徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

熊本地震1年半

2017-10-13 19:59:42 | 熊本
 熊本地震の前震発生から明日で1年半。現状は次のとおり。

1.死者・・・246名(うち災害関連死190名)
2.避難所への避難者数・・・46,000名
3.断水・・・ほぼ解消
4.県道通行止め・・・10ヶ所
5.鉄道の不通
   JR豊肥線・・・肥後大津~阿蘇
   南阿蘇鉄道・・・中松~立野
6.阿蘇地域の道路
   去年12月・・・俵山トンネル開通
   ことし8月・・・阿蘇長陽大橋開通
   今月・・・・・・阿蘇登山道路開通
   3年後・・・・・国道57号線迂回路開通


熊本城天守閣復旧工事

プログラミング教育の必修化!

2017-10-12 22:10:07 | ニュース
 東京五輪の年、2020年から実施される教育改革で「プログラミング教育」が小学校で必修化されるという。今日、NHKの「ウワサの保護者会」という番組でそれを取り上げていたので興味深く見た。
 それによると、目的は「論理的思考」を養うことで、パソコン上での操作は便利なツールが用意されているらしい。それを聞いてちょっと安心した。
 「プログラミング」と聞くと30数年前のパソコン黎明期、四苦八苦しながら自習書で身につけて行った「プログラミング」を思い出してしまう。フローチャートを作り、それに沿ってソースコードをタイプし、コンパイラー、リンケージエディターなどを使ってプログラムを作る。テストランしてうまく行かなければまた最初からやり直し。その繰り返しだった。あんな面倒くさいことを小学生にやらせるのだろうかと思っていたが、そうではなかったようだ。
 ともかく、子どもたちがこれからぶつかるであろういろんな問題の解決に「論理的思考」は欠かせないと思う。それを養うためには良い教育になるかもしれない。

鹿島神宮がクレジットカードを発行!

2017-10-11 19:47:09 | ニュース
 TBSの夕方のニュース番組「Nスタ」で、茨城県の鹿島神宮がなんとクレジットカードを発行したというニュースを伝えていた。鹿島神宮は創建が紀元前660年と伝えられる、伊勢、香取と並ぶ三大神宮の一つ。また、香取、息栖と並ぶ東国三社の一つでもあり、最も格式の高い神社の一つである。そんな日本最古級の神社がなぜクレジットカードを発行するに至ったかというと、財政難で、20億円もの費用がかかるという12年に一度の「御船祭」の実行が危ぶまれているのだという。そこで、なんとかその費用を捻出するための窮余の一策としてクレジットカードの発行を思いついたらしい。カードの年会費やポイントは自動的に神社に寄付される仕組みになっており、カード利用者には神社からいくつかの特典があるようだ。財政難に悩む神社は多く、鹿島神宮のクレジットカード利用が広がれば他の神社にも波及するかもしれない。
 ところで、わが母の生家がある玉名市大浜町の外嶋宮にも10年に一度の年紀祭があり、たしか次は3年後くらいに巡って来ると思うが、財政的には大丈夫なのだろうか。


鹿島神宮・二の鳥居


東国三社詣りとは切っても切れない潮来節

藤崎八旛宮例大祭 観能記

2017-10-09 15:20:03 | イベント
 台風で3週間延期となったため、「随兵」に毎年参加している予備校生たちが参加できなくなったというニュースが先日、熊日新聞に載っていたが、御旅所での奉納能も日程変更の影響は大きかった。出演予定だった役者が揃わず、プログラムが大幅に変更されていた。一番期待していた喜多流の能「俊成忠度」は素謡に、同じく喜多流の半能「鵺」は仕舞に変わっていた。残念だが、また次の機会を待とう。一方で、当初、出演予定の無かった喜多流の狩野了一が仕舞「鵺」を舞い、いつもながらの気品ある美しい舞は大いに満足した。


喜多流 仕舞「鵺」狩野了一



金春流 能「羽衣」シテ 秋山純晴

カズオ・イシグロが愛した日本映画たち

2017-10-06 19:54:32 | 映画
 5歳の時、両親とともに長崎からイギリスへ渡ったカズオ・イシグロの日本観は、小津安二郎監督や成瀬巳喜男監督らの、主に1950年代の日本映画から形成されたという。あるニュースに作品名もあげていて、小津安二郎監督の「晩秋」とあったが、これは「晩春」か「麦秋」の誤りだろう。具体的にあげられている下記の作品は、いずれも海外で高い評価を受けていて、今でも多くのファンを持つ映画であって、カズオ・イシグロが日本人の血を引いているからということではないと思う。

◆東京物語
 世界映画史でもトップクラスに評価されている小津安二郎監督の代表作。老夫婦と都会で懸命に生きている子どもたちの気持が、微妙にすれ違う様を描く。戦後日本の家族関係の変化が見てとれる。出演は笠智衆、原節子、東山千栄子、杉村春子、香川京子など。



◆晩春
 これも小津安二郎監督の作品で海外でも高い評価を受けている。ずっと二人で暮らしてきた父と娘が、娘の結婚を迎える微妙な心の動きをほのぼのと描く。出演は笠智衆、原節子、杉村春子など。



◆浮雲
 成瀬巳喜男監督が林芙美子の同名小説を映画化。欧米で根強い人気を持つ。自堕落な男と、そうと分かっていながら別れられない女の愛と悲劇を、戦後の荒廃した社会を背景に描く。出演は高峰秀子、森雅之、岡田茉莉子など。



◆めし
 成瀬巳喜男監督が、これも林芙美子の原作をもとに、倦怠期を迎え、ささいなことで諍いを繰り返し、溝を深める夫婦の姿を描く。出演は原節子、上原謙、島崎雪子、杉葉子など。


玄海竜二さんのその後

2017-10-05 18:07:05 | 音楽芸能
 今日の「テレビタミン」(KKT)で大衆演劇の重鎮・玄海竜二さんの近況を知らせていた。8月24日に横浜の舞台出演後、宿泊先のホテルで脳梗塞で倒れ、そのまま入院して1ヶ月半。3度、生死の境に立たされるという危機を奇跡的に乗り越え、現在は自発呼吸ができるようになり、先日は失われた声を取り戻す手術も無事に終わったという。笑顔で再び熊本の地を踏まれる日が早やからんことを祈っている。


「春のくまもとお城まつり2010」での玄海竜二さん、共演はViento、中村花誠社中


「春のくまもとお城まつり2010」での玄海竜二さん、共演はザ・わらべ、Viento

ヒューマン & ストーリー性

2017-10-03 16:33:38 | 美術
 「熊日写真展」を観に行く。僕の好みの「ヒューマン」を切り取った秀作が多い。やはり上位入賞作にはストーリー性が感じられる。なかでも、グランプリを受賞した「いざ!舞台へ」には見入ってしまう。それは、たまたま被写体が知人だからというわけではない。少女の澄んだ瞳に映っているのは幕のすき間からのぞく光溢れる舞台なのだろう。そして、これからそこで自分自身が舞う姿をイメージしているのかもしれない。光と影に彩られた少女の横顔は口をキッと結び、これから光の中に進み出る覚悟が感じられる。


マルメラーダ!

2017-10-02 22:22:32 | 歴史
 ローカルニュースで、宇土市走潟町のマルメロの収穫が始まったことを伝えていた。
 江戸時代から戦前まで、走潟村(現宇土市走潟町)の緑川(現浜戸川)河岸段丘地に多く栽培され、徳川幕府への献上品となっていた細川藩の銘菓「加勢以多(かせいた)」の原材料として使われていたのが走潟産のマルメロ。バラ科の植物で10月中頃、黄色い果実が成熟する。久しく途絶えていたマルメロの栽培を、平成25年、町興しの一環として復活させ、走潟町の宝にしようと「走潟マルメロ会」を立ち上げて頑張っているそうだ。
 マルメロというのはポルトガル語のマルメレイロの樹の果実の意味で、銘菓「加勢以多」の語源も「Caixa da Marmelada(カイシャ・ダ・マルメラーダ):マルメロジャムの箱」の意からきているそうだ。
※「加勢以多」については「お菓子の香梅」さんのサイトをご覧ください。


Lady Marmalade

超入門!落語 THE MOVIEに「幾代餅」が登場!

2017-10-01 19:02:31 | テレビ
 今週10月5日(木)から「超入門!落語THE MOVIE」(NHK総合)のシーズン2が始まる。初回スペシャル版に登場するのが、おなじみ「幾代餅」。山口達也(TOKIO)、南沢奈央、渡辺いっけいという豪華な顔ぶれで、この古典落語の名作がどう表現されるか楽しみだ。


「ぬし こんどいつ来てくんなますか?」


【あらすじ】
 吉原一の花魁、幾代太夫の姿を錦絵で見た米搗き屋の奉公人・清蔵は恋煩いで飯も喉を通らない。心配した親方が、一年間真面目に働いたら、太夫に会わせてやると約束した。これを信じて清蔵は必死に働き一年が過ぎた。一年分の給金を一晩で使うとは馬鹿者だと言いながらも、一途な想いにほだされた親方は、着物を貸して醤油問屋の若旦那に仕立て上げ、医者の竹庵先生に案内を頼んだ。夢にまで見た一夜は瞬く間に過ぎた。翌朝、太夫に今度いつ来てくれるかと問われると、清蔵は身分を偽っていたことを詫び、また、身を粉にして働いて金を貯め、一年後に必ずやって来ると告げる。この言葉に心を打たれた太夫は、来年の三月に年季が明けたら女房にしてくれと頼む。そして月日が流れ、その時がやって来る…