徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

たかがチョコレート、されどチョコレート

2010-03-09 21:55:21 | その他
 今週末はホワイトデー。先月のバレンタインデーからの約1ヶ月ほどで、年間のチョコレートの3分の1を売り上げるだとか、半分を売り上げるだとか言われる。思えば随分、製菓業界のキャンペーンに乗せられてきたもんだ。
 それはさておき、僕はチョコレートには忘れられない思い出がある。若い頃、僕はある水泳大会に出た。50M自由型に出たのだが、予選に勝ち残り、決勝レースを待っていた。昼食からはだいぶ時間が経ち、僕は猛烈におなかがすいてきた。もう会場の外に何か食べに行く時間もない。あまりの空腹感でちょっと気力も失いかけていた。その時、ハッと思い出した。たしかバッグに板チョコが入っていたはずだった。その日のために持ってきたわけではなく、たまたま何か別の行事の残りものだった。僕は慌てて更衣室へ駆け込み、板チョコを割って口に押し込んだ。その直後の驚くべき自分自身の変化を今でも忘れない。体に力が漲り、気力が湧き出てきた。それから数分後の決勝で僕は優勝した。もともとチョコレートは薬用として使われていたと聞く。さもありなん。僕のチョコレート神話となった。