大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

聖岳から悪沢岳 初日(落石危機一髪)

2014年07月28日 | 南アルプス

山行日:2014.7.22


前日、静鉄ジャスト・ラインのバスで静岡から畑薙ダムまで3時間、
東海フォレストのマイクロで1時間もかけてやっと椹島ロッヂに到着。

18年前と違って随分綺麗になっていた。
コイン・ロッカーまであるのに呆れた。
テント場は綺麗に整地されており、離れて張るように工夫されていた。
1番の横は10番次に2番という具合。
なかなか上手いやり方だ。

ロッカーは例えば椹島ロッヂでの前泊後泊をテントにし、
山は小屋泊まりにするのに余分な荷物を置ける。
山で知り合ったオジンによると、椹島ロッヂの料理は不味いらしい。
重くて美味いものを置いておけば十分。

東海フォレストのバスを利用するやり方を書いておく。
入山で乗る時に3000円払う。引き換えに「東海フォレスト施設利用券」を
くれるから、山小屋やロッジの利用時に渡す。
支払額から3000円値引きしてくれる。
帰りのバスは小屋かロッジで素泊まり以上の支払いした領収書で乗車券を貰い乗る。

   

テント場(右から二つ目がマイホーム) ロッカー室  登山小屋の外観と内部(昔の材木を使っている)




さて初日の聖平小屋までの道だが、
コース・タイム7時間ちょっとのところを11時間もかかる体たらく。

この登る途中落石で危うく死ぬ目に遭ってしまった。

聖沢吊り橋手前にあるアルミの桟道近くで発生した。
歩いていたらガラガラとドデカい落石の音がしたので、
注意しながら歩いたらアルミの桟道が出た。

数メートル手前で止まり、上を見た途端一抱えもあるのが
落ちてきてパイプの手すりにぶつかり、桟道下部に引っかかったまま残った。
その後に遭った下山者にはアナウンスし、素早く通り過ぎるよう促した。
その後小屋関係者が降りて来たのでその旨伝え、注意書きをするように言った。

山をやり始めて初めての経験だったがヤバかった。
五秒速く歩いていたらどうなってたか分からない際どさだった。

2000年にこの聖の下山途中行方不明になった
会社のOBもこの落石にやられたのかも。

滑落や道迷いするコースでは無かったし、
当時の俺より山力のある人だったんだから。

四段の滝の鑑賞場所の滝見場と言うのが山と高原地図にはあるが、
現地には何の標識も無かった。

後何キロで小屋とかの案内板が殆ど無いので現在地を特定し辛い。

おまけに二十年前の地図で道が付け替えられており、
なかなか脚も上がらず、17時過ぎのテント場着になってしまった。

こうして何だか嫌な感じで初日が終わったが、
途中で綺麗な色のトリカブトが出てきた。



出てきた花と景色

    

オサバグサ  ミヤマカラマツ  ユキザサ  ゴゼンタチバナ トリカブト


 
イブキジャコウソウ   二枚目は全く分らない


ハクサンシャクナゲ



  
四段の滝・二枚 遭難碑から見下ろす沢 

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周とリン・クロ 第6週

2014年07月28日 | 周(あまね)とリン・クロ

今週は300g増えたらしい











山籠もりの最中のメールで、載せるのが遅くなった。

順調に体重は増えてるみたいだし、相変わらずリンはご無沙汰みたいだ。

クロはまだ興味あるらしい。

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超健脚男に泣かされた!

2014年07月28日 | 山その他
参ったよなあ、前日千枚小屋途中に行き遭って、
下山後の便乗を頼んだオヤジがいない。

バス受付に確認したら、千枚から下山して
8時のバスに乗ったオヤジが一人いたとの悲しい返事。

交渉成立条件が「俺があんたの乗る10時半のバスに間に合えば」といっても、
さっさと自分だけ乗るのかよと愚痴っても後の祭り。

それにしてもとんでもない下山スピードだったなあ。

4:40に下山開始した俺が2時間かかって着いた清水平で休んでたら彼が到着。
聞いたら俺より1時間遅く出発していて唖然。

終始不調の歩きだった俺も、必死の歩きで何とかまあまあの速さだったんだが。

その時に8時のバスに乗るとかで、4時に出た奴 らがいたと言ったのが拙かった。

7時半の到着予定だから間に合うなと言った男は
更にギア・アップしてあっと言う間に視界から消えてしまった。

見ず知らずのオジンの為に、2時間半もボケーッと待つなんて
できないよなあと納得して下山したが、最後にまたまた驚かされた。

何と18年前はすんなりとトラバース気味に下っていた道が、
アスレチックまがいのタフな道になっていたのだ。

6日間連続10時間前後歩いた身には、
リングに倒れてるのに殴られたボクサーと言ったダメージだオヤジた。

最後の狭いトラバース道を降りロッジまでの暑い道をこなして確認したら、
予想通りとはいえちゃんと8時の便に乗ってたのだから大したものと感心した。

おまけに俺より先に出た2人は間に合わなかったのだから尚更。

ダブル・ストック(ゴムキャップ付き)でトレラン姿の細身のオヤジだったが凄かった。

予定の便に30分しかなく、大慌てでシャワーを浴び
7日間の汗と髭を落として最後の大仕事。

バス待ちの人の輪に向かって、「横浜方面の方がいたら便乗お願いしまーす」
と言っても即座に手が挙がらない。

ふと前方を見るとあの花畑を降りて来るところを撮して、
ブログに載せるので宜しくと頼み、百間洞のトンカツの宣伝をした2人がいた。

交渉したら何とか乗せて貰える事になり地獄に仏そのものだった。

こんなオジンを新車に乗せるは、山の話とはいえ言え、
与太話を長い道中聞いてくれたSさん御夫妻、本当に有り難うございました。

来月の北海道の山旅、目一杯楽しんでください。


レポ第一弾はこれで終わり、次からは苦難の歩きの記録。
コメント (4)
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