徒然なか話

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羽生結弦のオリンピック2連覇!

2018-02-17 17:53:43 | スポーツ一般
 フィギュアスケートの羽生結弦選手が見事オリンピック2連覇を果たした。
 結果は12人で構成される審判団が細かい採点基準に沿って判定したものだから、相応の価値ある判定なのだろう。僕はそういった細かいルールは一切わからないので、舞踊や能舞などを見るようなアナログな感覚でしか見ることができない。
 羽生選手は、彼の代名詞のようになったプログラム「SEIMEI」を演じた。このプログラムで使われる音楽は狂言師の野村萬斎さんが主演した映画「陰陽師」で使われたもの。3年ほど前に、羽生選手が野村萬斎さんを訪ねてアドバイスを求めるテレビ番組があった。その時の、萬斎さんのアドバイスで印象的だったことをいくつかあげると

 ● 狂言もスケートも「型」が重要。
 ● 「型」の表現を効果的に見せるためには自分で解釈すること。
 ● 記憶に残る演技には「精神性」が不可欠。
 ● ジャッジや観客だけでなく会場全体を意識し、会場を纏うような気持で。

等々の示唆に富むアドバイスが記憶に残る。

 羽生選手は自分自身の演技をどう評価したのかわからないが、僕にはこれらのアドバイスはすべてクリアできているように思えた。