鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

ホシアサガオ他

2012-10-30 | 植物

秋も深まってきた10月下旬、野山で見かけた花たちです。

 

ホシアサガオ(星朝顔) ヒルガオ科

花は五角形の星形をしており(名前の由来)、中心が濃い赤紫です。普通のアサガオより小さいです。

 

ヒメアザミ(姫薊) キク科

普通のアザミより花が小さく、茎は長く、全体に華奢な感じのアザミです。

 

イナカギク(田舎菊) キク科

花はやや小さく、葉の切れ込みはありません。九州南部のものは、サツマシロギクとも言うようです。

 

サザンカ(山茶花) ツバキ科

今の時期、生け垣のサザンカはよく見ますが、これは山で見かけたサザンカです。

 

チャ(茶) ツバキ科

サザンカの花とよく似ています。

 

ヤクシソウ(薬師草) キク科

名前は、薬師如来に由来するようです。

 

カラスウリ(烏瓜、ウリ科)の実

食べられませんが、鮮やかな赤で、山を彩ってくれる実です。花もレースのようで、きれいです。

 

ツワブキ(石蕗 ) キク科

これから次々に花を咲かせ、晩秋の野を彩ってくれます。

 

 

トキワハゼと同じゴマノハグサ科のようですが、名前がわかりません。

花は、1cmくらいと小さいです。田んぼの畦に咲いていました。

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慈眼寺公園

2012-10-28 | 風景

鹿児島市上福元町の慈眼寺公園を散策しました。

慈眼寺は、百済の名僧日羅上人によって飛鳥時代に開基され、薩摩の三ケ寺といわれました。寺は廃仏毀釈で破壊されました。

 

駐車場の近くにそうめん流しがあります。営業は3月~10月で、このときも営業していました

この付近は、紅葉の頃がきれいです。

 

和田川沿いの遊歩道を、上流へ行きます。

 

階段を上ったところにコスモス園があり、満開の花が咲いていました。

 

コスモス園の隣の広場では、家族連れやカップルが憩っていました。

 

広場にあるイタリア式水階段(カスケード)です。正面の階段から水が落ちています。

 

カスケードの階段を上ると、展望台があり、鹿児島市街地を一望できます。

桜島はかすんでいました。

 

展望台の隣にある谷山神社にお参りしました。

 

再び和田川まで下りてきます。

崖の下から水が湧いている「酒水の井戸」です。この水は酒造に使われてきました。

 

和田川に石橋が4つあります。

これは、稲荷神社の前にある稲荷橋で、上流から見たものです。

 

アーチ橋の澄心橋を下流から見たものです。

 

仏像が並ぶ川沿いの遊歩道を上流へ行くと、駐車場に戻ります。

町の近くにある自然豊かな公園で、史跡も多く、散策するのに適したところです。

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秋の味覚

2012-10-26 | 食べ物

味覚の秋で、食べ物がおいしい季節です。

 

 

種子島の実家から、手作りかるかんが届きました。かるかんは、鹿児島の代表的な菓子ですが、種子島では秋に手作りします。

材料は、かるかん粉、山芋をすりおろしたもの、砂糖で、これらを合わせて蒸して作ります。

 

実家から、あおし柿も届きました。渋柿を焼酎で渋抜きしたものです。

実家の庭の柿の木は、私が子供の頃から実をつけており、懐かしい味です。よく運動会に持っていっていました。

 

チンチクダケ(正式名ホウライチク)のタケノコの煮物を作りました。

夏に生えるタケノコで、私が採って保存していたものです。アクが強いので長く保存でき、アク抜きをすればいつでも新鮮なタケノコが食べられます。

手前は、からいもでんぷん団子で、とろっとした食感があります。でんぷんは種子島から送ってきたものです。

 

お寿司も作りました。

 

辺塚だいだいをいただきました。

南大隅町の辺塚集落に古くから自生していたかんきつ類で、だいだいの原種といわれます。とてもジューシーで香りがよく、いろいろな料理や飲み物に使えます。

焼酎に入れて飲みました。

 

山歩きをしていて、椎の実を拾いました。

炒って食べますが、子供の頃食べていて、これも懐かしい味です。

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韓国岳(2)

2012-10-24 | 風景

韓国岳登山の続きです。

 

山頂から見た韓国岳火口。水はたまっていません。

 

火口壁の紅葉。

 

大浪池。向こうは噴煙を上げる桜島です。

 

高千穂峰(1574m)と、手前は新燃岳です。

 

新燃岳の火口は、マグマで埋まっていました。山肌には火山灰が堆積しています。

 

火口の近景。あちこちで水蒸気が上がっています。

 

これは以前の新燃岳火口の様子です。2007年4月14日です。

火口には以前からずっと、コバルトブルーの池がありました。

 

2009年5月5日です。池が突然褐色に変色し、水蒸気が上がっていました。噴火の予兆だったのでしょうか。

 

登山で見かけた花です。

ホソバリンドウ(細場竜胆、リンドウ科)

 

ツクシアザミ(筑紫薊、キク科)

山麓から山頂近くまで咲いていました。

 

季節外れのミヤマキリシマ(深山霧島、ツツジ科)が咲いていました。

 

シロドウダン(?)の紅葉。

 

帰りは、福寿温泉で汗を流して帰りました。入浴料100円です。

霧島に行ったときは、たいていこの温泉に入って帰ります。

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韓国岳(1)

2012-10-22 | 風景

霧島の韓国岳に登りました。新燃岳の噴火以来初めてです。

新燃岳から半径2km以内は入山禁止ですが、韓国岳は登れるようになりました。

 

韓国岳。中央は爆裂火口です。

紅葉の盛りにはもう少しでした。

 

前の写真を撮った背後にある硫黄山。

1962年まで、硫黄を採掘していました。今も黄色い硫黄が見えます。

 

甑岳。きれいな台形の山で、山頂に湿原があります。

 

韓国岳登山の基地、えびの高原です。中央は白鳥山、右の白いのが硫黄山です。

 

鮮やかな紅葉がありました。

 

右から甑岳、硫黄山、白鳥山です。

 

5合目に到着です。若者の団体に会いました。

 

山肌の紅葉を眺めながら登ります。

 

池巡りコースです。手前が不動池、右奥が六観音御池。左奥が白紫池(びゃくしいけ)で、その向こうが白鳥山です。

これらの池を巡るのもいいです。

 

韓国岳の火口壁が見えてきました。

 

ガレ場となり、頂上は近いです。

 

山頂(1700m)に到着です。ゆっくり休みながら登って、2時間弱でした。

次回は、山頂からの眺めです。新燃岳火口が見えます。

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羽山神社の杉

2012-10-20 | 巨樹・古木

霧島市福山町柴建の羽山神社にある杉を紹介します。

 

 

羽山神社。創建は1732年で、農業の繁栄や牛馬の守護神として信仰を集めています。

社殿の左右に2本の御神木の杉があります。霧島市指定文化財(天然記念物)です。

 

 

正面からは逆光なので、神社の裏側から撮った2本の杉です。上から下まで、濃い緑を茂らせています。

樹齢250年以上、幹周り6m以上です。

 

 

前の写真の右(神社に向かって左)の杉の全容。

 

 

下部。

 

 

正面から見た根元。

 

 

神社に向かって右の杉です。

 

 

正面から見た根元。

この神社の杉は、2本とも根元から大きく枝分かれしているのが特徴です。

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笹嶺馬頭観音

2012-10-18 | 史跡

薩摩川内市樋脇町笹嶺にある、笹嶺馬頭観音を紹介します。

県道山田入来線に案内板があり、これに従って行きます。

 

 

馬頭観音の下にある案内板。薩摩川内市指定文化財です。

 

 

前の案内板から少し登っていくとあります。

 

 

馬頭観音は、人の煩悩を食べつくして救済する観音です。

江戸時代以降、牛馬の安全と増産、死んだ家畜の供養として一般に広がりました。

 

 

憤怒の表情で、頭上に馬をいただいています。

 

 

斜めより。三面八臂(顔が3面、手が8本)の像で、彩色が施されています。

 

 

正面の近景。精巧な彫刻技法で彫られています。

鹿児島に、馬頭観音は他にもありますが、これほど精巧なものは初めて見ました。

 

 

右面。

江戸時代の作と考えられています。

 

 

左面。

作者は不詳です。

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むしろ瀬

2012-10-16 | 水辺の風景

徳之島の北西端にある「むしろ瀬」を紹介します。

 

 

海岸に花崗岩が露出し、独特の風景を造っています。

石の造形を見ていきます。

 

 

むしろを敷いたように見えることから、むしろ瀬といいます。

 

 

巨岩が点在しています。人面?

 

 

亀?

 

 

板状の岩。

 

 

東方の遠景です。

 

 

放射状の岩。

 

 

積み重なった岩。

 

 

沖に島影が見えます。

奄美大島の南にある加計呂間島、請島、与路島です。

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樋脇鉄道記念館

2012-10-14 | 史跡

薩摩川内市樋脇町にある、樋脇鉄道記念館を紹介します。

樋脇支所(旧樋脇町役場)の近くにあります。

 

 

国鉄宮之城線の樋脇駅でしたが、1987年に廃線となりました。

旧駅舎が記念館になっています。

 

 

鉄道公園の看板。

 

 

駅舎の前にある車輪。

 

 

駅舎内部。ほぼ当時のまま残されています。

 

 

改札口を出てホームに出ると、線路が残っています。

 

 

車輪が二つあります。

 

 

こちらの車輪は、歯車が中央です。

 

 

こちらは歯車が端で、大きいです。車輪に動力を伝えるのにも、いろいろなタイプがあるんですね。

 

 

近くに、樋脇のシンボル丸山(218m)があります。

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金峰山

2012-10-12 | 風景

南さつま市金峰町の金峰山に登りました。

 

いも畑の向こうにそびえる金峰山。金峰町のシンボルです。

 

麓にある金峰2000年橋。木製アーチ橋です。

 

金峰2000年橋から見た金峰山で、最初の写真の反対側になります。中央が本岳、右が北岳、左が東岳。

本岳と北岳の間の鞍部まで林道があり、駐車場があります。

 

駐車場から、東岳の東側展望台を通って本岳(山頂)に行きました。なだらかな道が続きます。

 

水神様がありました。

 

野鳥の声を聴き、森林浴をしながら、整備された登山道を登って行きます。近くに野鳥の森があります。

駐車場では、野鳥観察会が行われ、サシバの渡りを観察していました。

 

東岳の東側展望台に着きました。展望デッキがあります。

 

展望デッキからの眺め。先ほどの金峰2000年橋付近です。中央右寄りは大坂小学校。

ここから引き返し、本岳に向かいます。

 

本岳山頂のすぐ下にある稚児の宮。

「伝説によると、大昔、釣り好きな少年が釣りに行っておぼれ死んだと言う。そのこどもを岩穴に祭ったところ、岩のふちから水のしずくがたえず流れ落ちるようになった。これはそのこどもの死を悲しむ母親の涙であると言われている」(案内板より)

確かに、岩は水のしずくで濡れています。山頂の直下なのに、絶えず水が流れるというのが不思議です。

 

金峰山山頂(636m)。

 

山頂からの眺め。先ほど登った東側展望台のある東岳です。

大隅半島の山も見えますが、かすんでいました。

 

山頂から少し下ると金峰神社があります。お参りして帰りました。

全工程1時間、ハイキング気分の山歩きでした。

 

林道脇に咲いていたホトトギス。

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