大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

高尾の写真に仰天!

2010年12月23日 | 山計画
今月号の「山渓」を見て腰を抜かしてしまった。
登山白書というのが載っているというので図書館に行ってみたのだ。
高尾の紅葉時の写真だったんだが、まあとんでもない人の波で銀座や
新宿の繁華街や駅中のコンコースも真っ青のメチャ混み振り。
とても山なんかとは思えない人の列で、歩道を隙間が見えない位に
埋め尽くしているんだから呆れる。

よくもまあ、あんな道を歩く気になるよなあ。
俺にはとうてい考えられないが、なんか2-3年前には何と一日に
9万人も入山した事があったらしい。
地方のかわいい”市”の住民全員が登ったようなもんだぜ。
それこそ世界一の混雑の山だろうよ。

それと09年の登山者の数が1200万を越えたらしい。
第3次登山ブームの真っ最中ということだが、10年はもっと増加
しているだろう。
一回でも山歩きをした人間の数だろうが、しかし一体どうやってカウント
したんだろうか。
代表的な山での入山の概数とか、尾瀬などでの入山者カウント装置の数などで
基礎数を出してそれにマイナーな山の数を上乗せしているのかな。

それにしても「高尾山」と「富士山」で1/4にもなるんだから物凄い。
この二つの山は山歩きではなくて人混みの歩き方の練習場だ。

この登山ブームは30前後の「山ガール(?)」が下支えしているんでなくて
30-40台の男がそうだったという意外な事実を教えてくれたが、
何といってもメインは俺達中高老年のオジン、オバンだ。
来年や再来年以降には団塊の世代の完全リタイアが来るから益々ブームに
拍車がかかるだろうぜ。
なにせ何かやっていないと気がすまない連中が多いんだから相当な割合で
山に入ってくるだろう。
おまけに群れたがるんだから始末が悪い。
トラブルも結構多くなりそうだから注意しないとなあ。

北アルプスなどはとても歩く気にならないくらいの人の波だろうし、
南アルプスも客が増えているから早くやっつけないと駄目だ。
来年がいろんな意味でのタイムリミットかもなあ。
白馬から朝日はまあ大丈夫だろうが、温泉好きの団塊のオヤジ達が
蓮華温泉と絡めて登るだろうから安心はできないよなあ。
鑓温泉などは解体後にしか静かな湯は楽しめないだろう。

おまけに静かな歩きの代表だった「沢登り」にもいよいよ流れ込むらしい。
あの「ぶどう沢滑落事件」のような事が頻発するに違いない。
なんかとんでもない事になりそうだぜ。

コメント
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