徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

ヒューマン & ストーリー性

2017-10-03 16:33:38 | 美術
 「熊日写真展」を観に行く。僕の好みの「ヒューマン」を切り取った秀作が多い。やはり上位入賞作にはストーリー性が感じられる。なかでも、グランプリを受賞した「いざ!舞台へ」には見入ってしまう。それは、たまたま被写体が知人だからというわけではない。少女の澄んだ瞳に映っているのは幕のすき間からのぞく光溢れる舞台なのだろう。そして、これからそこで自分自身が舞う姿をイメージしているのかもしれない。光と影に彩られた少女の横顔は口をキッと結び、これから光の中に進み出る覚悟が感じられる。