徒然なか話

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古代ロマン「邪馬台国」

2017-10-26 19:16:42 | 歴史
 邪馬台国がどこにあったのかは、江戸時代より九州説、近畿説を中心として、諸説が乱立しているが、いまだに確定できる判断材料はない。九州説の中にも具体的には数十ヶ所があげられており、わが熊本にも十ヶ所以上の候補地があげられている。
 邪馬台国というのは「三国志」の「魏志倭人伝」に記された2世紀後半から3世紀前半の頃の日本にあった最も強大な国で、女王卑弥呼が支配したと記されている。また、卑弥呼の後を継いだのも、台与(とよ)という女性であったと伝えられる。日本にはまだ文字がない時代だと思われ、日本側の記録は一切ない。
 熊本では、菊池地方が古代に繁栄した土地であり、大陸と交流があったことが、菊池川流域に展開する数々の遺跡などから推定され、菊池市の迫間川(菊池川水系)流域にあった「山門郷(やまとごう)」が有力な候補地の一つとされている。
 今後も各地で遺跡発掘が行われ、新しい発見もあるだろうが、邪馬台国は古代ロマンとして永遠に謎のままであってほしい。

▼「肥後國菊池郡山門郷」説の菊池市の迫間川流域




謎の隧道トンカラリン(熊本県和水町)の前で卑弥呼舞を披露する松田真美さん