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閃光ばなしのおはなし

2022-11-19 22:44:28 | 母によるレポ



みなさま、ごきげんよう。

まずは、関ジャニ∞さん!11年連続紅白歌合戦ご出場決定誠におめでとうございます\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/
大晦日にどんなパフォーマンスを見せて下さるのかとても楽しみです。(そうは言ってもNHKさん次第なんですけども)

さて、今年のヘブンリーブルーは花数も多く11月も半ばを過ぎたのに毎朝可憐な花を咲かせています。朝の冷え込んだ時に見える青が何とも風情があり、冷たい風もあいまって儚さも増すように思えます。
冷たい風の中で薄い花びらを揺らしながら咲く姿が章大くんのお姿と重なって見える時がございます。

「閃光ばなし」

とてもよいお話でした。

すぐに感想を書けなくなってしまいました。もう、これは、誰のせいでもないのです。最後まで、そのタイトルのごとく閃光のように走り抜けて欲しかった。カンパニーのみなさん、舞台に関わった全ての方々、そしてチケットを手にしていた方々、劇場ではないどこかで応援していた方々、様々な思いはあるでしょうが、共通する思いもあるのではないかと想像していました。

福原さんと章大君の創り出す舞台は幕が降りても、まだどこかで登場人物たちが生きて暮らしてるような感覚を私にもたらしてくれます。

舞台は終わってしまったけれど、どこかでコージがオキナワと酒を酌み交わし、みれん横丁では今夜も賑やかな話し声が響いているような気がするのです。滝野さんも仕事終わりにたまにはギターを弾いたりしているかな、なんて夜は墨染めが頭の中で流れるのです。

やはり残念なのは、全ての幕が無事に降りなかった事で私の中では、どん詰まりに住む人々がある日突然町ごと消えてしまったような気がしています。雑多なあの場所で生き生きと暮らす人達の姿を想像しにくくなっています。でも、あの時確実に私の目の前に存在していた素晴らしい世界の事「閃光ばなし」の事は書いておこうと思います。

会場が暗転して、ふわりと一枚の大きな布が舞台を覆っていた時に響いた章大君の第一声に鳥肌が立ち涙が溢れました。

是政の声なんだけれど、舞台に懸ける章大君の気迫を感じました。あの声の圧が凄くてグイッと舞台に引き込まれたのです。

見えた来た町の姿にも感動でした。
事前にSNSで細かい部分や全景などが公表されていましたが、本当に凄かった。登場人物達がそこで暮らしているという景色が実に生き生きと感じられたのです。

私の第一印象は「階段の上り下りとか大変じゃない?!」だったのですが、関西で放送されたWSで章大君が語っていましたが、観劇したマルちゃんも同じような事を章大君に話したそうで(笑)

上からの席だったのでバミってあるテープが沢山見えましたけども、舞台のセットが実際に立つ前のお稽古は大変だったんじゃないのかな、と思いました。みなさんプロですから難なく演じていらっしゃいましたけども、上手も下手もギリギリまでセットが立て込んであって、上下の空間も利用して作り上げられたどん詰まりの町の景色は本当に素晴らしかったです。
それは躍動感を持って現実味を帯びた彼らの生活の拠点である事が本当に良くわかりました。どこへ目線を送っても、その先に人々の息遣いが感じられました。

世代としては私がギリギリ産まれる前の事ですが、子供の頃には町の中に似たような景色があったな、と懐かしさも感じられました。
決して美しいとは言えない雑多な環境の中に逞しく生きる人たちの姿が感動的に素晴らしく演じられていました。

セットも驚きでしたが、実際に舞台上をバイクが疾走したり、家をブチ壊したりして、そこにもおったまげました!!

バイクに乗ってる是政、めっちゃかっこいいじゃないですか。政子とおソロの赤いSATAKEのジャンパーは是政も政子も似合っていました。章大君、あの赤いジャンパーを着て自転車乗ったりしてないですよね!?(笑)

是政と政子の歌も良かったな。
福原さんの舞台は章大君に歌わせてくれるから好きです!!

歌詞の内容はちょっと悲しいんだけれど、それが軽やかなメロディーに乗せてちょっとコミカルに歌われるのも福原さんらしい演出なのかな、と思いました。今回はその感じがとても好きでした。

正直なところ大丈夫かなって。
昭和三部作の最終作となれば、当然3時間越えの重い感じなのかな?と。俺節も忘れてもらえないの歌も、いい意味でズシリとした物を毎回気持ちの中に抱えに抱えてしまいましたから。最終作が超ド級に重かったらどうしようかなって・・・。ご一緒した友人ともそんな話をしました。

俺節の時は剛速球のストレートをバシバシ投げられる感じで、後に分かった事は章大君のお身体の事でしたし、忘れてもらえないの歌の時は、ええっ!?何で今こういう物語なの?前から決まってた話なの?と。更には章大君は絶賛反抗期だったわけで、WSでジャズバンドの歌唱シーンがちょっと流れましたけど、こんなに鋭い表情してたっけ、と重々しかった事を思い出しちゃいました。

そんな訳でめっちゃ緊張しながら劇場に向かいましたが、前述の通り章大君の第一声に驚き感動していたら一幕はあっという間に終わっていました。


私が一番印象に残っている場面は、みのすけさんもパンフレットで触れている
是政の回想シーンで亡くなったお父さんが語る場面です。

お父さんの話を聞きながら憂いを帯びた是政の瞳は涙でいっぱいになってゆき、瞬きと共に涙がこぼれ落ちる。なんとも悲しく、そして美しい涙でした。

私が観劇する前にインスタグラムのストーリーズで章大君が楽屋前からの様子をUPしてくれました。その時に両手の指が仏像の印相なのかな?と思ったのですが、舞台を見て正解が見つかりました!あの指は政子の踊りの振り付けだったのですね。
そうね、正確には両手の組み合わせ方が既存の仏像ではありえない形だったのですが、なるほどね!政子の振り付けだったとはね。

で!仏像繋がりなのですが、私が観劇した回では由乃さんは

「広隆寺の弥勒菩薩像」と例えられていました。おっとりとして上品なお嬢様にぴったりだなと思いました。それが後日、Twitterでフォロワーさんが呟いて下さったのですが「東大寺の金剛力士像」に変わっていたそうです。

仏像鑑賞の視点からだと対照的な印象を受けるお像ですけども。

「弥勒菩薩像」は人々を救うためにはどうしたらよいのかと考えて静かに考えていらっしゃるお姿です。「金剛力士像」は東大寺では南大門にいらして、いわゆる門番、ガードマンの役割を果たしていらっしゃいます。

お寺のお嬢様というイメージでは前者の優しい弥勒菩薩像が合っているように思えましたが、ボクシングで是政と戦う場面を見た後だと逞しい金剛力士像もまた相応しいのかもしれない、と思いました。

個人的には二人が結婚するまでに至ったラブストーリーも見たかったし、結婚式をドタキャンした是政の心情など、その時の由乃さんの状況なども詳しく見て見たかったな。だってあんなに激しくボクシングで闘う程に心に秘めていた思いがあったって事でしょう!?(そこを描いていると3時間半超えちゃうなw)

観劇前に久しぶりに友人と話す事が出来ました。チャーミングな友人はおにぎりを頬張りながらこう言いました。

「カーテンコールがすごくいいから!」

なるほど!カーテンコールはすごく良かった!思わず、章大君おかえりなさい!って心の中で叫んじゃったもの。

昨年の「リボルバー」の時はカーテンコールでも表情は硬いまま一言の発声もないままでした。それが不満とかではなかったし、ご時世的にも納得していました。今回は何が良かったかってカーテンコールで「安田章大」にも会えた事なんだと思うのです。是政から安田章大になって笑顔で会場を見つめ手を振る。

尊い(キラキラ)


カーテンコールでお辞儀をした状態で章大君の方から華ちゃんへ頭を寄せて二人で下を向いたまま何かを話して頭をごっつんこしている様子がとても可愛らしかったです。お辞儀が済んで頭をあげた華ちゃんが何か他の演者さんとも語っていました。何を話していたのかな? なんとも和やかで微笑ましかったです。

八起子さんが登場したら、いよっ!待ってました!って心の中で大拍手しちゃったし!!華ちゃんは「凪のお暇」とか大好きだったのでお芝居を見るのがとても楽しみでしたし、透明感があって可愛かったです。

パンフレットの福原さんと章大君の対談の中で章大くんが「ディレイ」って言葉で話している所がギターのエフェクターを思い浮かべながら話したのかな?なんて思ったりして。劇団を作ろうかってお話まで出たと語られているのですが、分かるー分かるーと言いながら読み進めました。

あの時の団結力というか盛り上がりというか、それは見ている側も強烈に感じていたので、演じる側はもっと熱く強く実感していたであろうことは想像出来ますしね。そんなお話が出る位の結びつきがあるのだから、三部作は終わってしまったけれど、また違う形で巡り合う事が出来たら嬉しいなと思っています。

この記事の最初に「町ごと消えてしまった」と書きましたが、こうして振り返って思いを書き出してたら、どん詰まりが蘇って来ました、良かった。

ほいで、最後は良くなかった話なんですけども(笑)

ネタバレに気を付けて過ごしていたのですが、ワイドショーで閃光ばなしが取り上げられた時、うっかりネタバレ見ちゃったんです!
閃光ばなし盛大にして最高の演出である、

クレーンに乗ったバイク

やってもうたーーー!

ネタバレは見ちゃいましたけど、実際にこの目で見たら感動しましたけどね。

そりゃないことは身近にもありました(´艸`*)