雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

除雪

2007-02-14 06:36:54 | 北海道&建機
2年ほど、北海道川重建機にお世話になった。

札幌の冬を二度経験した。
北海道の冬の除雪のエネルギーは、そこに住んでみないと解らないと思う。

日常生活で除雪なしには暮らせないのだが、その規模と頻度は関西の人などにとっては想像できないレベルである。

その除雪の道具として、建設機械を商売にしていたのだが、こんな機械のなかった昔、人々はどのように除雪に対応していたのであろうか。


札幌に赴任するとき、夏の爽快な北海道をイメージして、出来れば庭付きの一戸建てをと言ったら、言下に否定された。

冬を迎えて「なるほど」と思った。
若し一人暮らしなら、駐車場やその周囲の雪かきだけで生活のエネルギーを使い果たしてしまうだろうと思う。

単身赴任者専用で、駐車場の管理は専任の人がやってくれるマンションに住んだのだが、屋根の無い部分では、大雪の翌朝の車に積もった雪だけを落とすのも大変であった。
駐車場に屋根があるなしでは雲泥の差である。
然し、関西などのような屋根では雪の重みで間違いなく潰れてしまうだろう。

そんな雪国であったが、北海道のあの広いところで、車が走るところは全てと言っていいほど、完璧な除雪がなされている。

そんな機械を売る会社にいながら、この除雪のエネルギーの強大さに、ただただ驚嘆したふた冬であった。

そんな懐かしい札幌だが、TVなどに映る映像を見ても今年の雪は大したことはないように見える。
暖冬の方向に世界は向かっているのか。そうなると会社にとっては余りいい傾向ではない。

なかなか、難しいものである。それでもまだまだ、雪の季節である。
スノータイヤをはずしたのは、4月のいつ頃だったか。
それまでは、除雪のシーズンが続くのである。

札幌の雪祭りも終わって、今朝ニュースで作品を取り壊す映像が流れた。
今年は昨年より10万多い210万人の観光客が訪れたとか。

雪、直接仕事にも関係したし、幾つもある北海道の懐かしい思い出の一つである。



コメント (2)
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