鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

オランダガラシ他

2012-02-28 | 植物

厳しい寒さの冬ももうすぐ終わろうとしています。

野に花が咲き始めました。

 

オランダガラシ(和蘭芥子、アブラナ科)

クレソンのことです。清流に咲いていました。

葉をサラダや白和えにして食べています。

 

ホトケノザ(仏の座、シソ科)

花の下の葉を、仏の蓮華座に見立てたものです。他の花に先駆けて早春に咲きます。

 

アオキ(青木、ミズキ科)の実

彩りの少ない山で、鮮やかな赤い実が目を引きます。

 

ルピナス(ルーピン、マメ科)の田んぼ

昔は、レンゲソウとともに、田んぼによく植えられていました。向こうの山は、笠沙の野間岳。

 

ヒカンザクラ(緋寒桜、バラ科)

山桜はまだですが、ヒカンザクラが咲いていました。鮮やかなピンク色の花です。

 

ヒカンザクラのアップ。

 

次は、自宅の庭の花です。 

サクランボの花が咲きました。

花見をしたあと、実を楽しみます。今年もたくさんなるといいな。

 

クリスマルローズ(キンポウゲ科)

赤い花もあります。

 

玄関を彩ってくれる椿。岩根絞という種類です。

次々と、1ヶ月以上花を咲かせてくれます。

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梶原迫の田の神他

2012-02-26 | 田の神

鹿児島市の田の神を3体紹介します。

 

宇宿町にある梶原迫の田の神です。

中間公民館の庭にあります。

 

足の部分が台座になっており、右手にメシゲ、左手に椀を持っています。

 

後に、「寛政十二年申二月吉日」という文字がはっきり刻まれています。

1800年の建造です。

 

山田町の皇徳寺団地東口信号の近くにある、札下の田の神です。

 

あごひげを伸ばし、左手に椀を持っています。右手は欠けていますが、メシゲを持っていたと考えられています。

 

後姿。

 

享保十二年の文字と24名の名前が刻まれており、1727年、郷士と農民が一緒に建てたと考えられています。

「藤兵衛」などの文字が読み取れます。

 

田上町広木の広木農協の近くにある田の神です。

道路脇のコンクリートブロック塀の前にあります。左は、耕地整理記念碑。

 

シキをかぶり、右手にメシゲを持っています。

 

田んぼを見つめています。

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鹿児島港

2012-02-24 | 水辺の風景

鹿児島港の風景です。

 

ドルフィンポートの2階から鹿児島港を望む。広場のテントは、陶器市です。

 

陶器市の向こうの船は、奄美航路です。

 

陶器市を覗いてみました。

 

ドルフィンポート前の広場から鹿児島港と桜島を望む。

 

 

一丁台場の石造り防波堤。明治5年頃の建造で、土木学会選奨土木遺産です。

この沖合いが埋め立てられて、北埠頭になっています。

 

一丁台場の水路にシイラが泳いでいました。飼っているものです。

 

三島航路の岸壁。この船に乗って硫黄島へ行きました。

 

岸壁で、釣り人が糸を垂れていました。

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果物の女王

2012-02-22 | エッセイ

果物の女王は誰か。

 

かつて、バナナが女王といわれた時代があった。

私が子供の頃、バナナは外国から来たスターで、めったにお目にかかることはなく、たまに食べると、果物なのにケーキのような甘い上品な味にうっとりしたものだった。

今、その地位は低下した。

一年中出回り、値段が安いせいである。

だが、バナナには実力はあるのだ。

人間が食べやすいように、皮は剥きやすく、種はなく、おいしくて栄養もある。

人間のために究極まで進化した果物といえる。

最近、バナナが見直され、スポーツ選手などにもバナナを愛好する人がいるという。

 

「果物の女王はメロンである」

このことに異議を唱える人は少ないだろう。

端正な丸い姿。

スイカのようにバカでかくもなく、それでいてずっしりと重量感のある存在感。

着ている衣装がまたすばらしい。

表面に浮き出た立体的な白い網目模様。

豪華な絹の衣装をまとっているようだ。

こんな豪華な衣装を着ている果物は他にない。

体はみずみずしく、味は上品な甘い味である。

存在感、豪華さ、高級感、上品さ、どれをとっても他の果物を寄せ付けない。

 

と、そこへ強力なライバルが現れた。

マンゴーである。

宮崎当たりの出らしいが、前の知事が「宮崎をどげんかせんといかん」と考えて、デビューに力を入れたようだ。

姿は端正な丸ではなく楕円形で、やや斜に構えたところがある。

衣装は、メロンのように豪華ではないが、薄くて赤い派手な衣装を着ている。

体はメロンに劣らずみずみずしく、トロピカルで濃厚な甘い味である。

強烈な個性の持ち主といえよう。

1個何万円もするものもあり、高級感という点ではメロンに負けない。

 

だが私は、存在感や上品さにおいて、メロンに一票を投じたい。

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知覧の武家屋敷(2)

2012-02-20 | 石橋

知覧の武家屋敷の続きです。

 

旧高城家住宅。

これも、オモテとナカエが合体した知覧型二ツ家です。

 

高城家の庭園。

 

こちらは池のある庭園です。池がある庭は珍しいです。

 

武家屋敷を観たあと、麓川を上流へ少し行くと、石橋の矢櫃橋(やびつばし)があります。

 橋長:14.3m

 幅員:2.8m

 架設年代:嘉永5年頃

 

上流から見た矢櫃橋

 

麓川を下流へ行くと、右岸側に大心寺があります。

 

お堂の前の池に石橋があります。

 

石橋を側面から見る。

 

近くの水路に桁橋が二つあり、そのうちの一つです。

 

大心寺から県道を挟んで反対側に、富屋食堂があります。

特攻の母として慕われた鳥濱トメさんが経営していた食堂で、特攻隊員の憩いの場でした。

当時あった場所に再現したものです。

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知覧の武家屋敷(1)

2012-02-18 | 史跡

知覧の武家屋敷を紹介します。

鹿児島の武家屋敷跡(麓)の中で一番有名で、観光客が多いです。

 

整然としたイヌマキの並木の通りが続きます。

国選定の重要伝統的建造物群保存地区になっています。

 

西郷恵一郎邸庭園。

7軒の庭園が国指定文化財となっており、一般公開されています。

 

平山克己邸。

 

平山克己邸庭園。

背後の山を借景としています。

 

立派な武家門の家が並びます。

 

庭の手水鉢。

 

石垣とイヌマキの並木が続きます。

 

知覧型二ツ家。

居住用のオモテと台所のあるナカエが合体した造りの家で、知覧だけに見られるものです。

 

家(オモテ)の内部。

 

佐多直忠邸庭園。

ここも、背後の山を借景としています。

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りんかけ

2012-02-16 | 食べ物

種子島から、黒砂糖と落花生が送られて来ました。

黒砂糖は、沖ケ浜田の砂糖小屋で作られた手作りです。(最近、この様子がNHKのたべもの一直線という番組で放送されました。)

種子島のお菓子に「りんかけ」があるので作りました。落花生の黒砂糖まぶしのことです。

 

殻付き落花生をオーブンで焼いて皮を剥きます。

 

黒砂糖を小さく砕き、フライパンで熱して軟らかくなったら落花生を混ぜます。

 

りんかけの完成です。ミネラルが豊富で、おやつや焼酎のつまみにいいです。

みやげ物として売られていますが、自分で作ったものはまた味が違います。

 

浜ゼリ(ハマボウフウというセリ科の植物の新芽)と青のりも送られて来ました。

さっと湯がいて酢味噌和えで食べました。浜ゼリはほろ苦い味で、これも焼酎のつまみにいいです。

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照国神社

2012-02-14 | 史跡

鹿児島市の照国神社を訪れました。島津斉彬を祭る神社です。

 

参道で市が行われていました。2月11日のことです。

 

石燈籠。

 

門です。

 

社殿。鹿児島で一番初詣客が多い神社です。

この日は、東日本大震災から11ヶ月の日。私も復興を祈りました。

 

社殿の前の石橋です。

 

石橋を側面から見たもの。

 

島津斉彬の銅像。

大正6年、彫刻家の朝倉文夫によって製作されました。

 

近景。

 

照国神社に比べて参拝する人は少ないですが、隣にある護国神社です。

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鴨池日枝神社のクスノキ

2012-02-12 | 巨樹・古木

鹿児島市鴨池1丁目にある鴨池日枝神社を訪ねました。

 

鴨池日枝神社。市街地にある神社です。

 

社殿の左にクスノキがあります。

お多福の面は、節分の後だったためでしょう。

 

社殿。創建は1749年頃です。

 

クスノキの全容。樹齢250年ですが、枝ぶりもよく樹勢がいいです。

鹿児島市保存樹に指定されています。

 

根元。空洞化は見られません。

 

絵馬にもクスノキが描かれています。

 

龍の脚の石燈籠がありました。

2本の龍の脚の石燈籠は初めて見ました。

 

水神様の碑。

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岩屋公園

2012-02-10 | 水辺の風景

前回紹介した川辺町の清水磨崖仏の周辺は、岩屋公園となっているので、風景や史跡を観ていきます。

 

偲ぶ橋を下流から見たものです。

 

万之瀬川。この右岸(写真左)が公園になっています。

 

万之瀬川に架かる飛び石の橋。

 

木造トラス2連アーチ橋の平安橋。

 

池と「桜の館」。

 

銀閣寺に似た館です。

 

池に架かる石橋。

 

公園の一角にある清水篠井出用水路隧道。

1663年、万之瀬川から下流の水田にかんがいする用水路として掘られた隧道です。用水路全長446mのうち、隧道は173mです。

この用水路は、疎水百選に選定されています。

 

隧道入口。

石造りアーチの、立派な坑口です。

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