まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

原宿の北斎さん 銀座の草間弥生さん

2017-10-14 08:44:15 | くらし

感想はのちほど、なんていや大げさで恥ずかしい。ほんのちょこっとね。

 

こちらの交差点を渡って最初の路地を曲がるとすぐに太田記念美術館。原宿駅から4,5分。

 

いつも声高に叫ぶ脳内の「買うんじゃない!」の言葉がこの日に限って弱々しくて。
散々迷った末、図録を買った理由はひとつ。『奇想のカラクリ』この謳い文句。はい。

展覧会は北斎の奇抜なアイデアを「ビビッドな色彩」「緻密な観察力」「富士を眺める」「隠された富士」
「定番を外す」「大胆な嘘」「知られざる名所」「日本を旅する」の8つのコーナーに分けて
それらをキーワードに北斎の奇想のカラクリを探っていくというもの。

作品そのものは、他で観たり書籍で見たりテレビで観たりして周知のものも多かったけれど、
それらの観点で作品を観ていくと、ああそうなのほんとだすごいなあと。面白かった。

それにしても浮世絵を見るといつも思うのは、
浮世絵って「絵師」「彫師」「刷り師」の三者とそれを束ねる親方が揃わないと傑作って生まれないなということ。


(web拝借) 「東海道金谷の不二」
ここには100人以上の人物が描かれているのよ。よく彫ったなあと恐れ入るわけ。


(web拝借) 東海道江尻田子の浦略図
遠くの塩田で働いている人たちまで描いて彫って摺って。富士山がより印象的に。
もし塩田で働いている人物が描かれなかったら、どうだろうと脳内で削除してみると・・

というわけで老眼の私には館内では説明文字が読みにくくて、でも興味があってつい購入したわけ。
美術館は狭いです、けっこう混み合います、でも展示作品が46点と少ないからゆっくりどうぞ。

さて江戸から現代へ飛躍。ギンザシックスの草間弥生さん。

 

 

 

こじんまりした日本風な美術館には江戸の北斎さんが
現代の最新建物には草間さんが
よく似合う。

 

コメント
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