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西郷どんのルーツ

2018-02-09 17:30:39 | 歴史
 NHK大河ドラマ「西郷どん」が放送されていますが、西郷家のルーツは熊本県菊池市にあります。
 西郷家発祥の地(下の地図参照)に記念碑が建てられていますので、ご興味のある方は一度訪ねてみてはいかが。
 32歳の頃、幕府の追及を逃れて奄美大島の龍郷(たつごう)で約3年間暮らしますが、その時「菊池源吾」と名乗っています。「わが源は菊池にあり」という意味なのでしょうか。
 また、島津斉彬公の参勤のお供で初めて江戸へ上った28歳の頃、豊前街道沿いの休息所「御馬下の角小屋」で店の番頭利平に「ここから菊池の西郷村はいかほどか」とたずね、利平が「三里ほどです」と答えると、「わしは西郷吉之助と申す。親父さまから、ご先祖が西郷村じゃと聞いていたが懐かしくてのう」と言ったというエピソードが伝えられています。
 なお、若宮神社境内の案内板には次のように記されています。
 ここの集落は西郷といい、明治維新で活躍し西南の役薩軍の将西郷隆盛(1827~1877年)の祖先発祥の地です。
 また、この一帯は菊池十八外城の一つ増永城跡で、初代の城主西郷太郎政隆は菊池氏初代則隆の子で菊池一族でした。その後裔26代西郷九兵衛昌隆の時、薩摩に移り住んだという記録があり、初代西郷太郎政隆から32代目が西郷隆盛(生涯のうち3年余、鹿児島県大島郡龍郷町に居住。この時「菊池源吾」と名乗る。)です。
 境内の記念碑「西郷南洲先生祖先発祥の地」は徳富蘇峰筆。熊本三洲会・旧加茂川村有志により昭和27年10月の建立です。


菊池市七城町砂田 若宮神社


若宮神社拝殿


徳富蘇峰筆による記念碑