徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

アイドルのはなし。

2018-02-06 20:54:42 | 日本文化
 昨日のブログ記事に、ブラタモリに出演した松田法子先生のことを「アイドル」云々と書きながらふと思った。いったいいつから普通に「アイドル」などという言葉を使うようになったのだろう。たしか、僕の小中学校時代には使われていた記憶はない。当時も今日のアイドルにあたるような、例えば美空ひばり、松島トモ子、鰐淵晴子など少女スターはいたと思うが、「アイドル」などという呼び方はしていなかった。どうも僕が高校に入った60年代の初めあたりがあやしい。吉永小百合を始めとする若手映画スターや橋幸夫らの若手歌謡スターあたりをアイドルと表現するメディアが出てきたように記憶している。
 国語辞書によれば「アイドル」とは「偶像」「崇拝される人や物」「あこがれの的」「熱狂的なファンをもつ人」を意味すると書かれている。そう言えば、まだ小学生の頃、「第三の男」で知られる英国のキャロル・リード監督の映画に「落ちた偶像」というのがあった。原題は「The Fallen Idol」だった。一人の少年が、あこがれの的だった男性の浮気から大人の現実を知るような映画だった。
 それはさておき、僕が初めて「アイドル」という言葉を口にしたのは多分、高1か高2の時、アメリカの人気歌手リッキー・ネルソンの「ティーンエイジ・アイドル)」のレコードを買った時ではなかったろうか。アメリカではさらにその20年くらい前の1940年代、若手の頃のフランク・シナトラあたりが「アイドル」歌手の始まりだといわれているそうだ。
 日本のアイドルブームも始まって久しいが、どうやら「そこそこ可愛いけれど特に芸はない」人のことを指すようだ。

リッキー・ネルソン「ティーンエイジ・アイドル」

Some people call me a teenage idol
Some people say they envy me
I guess they got no way of knowing
How lonesome I can be

I need somebody to be my baby
Someone to tell my troubles to
I've got no time to ever find her
'Cause I'm just passing through

I travel around from town to lonely town
I guess I'll always be just a rolling stone

If I find fortune and fame
And lots of people know my name
That won't mean a thing if I'm all alone

I get no rest when I'm feelin' weary
I gotta pack my bags and go
I gotta be somewhere tomorrow
To smile and do my show

I travel around from town to lonely town
I guess I'll always be just a rolling stone

If I find fortune and fame
And lots of people know my name
That won't mean a thing if I'm all alone

Some people call me a teenage idol
Some people say they envy me
I guess they got no way of knowing
How lonesome I can be
How lonesome I can be