まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

ドラマ2本 『義母と娘のブルース』 『透明なゆりかご』

2018-09-14 09:02:22 | TV

週に2本も楽しみにしているドラマがあるのは嬉しいことである。
明るいうちはテレビを観ないし、夜も録画しておいたものを視聴するくらいで、リアルタイムにはほとんど観ない。
しかし、このドラマ2本はしっかり観る、眠ると困るから録画予約はするけれど寝ないで済んでいる。
寝てなんかいられないのよ惹きこまれるのよ。

その前に。
7月に書いた日曜美術館司会小野正嗣さんの記事が、
いまだに毎日2ケタの割合で閲覧してくださる方がいて、
あらあ同じようなファンの方がいるのね、喜ばしいことで、とけっこうほくほくしている。

『義母と娘のブルース』

綾瀬はるかちゃん演じる仕事のスキルが高くできるキャリアウーマンが、若くしてなぜか義母になる。
けれど人の心の機微には疎くやりとりがとんちんかん、いやあまりにも真っ直ぐなので食い違うというだけ。
綾瀬さんは、クサナギツヨシクンのドラマ「僕の生きる道」(そう何度も書くがタイトルと音楽が出てきただけで
泣いてたドラマ)での女子高生役の初々しい姿を見たきり、他の作品は観ていない。

いやあ、彼女に参りましたね。一歩間違うとおかしい役を真面目にきっちりと演じているのよ。そこがいい。
話は、ありえないでしょそんなことと思う傍らから、いやもしかしたらあるかもとその境目のラインを行ったり来たり。
時にはライン上をふらふらしながら歩いたり。そのさじ加減が絶妙。違和感全くない。
この脚本家さんが凄いんでしょうね。残るはあと1話。

はたして、はるかチャンはチャライ役がぴったりの佐藤健クン演じるパン屋の店長とハッピーエンドになるのか。
私としてはそれではつまらん気がしないでもないの。微妙。

それとは真逆ともいえるドラマが『透明なゆりかご』
町の小さな産婦人科医院を舞台に、ひとりの感性豊かな少女の目線で、“命とは何か”を問い、見つめてゆく物語。
とうたっているけれど、その通りで。
悔しいことに3話までは暗そうなドラマだと敬遠していた。

4話目の「産科の危機」から見初めてすぐにはまってしまった。
どの回のテーマも重く問いかけてくる内容なのに、観終わった後は、むしろ温かくて清々しくて
「そうだよね、そういうことよね。がんばって」と登場人物全員に共感してしまう。
主人公のアルバイトの看護助手を演じる清原果耶さんが、産婦人科で起こるいろいろな現実に直面して
湧き上がる複雑な感情を見事に演じ分けていて、すっかりファンになってしまった。まだずいぶんお若い。
上から目線でなんだが、脚本、俳優陣、演出、過不足なくバランスが取れていて素晴らしいと思う。
あっそうそうCharaさんが歌う主題歌「せつないもの」がまた効果的でつい涙腺が緩むというもの。
このドラマも今日を含めてあと2話。良質なドラマが終わるのはさびしい。

y
コメント
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