元職場同僚だった彼女とは長らく年賀状だけのお付き合いだった。
ご主人が起業を計画して彼女もそれに従って日光へと。気苦労多く忙しい日を送ることに。
今年の年賀状に「ようやく一段落して次の段階に入った」との一文があったので、
ぜひとも会いたいわと手紙を出した。
折り返しすぐに電話が来て。
アーティゾン美術館に行きたいからそこでどう?って。
速攻で賛成して。したけれど、そこってどこ?と間抜けな質問よ。
「ブリジストン美術館が新しく開館してそんな名前になったの」と彼女。
そうなのかそういうことなのか。
「チケットは予約制だから私が取っておくね」と言ってくれて何もかも彼女に任せて。
その予約日が21日金曜日、10時から11時半入場の回。
彼女は新幹線で来るという、時間も料金もかかって申し訳ない。
当初は10時待ち合わせだったけれど、せめて通勤時間帯は避けようと11時にした。
待つ人の私は20分も前からうろうろきょろきょろ。
信号の向こうにそれらしき姿が見えたから、お互いに手を振りあって。
ハイタッチしようとして「いいかしら」なんて笑いあう。
18年ぶりよ。懐かしいのなんの。
八重洲中央口から5分 アクセスのいいこと
美術館は6階まで そこから上はオフィス
入口
入場して3階までエスカレーターで行き、セキュリティーチェックを受ける
こちら目玉のタッチパネル 収蔵作品がずらりと
観たい絵をタッチすると このように拡大される
展示は6階部分から始まるのでまずは6階へと
館内はすこぶる洒落ていて近代的 広々としているけれど動線も分かりやすく疲れにくい
チケット予約制のお蔭かコロナの影響か 人が少なくとても静かだった
展示作品には題名のみ 説明も何もなくいたってシンプル
ここ最近の美術館は展示方法にいろいろ工夫を凝らしているけれど これはこれでありかなと
休憩用の椅子も素敵 吹き抜けも多く開放感がある
張り出している2階部分がミュージアムショップ 下がカフェ
入場時間が決まっているだけで、滞在時間には時間制限がない。
そうは言っても200点ちょいの作品をくまなく観るには労力がいる。
彼女も私もこれだけは、に絞って1時間くらい集中的に観たかしら、充分。
その後は、カフェでお昼ごはんを食べながら18年間の四方山話に花を咲かせた。