徒然なか話

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縄文時代のくまもと 人々の暮らしぶりは?

2013-11-18 17:03:26 | 歴史
 先週土曜日、新南部遺跡群(しんなべいせきぐん)の発掘調査現場を見学に行った。新南部遺跡群は熊本市東区新南部周辺の白川流域左岸に広がる遺跡だ。まずその広大さに驚く。竪穴住居の跡が50軒以上も見つかっているという。それらの住居が建てられた時代は約3500年前から1300年前までの2000年以上もの長きにわたっているらしく、遺構だけでは特定するのは難しいらしい。
 縄文時代は地球温暖化が進み、海面が上昇して内陸部まで海が入って来ていたというから、今の熊本市の大部分は海だったかもしれない。それによっては人々の暮らしはわれわれの想像とはだいぶ違っていたかもしれない。また、どんな食生活だったのだろうか。縄文時代の後期に始まったと言われる米の栽培は始まっていたのだろうか。説明ではゴボウの畝みたいなものが見られるそうなので、原始的な農耕は始まっていたようだ。調査が進めばいろいろ分かってくるだろうが興味は尽きない。


広大な遺跡群


人々が暮らした痕跡


子供たちの発掘体験


すぐ脇を白川が流れる