鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

焼き芋

2006-12-30 | 食べ物
今日は年末の大掃除。
自宅の庭を掃除して、焚き火をしました。


焚き火といえば焼き芋です。
種子島から、からいも(さつまいも)をたくさん送ってきたので、焼き芋を作りました。
普段はレンジでチンして食べるのですが、焚き火をしたときは焼き芋が一番です。
ホクホクしておいしいです。


芋といえば、一昔前は「いもねえちゃん」などと、田舎ものの代名詞みたいに言われたものですが、近頃は芋の格もあがってきました。
特に、種子島の安納芋や種子島紫などは人気が高くて、よく取引されています。
種子島出身者としてはうれしい限りです。
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芋焼酎

2006-12-29 | 食べ物
観光鹿児島を売り出すキャッチコピーに、5S だか7Sという言葉があります。
桜島、西郷さん、スパ(温泉)、焼酎などです(他にはスローライフ、スローフード、新幹線)。
数ある鹿児島の食の中で焼酎だけが入っていますから、焼酎は鹿児島の食の中でも代表選手といっていいでしょう。


手元に「鹿児島本格焼酎マップ」という小冊子兼地図帳があり、鹿児島の代表的な焼酎の蔵元が114紹介されています。
もちろん芋焼酎ですが、銘柄によって微妙に味が異なり(もちろん値段も異なる)、これらを飲み比べるのも鹿児島の楽しみの一つです。

たまたま我が家にあった焼酎の空き瓶を写して見ました。
味の違いを書き分けられたらいいのですが、それだけの筆力はありませんので、銘柄とメーカーを書くだけにします。


元老院(肝属郡錦江町城元、白玉醸造合名会社)
三岳(屋久町安房、三岳酒造株式会社)
伊佐美(大口市上町、合資会社甲斐商店)


八千代伝(垂水市新御堂字鍋ヶ窪、八木酒造合名会社)
魔王(肝属郡錦江町城元、白玉醸造合名会社)
蔵の神(薩摩川内市五代町、山元酒造株式会社)
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キンカン

2006-12-28 | 食べ物
鹿児島はキンカンの産地です。
特に、薩摩川内市入来町はキンカンの町として売り出しており、街路灯もキンカンの形をしています。
多くの農家がキンカン栽培をしており、ハウス栽培をしているところもあります。
都会に高値で出荷しているようです。


キンカンは、直径2~3cmの小粒のかんきつ類です。
食べ方は、まず生食があります。
皮ごとそのまま口に入れて食べると、かんきつ類特有の甘酸っぱい味と香りが口中に広がります。

それからキンカン漬けにして食べます。
アクを取りながら煮て、砂糖か蜂蜜を加えて煮詰めます。
こうすると保存食にもなり、のどにもいいので風邪を引いたときに食べたりします。
また、おせちの1品として添えることもあります。
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ダチュラ

2006-12-27 | 植物
この時期、ダチュラの花があちこちに咲いています。
ナス科の植物で、下向きのラッパ状の花をいっせいに咲かせます。
これは白ですがオレンジやピンクの花もあります。
エンジェルストランペットやチョウセンアサガオいう別名で呼ばれることもあります。
白百合にも似た清楚なイメージとは異なり、毒があるそうです。


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布引の滝

2006-12-26 | 水辺の風景
前日紹介した姶良町の白銀坂の隣に谷があり、思川の支流が流れています。
この川に布引の滝があります。


滝に行くには坂道を登っていきますが、最後は立派な木作りの道になっています。


布引の滝です。
吉野台地を水源としており、高さ20m、幅2mの細長い滝です。
名前の由来は、白布をかけたように見えることから付けられています。
この付近は、近年白銀坂と合わせて整備され、セットで散策できるようになっています。
ただし、白銀坂を登り切るにはある程度体力がいります。


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歴史街道白銀坂

2006-12-25 | 史跡
姶良町重富から鹿児島市牟礼ケ岡まで至る歴史街道の「白銀坂」という道があります。
大口筋と呼ばれる街道ですが、大口筋とは、鹿児島城下から重富、加治木を経て大口に至る街道です。
明治6年に海岸沿いの国道10号線が開通するまで、この道が利用されていました。
延長3km、高低差300mの坂道です。


写真のように石畳が敷かれ、よく整備された道です。
10年位前までは荒れており、人は通れませんでしたが、今は整備されて通ることができます。
坂道を登りきると、島津ゴルフクラブの横に出ます。
私は今まで2回登りましたが、ちょっとした登山並みでした。


坂の中腹からは、姶良や加治木の町と錦江湾の奥の景色が見えます。
それにしても、昔の人はこのような坂道を旅していたのですから、健脚です。
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クチナシの実

2006-12-24 | 植物
鹿児島は昨日、今日と快晴で、クリスマスイブとは思えない暖かい日が続いています。
連休でもあり、絶好の大掃除日和です。
大掃除、障子の張替え、年賀状書きと忙しく過ごしています。
その合間を縫ってのブログの更新・・・

庭にクチナシの木を植えていますが、実が赤く色づいています。
クチナシは初夏に純白の花を楽しみ、同時に甘い香りを楽しむことができます。
そして冬になると赤い実を楽しみ、3度楽しめます。
クチナシという名は、実に開く口がないことからつけられたそうです。
赤い実は食品の色づけとしても用いられ、栗きんとんの着色料になります。
また、医薬品としても使用されます。


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かからん団子

2006-12-23 | 食べ物
種子島から、かからん団子が送られてきました。
かからん団子は、5月の端午の節句の頃よく作る鹿児島の郷土菓子ですが、この時期以外にも作ります。

材料は、団子の粉(もち米粉、米粉を1:1で混ぜたもの)、ヨモギ、砂糖・塩少々で、これらを混ぜて水を加えて練り、丸めます。
これをサルトリイバラの葉で包んで、蒸し器で蒸します。

サルトリイバラは、とげのあるつる植物で、秋に赤い実をつけます。
鹿児島では、サルトリイバラの葉のことを、かからん葉といいます。
「かからん」とは鹿児島弁で触らないという意味で、とげがあるためサルも触らない、ということに由来しています。
味は、もっちり感があり、ヨモギの味がほんのりする素朴な味です。

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あやまる岬

2006-12-22 | 水辺の風景
奄美大島の北に位置する笠利町の東海岸に、あやまる岬という岬があります。
奄美の海岸や喜界島を見晴らせる景色のいい岬です。
岬の先端は小高い丘になっており、展望台があります。


展望台から南東を見たところ。
写真では薄くてわかりませんが、喜界島が見えました。
喜界島はサンゴ礁からなる平坦な島で、サトウキビ栽培が盛んです。


南を見たところ。
運動公園や遊具施設がある。向こうは土盛海岸。

あやまる岬とは、何かにゴメンナサイとあやまっている岬のことなのか。
ここから眺める地球が、綾なすように丸く見えることから名づけられたそうです。


展望台近くの砂地に、ホソバワダンの黄色い花が咲いていた。
ホソバワダンは、海岸に生えているキク科の植物で、秋から初冬にかけて花を咲かせます。
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奄美のポインセチア

2006-12-21 | 植物
もうすぐクリスマス。
クリスマスを代表する植物といえば、モミの木とポインセチアですね。
この時期、鉢植えのポインセチアがよく出回ります。
越冬するのが難しいため、日本(本土)では路地植えはあまりありません。

奄美大島に行ったら、あちこちの家の庭にポインセチアが植えてあり、真っ赤に色づいていました。


ポインセチアは、中米原産のトウダイグサ科の低木です。
赤いのは葉で苞葉(ほうよう)とよばれ、日照時間が短くなると色づいてきます。
本当の花は中心にある黄色い花です。

奄美大島は、同じ鹿児島県とはいえ、本土や種子島とはずいぶん植物相が違います。
コメント (2)
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