まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

「女の人は強いよ」

2020-02-13 09:01:54 | くらし

予報通りの大雨。予報通りに午後には晴れてほしい。

このところミニバスこまわりくんは空いている。
なぜか空いている、車内に空間がある。息がしやすい。
混雑がひどいときは、運転手さんが後ろドアを開けて客を押し込める。
そのくらい。

空いているから、先日も後部座席4人掛けの席端っこにどっかと座った。
3人が座って、残りの空間に老男性氏がようよう腰を下ろした。とたん。
「はああ」と大きなため息。「杖の分だけ余計だわ」とおっしゃる。
「杖があるから助かってるんじゃないですか」から話は始まった。

何度も「女の人は強いよ」と繰り返すの。
「俺なんか90になるけどもう駄目だよ」
上等じゃない、90で街へ出ておひとりで買い物に行くことができるんだから。
凄いことですよ、と言ってもご当人は納得しない。
「この間なんか俺見てたけど、二重(ふたえ)になったばあさんが、
背中にリュック背負って片手にスーパーの袋持って、杖ついてそこの坂道を
すたすた歩いていたんだから、女の人は強いよ」
ひゃああすごい、それは女の人は強い、納得。

昨日も後部座席で老女とご一緒した。お元気な方。
この間米寿のお祝いしてもらったんですって。
私なんか口が回らないからしゃべりもとろい。それがその方早口でよどみがない。
もうそれだけで私は脱帽。
10人家族の家に嫁いできて、大勢の人たちと一緒に暮らしてたから今一人暮らしは
さびしいと。
子供たちはそばで所帯を持っているから、毎週来てくれるけどやっぱりさびしいと。

お料理大好きなんですって。
新しい料理はビデオにとっておいてそれ見ながら作るんですって。
今朝はホテルの料理人がポテトサラダ作ってたから、それ見て作ってみるそうな。
毎日外に出るようにしているとおっしゃる。
週1回麻雀をするために地下鉄乗って地区センターへと行き、
そのほかにも地域の会館の麻雀に行って。
「楽しいわよ、亡くなった主人が教えてくれたの、よかったわ」と。
最寄り停留所が近くになったら、ごめんなさいね私ばかりしゃべって
と言いながら下りて行った。

ああ、やっぱり女の人は強い。

コメント (2)
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