徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

最近のテレビから

2018-02-05 13:00:15 | テレビ
▼ブラタモリ「有馬温泉」(NHK総合)
 今回は日本書紀にも登場する日本最古の温泉、兵庫県の「有馬温泉」。他の温泉と異なり、近くに火山が無い有馬温泉の秘密を探る。特徴の赤い湯や塩分濃度、大変な維持管理などが明らかになる。そして温泉そのものもさることながら、コアなブラタモリファンの間で秘かにアイドル的存在となっている、京都府立大学の松田法子先生が、「熱海温泉」、「別府温泉」に続き三度目の登場。ご専門の研究テーマの一つが温泉町の成立ち、歴史、文化などについて。宝塚のトップスターを思わせるその美貌とたたずまいに見とれているうちに出演時間はあっという間に過ぎてしまった。また、次回の登場を待とう。

▼民謡魂 ふるさとの唄「千葉県旭市」(NHK総合)
 全国でも有数のイワシ漁場として知られる九十九里浜は江戸時代、イワシを乾燥させて作る肥料「干鰯(ほしか)」の生産で大いに栄えた。その歴史を地元の民謡に踊りや芝居を交えた音楽劇で紡ぐ。また、太平洋に浮かぶ島々の民謡も紹介する。遠浅の九十九里浜は漁船を浜に引き上げたり、また押し出す過酷な重労働に女性たちが従事した。「おっぺし」と呼ばれたそんな女性が三人登場し、往時の思い出を語っていたが、明るい表情が余計かつての辛い仕事を偲ばせた。紹介された民謡たちももちろん良かったのだが、音楽劇で使われていた「海饗風唄」のメロディが心に残った。この番組で三味線方や監修を務める本條秀太郎さんの作品だが、「現代民族歌謡」と銘打ち、本来の日本音楽の持つ感性への回帰をめざす本條さんの心意気が詰まった名曲だ。

▼海饗風唄