徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

ジョニー・デップ&レオナルド・ディカプリオ

2009-09-01 01:16:33 | 映画
 明日のNHK衛星映画劇場では「ギルバート・グレイプ」(1993年)を放映する。今日ではすっかり大スターになったジョニー・デップとレオナルド・ディカプリオが共演している。もっとも、この時、デップは30歳、ディカプリオは19歳だった。スウェーデン人のラッセ・ハルストレムは好きな監督の一人だが、彼の作品の中ではこの映画が最も好きだ。また、デップの出演作およびディカプリオ出演作の中でも最も好きな一本である。特に知的障害を持つ少年を演じたディカプリオの演技は絶品。アメリカ中西部の田舎町で鬱々とした生活を送る人々。この雰囲気が1972年にアカデミー賞にノミネートされたピーター・ボグダノヴィッチ監督の名作「ラスト・ショー」によく似ていると言われるが、ハルストレム監督か原作・脚本のピーター・ヘッジスのどちらかが、「ラスト・ショー」にインスパイアされたのは多分間違いないだろう。それからトレーラーで生活する少女を演じたジュリエット・ルイスは、マーティン・スコセッシ監督が1991年にリメイクした「ケープ・フィアー」で強烈な存在感を示したが、この作品でもとても印象的な演技を見せてくれる。