徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

長谷検校記念 第28回くまもと全国邦楽コンクール(映像)

2023-11-22 19:13:41 | 音楽芸能
 このコンクールを平成23年(2011)の第17回から見始めて12回。うち令和3年の第26回は無観客開催だったので、これまで11回見たことになります。
 コンクールでは箏曲の部、尺八・笛音楽の部、琵琶楽の部、三味線音楽・胡弓の部、三曲等合奏の部の5部門を総合的に評価しますが、過去の参加者数や最優秀賞数を見てみますと「筝曲」が優勢のようです。これは江戸後期から地歌などで筝を主奏楽器とする演奏形態が広まったことや現代邦楽への発展性が高まったことなどが影響しているようです。しかし、筝曲には演奏時間が長い曲も多く、コンクールの5分以内に収めるのは大変なようです。
 これまで僕が見た11名の最優秀賞の中で特に印象深い演奏者は次の5名の方です。しかし、最優秀賞にはなれなかった演奏者の中にも印象に残る方は何人もいらっしゃいます。皆さん邦楽の第一線でのご活躍を祈っています。

第17回(平成23年)箏曲の部 佐藤 亜美
第20回(平成26年)箏曲の部 今野 玲央
第23回(平成29年)筝曲の部 大川 義秋
第25回(令和元年)三味線音楽の部 﨑 秀五郎
第28回(令和05年)箏曲の部 中島 裕康