鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

カイコウズ

2006-06-29 | 植物
カイコウズ(海紅豆)は、南米原産のマメ科の植物で、鹿児島県の県木に
指定されています。
ちなみに県木はもう1つあり、クスノキです。

梅雨のころ、チョウチョにも似た深紅の花を枝いっぱいに付けます。
いかにも南国らしい派手なイメージの花です。
街路樹や公園の植栽として多く植えられています。

カイコウズは、アメリカデイゴともいい、沖縄や奄美大島で多く見られ、
歌にもよく歌われるデイゴの仲間です。

奄美大島の南にある加計呂麻島の諸鈍には、樹齢300年といわれる
デイゴの大木の並木があります。
ここは、男はつらいよの最終回である「寅次郎紅の花」のロケ地となった
ところであり、寅さんがリリーと暮らしたリリーの家というのがあります。
時間がゆっくりと過ぎていくようなのんびりした場所です。



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伊唐大橋

2006-06-28 | 風景
前日に続き、長島町の橋の紹介を・・・

伊唐島は、長島の北東にある島です。
平成9年に長島と伊唐島の間に橋が完成しました。
伊唐大橋で、全長675mの斜長橋です。斜長橋としては日本一だそうです。
写真は長島側から見たもので、対岸が伊唐島です。

伊唐島は、人口300人程度の小さな島で、漁業と農業の島です。
農業は赤土バレイショが盛んです。

橋の完成時は、こんな小さな島に巨費を投じて橋が架けられたことに、
公共事業に対する批判の声もありました。
でも、この橋の完成で島の暮らしは一変したことでしょう。

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黒之瀬戸大橋

2006-06-27 | 風景
阿久根市と、その西の東シナ海に浮かぶ長島の間にあるのが
黒之瀬戸です。
急な潮流の海峡で、ときどき渦潮を見ることが出来ます。

この瀬戸にかかるのが黒之瀬戸大橋。
1974年完成のトラス橋で橋長は502m。
以前は通行料が有料でしたが今は無料です。
写真は、長島側から撮影したもので、対岸が本土の阿久根市です。

長島町は人口約12000人で、旧長島町と旧東町が合併して新長島町に
なりました。
漁業と農業の島で、赤土バレイショが有名です。

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ゲットウ

2006-06-26 | 植物
サネン、シャニンとも言います。
サネン花と言ったらこの花のことですね。
奄美大島、種子島、屋久島のほか、鹿児島県本土の南の海岸付近でも
見ることができます。

今の時期、白いきれいな花をつけます。
花の香りはあまりしません。

この葉を使っておにぎりを包むのに使用します。
葉っぱの芳香がおにぎりに移って、何ともいえない香りがします。
子供のころ、遠足に持っていったものです。
わが家の庭にも植えており、時々おにぎりを包んでいます。
(写真は種子島で)

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ヤマボウシ

2006-06-23 | 植物
ヤマボウシ(山法師)は、初夏の山を彩る代表的な花です。
梅雨の季節になると、霧島の登山道でよく見ることが出来ます。
写真のヤマボウシは、紫尾山で撮影したものです。

新緑に白い花が映えています。
花に見えるのはガクで、花は中心にある緑の丸いものです。
花を坊主に、白いガクを頭巾に見立てたのだそうです。

秋になると赤い実が実ります。

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ヤクタネゴヨウ

2006-06-22 | 巨樹・古木

ヤクタネゴヨウ(屋久種子五葉)は、種子島と屋久島に生息する五葉松で、
絶滅の危機のある貴重種です。
特に種子島では、生息数100本程度と言われ、非常に少なくなっています。
直径1~2m程度と大きくなり、昔は丸木舟に使われていました。

写真は、種子島の鴻峯(こうのみね)小学校の庭にあるヤクタネゴヨウです。
新種子島空港のすぐ近くにあり、種子島で簡単に見ることのできるヤクタネゴヨウです。

樹高は15m位でしょうか。幹の直径は1m程度はあります。
ずっと子供たちの成長を見守ってきたことでしょう。
残念ながら、鴻峯小学校は現在休校となっています。



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藺牟田池

2006-06-21 | 水辺の風景
藺牟田池は、旧祁答院町(現薩摩川内市)にある火口湖です。
標高295m、周囲4km、水深3.5mの池です。

池には浮島があり、またベッコウトンボの生息地としても知られています。
平成17年には、国際的な水鳥の生息地として、ラムサール条約に登録
されました。

湖畔には池の自然環境を展示した展示館(アクアイム、入館料200円)があり、
藺牟田池の自然が学べるようになっています。

池の周囲は、サイクリングロードとして整備されており、また周囲の山
(外輪山)は登山コースとして楽しめるところです。

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つのまき

2006-06-19 | 食べ物
種子島の妻の実家からつのまきが送られてきました。

つのまきは、灰汁(あく)を入れた水にもち米を浸し、ざるにあけてから
ダンチクの葉で三角形に巻いて煮るもので、鹿児島の代表的な食べ物
であるあくまきと同じ作り方です(あくまきは、孟宗竹の皮で包む)。
三角形の角があるのでつのまきといいます。
もち米に小豆やささげを入れることもあります。

種子島では、あくまきも作りますが、このつのまきもよく作ります。
種子島独特の食べ物のようです。

おにぎりより小ぶりで、そのまま食べてもいいし、好みにより砂糖や
きな粉をつけて食べたりします。
おやつ感覚で1~2個はすぐ食べられます。
あくまきと同じで独特な風味のする食べものです。

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グアバの花

2006-06-18 | 植物
我が家の庭にあるグアバの花です。別名バンジロウ。
白い花びらと、ひげのような長いおしべとめしべ。
目立たないが小さくて可憐な花です。
匂いは甘酸っぱい匂いがします。

秋になると丸い果実が実り、中はピンク色のザクロに似た
果肉がつきます。
果実が実ったら、写真をアップします。

葉っぱはグアバ茶として利用できます。

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ヤマモモ

2006-06-17 | 食べ物
子供のころ、6月になると、種子島の山へヤマモモを取りに行くのが
楽しみでした。
地元で、「ミズモモ」と呼んでいたものが、粒が大きく、赤紫に熟すと甘くて、
みずみずしくて、上品な味がして、大好きでした。

写真は、鹿児島市の街路樹のヤマモモの実を撮影したものです。
取る人など誰もいなくて、歩道にボタボタと落ちています。

去年、このヤマモモを少しいただいて、ヤマモモ酒を作りました。
ヤマモモの赤がお酒に移って、赤ワインのようなヤマモモ酒が出来ました。
ヤマモモが甘い上に、砂糖を入れるので、私には甘すぎるようです。

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