では3等台に達しているはずですが、如何せん薄明の残る西の超低空にしか見えず、
さらに雲が意外と多かったのと低空の透明度の悪さもあって、捉えられませんでした。
日没前の明るい時間帯から機材をセットして余裕を持って臨んだのに残念です。
ちなみに夕陽はとっても綺麗でした↓

夕陽20150711.JPG

ところで、機材組み上げ中に、あまり大きくないクマが叢から出てきて、ちょっとビックリ!
その距離10m以内まで近づきました。これはもう完全なる第一種接近遭遇ってヤツです。
「ある日(ある日)、高原で(高原で)、クマさんに(クマさんに)、出会ーった(出会ーった)」♪
などと悠長に歌える状況ではありません。記念に写真でも撮ろうなんていう余裕もなかったです。
幸い、自分はクルマのすぐ横に居たので、いざとなれば車内に逃げ込めば大丈夫と思って、
慌てずに後退りしながら、クマが出てきた方とは反対側のドアにそろりそろりと移動し、
すぐに車内に入れる態勢を整えた上で、思いっ切り手を叩いて大きな音を出したら、
クマさんはすごすごと叢に戻って行きました。大きい音の効果だったのかどうかは不明ですが、
とりあえず去ってくれたので、胸をなでおろしました。ふぅーっ!

さて、お目当ての天体が撮れない上に、雲量が多めとなるとモチベーションは下がりまくり。
結局、21時前には機材を撤収して帰途につくことにしました。
しかし、折角200km以上も離れた遠方にやってきたので、そのまま帰るのも勿体無いということで、
☆撮り場所の新規開拓を思い立って、以前からGoogleマップ等でチェックして気になっていた
某スキー場の駐車場に行ってみることにしました。場所は十日町市の一角になります。
行ってみるとなかなか広大なスペースで、視界も全方角に渡ってまずます。
もちろんオフシーズンですから誰もいません。空を見上げると薄雲越しに天の川が見えてます。
比較的市街地に近いので、暗黒度はあまり期待してなかったんですが、意外とイイ感じです。
ロッジの非常灯が少し気になりますが、離れればさほど影響は無さそう。
運良く天候も回復基調に転じ、晴れ間が広がっていく予感がしてきたので、
とりあえず軽い機材をセットアップして天の川撮影を敢行。
東の空を中心に魚眼レンズで撮った弓なりの天の川がこちら↓

天の川アーチ201507.jpg

【東天に架かる銀河のアーチ】
 キヤノンEOS60Da+対角線魚眼レンズ,ISO800,F4.5,総露出時間50分(5分×10コマ),
 星空雲台ポラリエ使用

北北東の地平近くから天頂付近を越えて南西天まで続く天の川を捉えることができました。
銀河系中心方向にあたる射手座付近の天の川(右端)は一際濃く写ってます。
一方、中央やや左のはくちょう座付近には北アメリカ星雲などの大きな散光星雲が写っており、
薄れていく天の川の輝きの中で、その赤味が目立ってます。
画像左側のやや下方にはアンドロメダ大銀河も小さく写ってます。

夜も深まり、さそり座が沈みゆく頃、南西天から立ち昇る天の川を撮ったのがこちら↓

銀河直立2015.jpg

【銀河直立】
 キヤノンEOS60Da+対角線魚眼レンズ,ISO800,F5,総露出時間50分(5分×10コマ),
 星空雲台ポラリエ使用

真横から眺めた銀河系の姿をイメージさせてくれる画像になりました。
上部には北天の星座であるケフェウス座の一角まで写っていて、
あらためて魚眼レンズの画角の広さを実感できました。

ちょっとした偵察のつもりで行った場所ですが、地面もしっかり舗装されており、
これだけ天の川が綺麗に撮れたんで、撮影地として十分使えそうな印象でした。
もちろんカーナビのメモリ地点として登録決定! いずれまた訪れることになるでしょう。