Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
 6/3夜明け前 月と火星が接近

パステルカラーのサソリに恋した♪

2023-04-30 00:02:15 | 遠征日誌

19日の夜の新潟遠征時、日付が変わって20日未明に撮ったラストショットがコレでした。


【さそり座頭部】
 キヤノンEOS Ra+SAMYANG135mmF2 ED UMC,F4.8,ISO1600,L41フィルター,
 総露出時間60分(5分×12コマ加算コンポジット),タカハシEM-200Temma2M赤道儀,
 口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,新潟県魚沼市にて

撮影光学系をカメラレンズに切り替えて、薄明開始前の1時間で何とか撮り切った画像です。
全天一カラフルなエリアとして天体写真ファンには良く知られたさそり座のアンタレス付近を左下寄りに、
「さそりのはさみ」の付根に位置する3つの星を右寄りにフレーミングしてます。
やっぱりこのエリアは色とりどりの星雲だらけでフォトジェニックな被写体です。
2年ほど前にもほぼ同じ星域を狙ってますが、その時よりもコントラスト良く仕上げられた感じ。
空が十分に暗い所で撮るとさすがに違うなーって思いました。
ただ構図的に少し窮屈な印象が否めないので、もう少し写野が広めのレンズでも狙いたくなりますねぇ。


今朝の富士山(2023/04/28)

2023-04-28 09:00:18 | 富士山

今日も快晴ですが、昨日とは一変して視界が悪くなり、ぼんやりしたイメージに逆戻りです。

<今日のアメダス最低気温>
八王子:8.9℃  富士山:-6.7℃ 

八王子アメダスの昨日の最高気温は6日ぶりに20℃を超えました。
ウチの地域における今日の予想最高気温は24℃で、夏日になる可能性もあります。
明日からGWに突入しますが、週間予報を見ると関東南部はあまり天気が良くない感じ。
1日中好天が期待できるのは平日の5月2日くらいでしょうか。


今朝の富士山(2023/04/27)

2023-04-27 09:37:51 | 富士山

朝から快晴で、4月としてはこれ以上望めないほど見事な姿が見えてます。

<今日のアメダス最低気温>
八王子:7.9℃  富士山:-14.0℃ 

昨日の日中はずーっと雨でしたが、そのお蔭で空気が浄化されたらしく、今日は視界が極めて良好です。
富士山の雪解けは結構進んだ感じで、有名な雪形の「農鳥」がもうすぐ見えてきそうな状況です。


NGC3242

2023-04-26 00:00:05 | 遠征日誌

19日の夜の新潟遠征時に、こんな天体も撮ったのでした。


【木星状星雲 NGC3242】
 キヤノンEOS Ra+タカハシμ-180+バリエクステンダー,F20,ISO6400,1.6倍クロップ,
 総露出時間3分(15秒×12コマ加算コンポジット),タカハシEM-200Temma2M赤道儀,
 口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,トリミング、新潟県魚沼市にて 

うみへび座にある惑星状星雲で、ニックネームは木星のように見えたことから付けられたようです。
視直径は40"程度と見掛けのサイズは木星に近いですけど、写真を見るとどこが木星なの?って感じです。
とても小さいので口径数cmクラスの小型望遠鏡だと中倍率までは恒星と区別が付き難い天体です。
眼視で内部の濃淡を確認するには口径20cm以上の望遠鏡が必要とされます。
光度は9等程度とデータ上は暗めですが、意外にも数十秒ほどの露出で十分な明るさで撮れたりします。
以前に冷却CMOSカメラを使って拡大レンズ無しで撮影してますが、ミラーレス一眼での撮影は初めて。
以前の撮影結果と比べれば、拡大レンズを使用したこともあって少しマシな画像が得られた感じ。
それでも内部構造を詳細に捉えるまでには至らず、焦点距離6000mm相当では太刀打ちできないことが判明。
もっと拡大率を上げて撮りたいところですが、F値が上がって像が暗くなってしまう上に
追尾精度も要求されるので、なかなか厳しそうです。


今朝の富士山(2023/04/25)

2023-04-25 09:25:35 | 富士山

上下にある雲の間から姿が見えました。

<今日のアメダス最低気温>
八王子:4.5℃  富士山:-7.7℃

今朝は冷え込んで気温が4℃台まで下がりました。5℃以下になるのは4/10以来です。
昨日の最高気温は14℃台でしたが、今日も同じレベルで肌寒い一日になる模様。
なお、天気は午後から下り坂となり、明日は朝から雨の予報が出てます。


今朝の富士山(2023/04/24)

2023-04-24 12:07:35 | 富士山

昼近くになって姿を現したところを撮影。

<今日のアメダス最低気温>
八王子:7.9℃  富士山:-12.8℃

スッキリしない天気が続いたため、富士山撮影は5日ぶりとなりました。
先週は夏日が続いたりしましたが、週明けの今日は少し肌寒い感じで、
ウチの地域の予想最高気温は16℃と低めになってます。
今週末からのゴールデンウィークは天気がどうなりますかねぇ・・・


着陸態勢に入る大型輸送機(2023/04/23)

2023-04-23 11:37:26 | 横田フライトインフォメーション

南西の空で左旋回しながら向かって来る機影を目撃。

その後、横田基地へアプローチ。

正体は米空軍の大型輸送機C-17A GlobemasterIIIでした。同一機種を昨年11月にも撮影してます。
その時とは異なる機体でしたが、ワシントン州マッコード空軍基地所属というのは同じでした。
FR24によるとアラスカ方面から飛んできたようです。


M97

2023-04-22 14:17:25 | 遠征日誌

新月を翌日に控えた19日の夜は好天になりそうな中越方面へ向けて☆撮りに出撃。
新潟県内は日中に雨が降った所が多かったみたいですけど、夕方からは天候が回復したようで、
関越トンネルを抜けると青空が広がってました。目的地には21時前に到着。
このところ長焦点望遠鏡での撮影にハマってますが、この夜は焦点距離をさらに伸ばすアイテムを用い、
視直径の小さな被写体の大写しに挑戦。メシエ天体としては、こんなのを狙ったのでした。


【ふくろう星雲 M97】
 キヤノンEOS Ra+タカハシμ-180+バリエクステンダー,F20,ISO12800,1.6倍クロップ,
 総露出時間35分(5分×7コマ加算コンポジット),タカハシEM-200Temma2M赤道儀,
 口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,ほぼノートリミング、新潟県魚沼市にて

北斗七星の柄杓の先端から2つめの星(おおぐま座β星)の近くに位置する惑星状星雲です。
名称は画像ですぐ分かるような形態に由来し、名付け親は19世紀に活躍した天文学者のロス卿とされてます。
と言っても、その時代はまだ写真技術が発達していなかったので、眼視での観測に基いてます。
ちなみに、その観測に使われたのは口径72インチ(180cm超!)の巨大なニュートン式反射望遠鏡でした。
光度は約10等とされ、眼視でふくろうの目をしっかり確認するには口径30cm以上の大きな望遠鏡が必要です。

個人的にこれまでも焦点距離の短い望遠鏡で何度か撮影してますが、長焦点望遠鏡での撮影は初めて。
以前の撮影画像と比べると、やはり星雲内部の濃淡が割としっかり捉えられた感じ。
星雲形成の元になった中心星の他に、4つの恒星が写ったのも高い拡大率のお蔭ですかね。
参考までにどのくらいの撮影範囲(画角)なのか、月を対象にシミュレーションするとこうなります。


 AstroArts社ステラナビゲータにて作成

焦点距離換算で6000mm程度の狭い画角になり、さすがに風や追尾ズレの影響によるブレは避けられず、
実は全撮影コマ数の半分も使えなかったんで、コンポジット数不足でS/N的にはイマイチな印象。
もっと収率を上げないとダメだなぁ・・・


M63

2023-04-21 17:21:05 | 遠征日誌

17日の夜、さらにもう1つ撮った銀河がありました。


【ひまわり銀河 M63】
 キヤノンEOS Ra+タカハシμ-180+フラットナーレデューサー,F9.8,ISO3200,1.6倍クロップ,
 総露出時間80分(5分×16コマ加算コンポジット),タカハシEM-200Temma2M赤道儀,
 口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,トリミングあり,長野県川上村にて

りょうけん座の真ん中あたりに位置する渦巻銀河で、大輪の向日葵に見立てられてます。
割と明るくて、空の暗い所では口径5cmの双眼鏡で存在確認が可能です。
昨年6月にも撮影してますが、あらためて長焦点望遠鏡を用いて撮ってみました。
以前の撮影画像と比べると解像感が向上し、恒星雲が連なる独特の斑模様が少しはっきりした感じ。
銀河腕に点在するHⅡ領域のピンク色がもうちょっと出てくれるとイイんですけどねぇ・・・
画像処理上の課題かな?