徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

リオ五輪を見ながら思ったこと

2016-08-20 22:12:06 | スポーツ一般
■水球強国のはなし。
 リオ五輪の水球男子の準決勝組み合わせを見て驚いた。セルビア対イタリア、クロアチア対モンテネグロだという。イタリア以外は旧ユーゴスラビアじゃないか!たしかに昔、分裂する前のユーゴスラビアは強かった。東京五輪の頃、世界の水球でトップ4といえば、ハンガリー、ソ連、イタリア、ユーゴスラビアだった。この当時のユーゴスラビアは現在、6つくらいの国に分かれていると思うが、それでもそれぞれが世界のトップクラスに君臨しているのは凄いことだなと思う反面、昔から水球王国といわれるハンガリーを始めとする他の国々にもっと頑張ってもらいたいものだ。

■ボランティアのはなし。

 リオ五輪では50,000人の人がボランティアとして登録されているそうだが、既にその30%が出て来ないという。原因はいろいろあるらしいが、どうも彼らを管理する体制がしっかりしていなかったり、手弁当であるボランティアの宿泊などの経済的負担が過重であることなどがあげられている。
 東京五輪(1964)の時、僕は水泳競技のアシスタント・スタッフをやったが、これはアルバイトであり日当が出た。雇われたのは東京在住の運動部学生ばかりだから、宿泊の問題などは基本的にない。当時、ボランティアという言葉すらまだ普及していなかったので、そんな人たちがいたのかどうか記憶にない。少なくとも水泳競技場でそういう人たちに出会ったことはない。当時は、今日のようなテロの心配など全くなかったのでセキュリティもゆるかったから、人手もあまりいらなかったのかもしれない。
 しかし、2020年の五輪ではボランティアなしの運営は考えられないだろう。となると、ボランティアの人たちの宿泊の問題などは早めに手を打っておかないといけないだろう。



東京五輪(1964)水球の優勝国ハンガリーのエース、ジョルジ・カルパティ