雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

昔から人が住んでいたところ

2008-01-18 05:44:14 | 発想$感想
昨日は、阪神大震災13年目で当日のことを思い出してブログをアップした。
そこに書いているが、確かにあの地震にはビックリはしたのだが、当日の朝9時少し前まではそんなに普通の日と変っていないのである。

ちゃんと起きて犬の散歩をし、飯を食っていつものように車で会社まで通勤しているのである。
いつもと違っていたのは、停電で信号が付いていなかったぐらいのことであった。



歴史に残る大地震であったことに間違いないのだが、こんなに沢山の方たちがなくなったことについて私なりに、漠然と考えていることがある。

ホントにちょっとだけ離れた三木では被害がなく、神戸で何故こんなにひどかったのか。
この地震が同じ規模で昔に起こっていたら、こんなことになっただろうか?

私の勝手な推論は、「昔から人が住んでいるところは、住み易いところである」と思っている。


こんな風なことを最初に思ったのは、東北の仙台で暮らした頃である。
冬雪が降る。どこにも降るのだが、昔から人が住んでいるところの降雪量は少ないように思った。
仙台、山形、盛岡、秋田みんな周辺部に比べて少ないのである。
例外が青森市、冬雪の量は半端ではない。
だがここは北海道との連絡船で栄えたまちである。人が住んだ歴史は浅い。

仙台で地震があった。
昔から人が住んでいた旧市街と周辺の新興開発地区との被害の差は歴然であった。

人の永年の知恵で、人は住み易い安全なところを選んで住んできたのではと、
もう40年ほど前、東北に居た頃に何となくそう思っていた。


13年前の神戸の地震の時に、また思い出した。
三木も明石もそんなにひどくないのに、何故神戸だけがと思った。
よく歴史は知らないが、神戸はどちらかと言うと港で急に栄えたまちで、そんなに昔は多くの人は住まなかったのではと思ったりした。

私は今、三木市に住んでいる。
三木は歴史のある旧いまちである。
昨年、E-デイフェンスの見学をした時、所長さんがここを候補に選んだ理由のひとつは地盤が確りしていて、大きな地震実験に耐えることといわれた時、またこのことを思いだしていた。


ロハスなどとも言われている。
便利な生活もいいが、安全に人間らしく生きれる土地に住む知恵を昔の人は持っていたのかと思ったりしている。
コメント (2)
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