徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

「水前寺成趣園」を聞きながら ~ 花童による玄宅寺定期舞踊会 ~

2013-11-14 23:22:10 | 音楽芸能
 今日は水前寺公園の玄宅寺で毎月一度行われる花童の舞踊会。玄宅寺を訪れるのは今回で4回目になる。夕方6時半から始まるのだが、今日も夕方のラッシュを避けるため早めに着いたので、裏手の、細川忠利公に殉死した寺本八左衛門直次の墓に手を合わせる。この玄宅寺に寺本八左衛門の墓があることを知ったのはもう随分前のことで、森鴎外の短編小説「阿部一族」を読んでからである。「阿部一族」の中で殉死を願って許された十八人の筆頭に寺本の名が出てくる。そんなこともあって一度訪れてみたいと思っていたが、それまで特に縁もないお寺にはなかなか入りづらかった。しかし、幸い花童の舞踊会が始まったお蔭で気兼ねなく訪れることが出来るようになった。しかも、寺本八左衛門の末裔の方とお知り合いになるというおまけまでついてきた。実はこのブログを通じて知り合いとなったSさんと何度かメールのやり取りを交わすうち、Sさんの奥様のご実家が寺本家であることを告げられて大いに驚いた。そして、玄宅寺で花童の舞踊会が行なわれることになった時、さっそくSさんをお誘いした。Sさんは奥様とともに来ていただき、初めて対面することもできた。それからSさんは毎回来ていただいている。
 そんなことを考えながら「水前寺成趣園」の曲に合わせて踊る花童の踊りを見ていた。


今日は素囃子「羽根の禿」の演奏も行われた。


花童全員でのお客様のお見送り