鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

白川の田の神

2020-03-31 | 田の神

阿多麓の後、南さつま市金峰町白川の田の神を訪ねました。

 

白川東の田の神です。建立は1720年です。

 

右手にクワ、左手にメシゲを持っています。長い袖を垂らしています。

 

顔と手のアップ。顔は風化しています。

 

ワラヅトを背負っています。

 

白川中の田の神です。建立は1813年です。右奥は金峰山。

 

右手にクワ、左手にメシゲを持っています。帯が立派です。

 

ワラヅトを背負っています。

 

白川西の田の神です。

 

大きなシキを被り、右手にクワ、左手にメシゲを持っています。建立年代は不明です。

 

ワラヅトを背負っています。

これらの田の神、クワ、メシゲ、ワラヅトが共通しており、この地域の標準のようです。田の神は、やはり田んぼの脇に立って、田んぼを見つめているのが似合います。少し前の写真なので、今は田植えが終わっているかもしれません。

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

慈眼寺公園のネモフィラ

2020-03-30 | 植物

鹿児島市の慈眼寺公園へ行きました。

 

ネモフィラが咲いています。

 

一面のネモフィラ畑。

 

花の間を散策する人々。

 

鹿児島でも新型コロナウィルス感染者が出ましたが、まずまずの人出でした。

 

写真を撮る人。

 

鮮やかな青い花です。和名ルリカラクサ(瑠璃唐草)。

 

たくさんのミツバチが蜜を吸っていました。

 

白いネモフィラもあります。

 

ふるさと考古歴史館の広場です。

 

前の写真の山桜。鹿児島の山桜はそろそろ終わりで、これからソメイヨシノの季節です。

(撮影日:3月29日)

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

阿多麓

2020-03-28 | 史跡

加世田まち歩きの後、近くの南さつま市金峰町の阿多麓を散策しました。

 

阿多麓の近くの新田川。江戸時代中期の1728年に完成した用水路です。

 

江戸時代、前の写真の橋のところに高札(こうさつ)橋があり、上の3つの御触れを掲げていました。

 

高札橋の上流。阿多麓はここを右へ行きます。

 

阿多麓の通り。左の建物は阿多病院の施設です。

 

立派なイヌマキがあります。

 

ソテツ。

 

武家門と石蔵です。

 

前の写真の武家門。

 

イヌマキと石塀の通りを進みます。

 

前の写真の奥に見える石蔵です。

 

石蔵のある屋敷。

 

庭のイヌマキ。

 

阿多病院。広大な病院です。

コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ふつ餅とからいも餅

2020-03-26 | 食べ物

ふつ(ヨモギ)餅と、からいも(さつまいも)餅を作りました。

 

ヨモギの新芽を摘みます。

 

収穫したヨモギ。

 

ヨモギをゆでて、すり鉢でつぶします。

 

餅つき機能付きのホームベーカリーに、水に浸しておいた餅米を入れ、スイッチを入れます。

 

餅ができる間にあんこ作りです。小豆と、種子島から送ってきた黒糖を鍋で煮て、すり鉢でつぶします。

 

餅がつきあがる15分前に、ヨモギを入れます。

 

餅とヨモギをこねているところです。

 

出来上がったら、黄な粉を敷いた桶に移します。

 

あんこを詰めて、丸めます。

 

ふつ餅の完成です。ヨモギの風味がする春の味です。

 

次に、からいも餅を作りました。種子島から送ってきた安納芋をゆでて、カットします。

 

餅がつきあがる15分前に芋を入れます。

 

出来上がったら桶に移します。

 

丸めて、からいも餅の完成です。鹿児島で、ねったぼと言います。柔らかい食感と、芋の風味のある餅です。

それぞれ、3合の餅米で写真の倍以上の餅ができたので、何人かにおすそ分けしました。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

加世田まち歩き(5)南薩鉄道記念館

2020-03-25 | 史跡

加世田麓から南薩鉄道記念館へ行きました。

 

南薩鉄道の加世田駅跡です。今はバスターミナルになっています。

南薩鉄道は、明治45年(1912年)に設立した私設鉄道で、大正3年(1914年)に伊集院から加世田まで到達しました。

 

前の写真の蒸気機関車。

昭和6年(1931年)には枕崎まで延伸されました。

 

ディーゼル機関車。

昭和58年の加世田豪雨で路線が寸断され、昭和59年(1984年)に全線廃線となりました。

 

展示されている機械。案内板がなく、何に使われていたのかわかりません。

 

昔の倉庫と思われる石蔵に、南薩鉄道記念館があります。

 

入口です。

 

前の写真の右に展示されている車輪。

 

内部です。

 

古い電話機があります。

 

様々なプレート。鉄道ファンにはたまらないでしょう。

 

車両のシート。

なお、伊集院と加世田の間に、南薩鉄道最大の遺構大田トンネルがあります。延長352mの石とレンガのトンネルです。

加世田まち歩きを終わります。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

加世田まち歩き(4)別府城跡と鮫島家住宅

2020-03-24 | 史跡

加世田麓にある別府城跡へ行きます。

 

別府城跡。平安末期、平家一族の別府五郎忠明が築きました。その後、島津忠良(日新公)が別府城を攻略し、薩摩藩の直轄になりました。

 

城跡から加世田麓を見下ろす。

 

城跡には、かつて加世田小学校がありました。その校門です。

 

加世田小学校跡。向こうに見えるのが別府城跡の碑です。

 

国道270号を渡ったところにある武家門の家。

 

鮫島博家住宅の武家門です。門、主屋、蔵、石塀が国登録有形文化財です。

 

立派なイヌマキがあります。

 

屋敷内から見たイヌマキ。

 

主屋です。人は住んでいません。

 

庭園。

 

蔵。

 

美しい手水鉢。

 

庭の井戸と手押しポンプ。上のタンクに水をため、家に給水していたと思われます。

 

鮫島家住宅の前にある地頭仮屋跡の門です。

 

仮屋跡の敷地。幼稚園になっています。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

加世田まち歩き(3)石橋と麓

2020-03-22 | 史跡

島津忠良(日新公)の墓から国道270号へ行きます。

 

国道の脇に益山用水路があり、そこに架かる石橋を上流から見たものです。この用水路を下流へ行きます。

 

右岸から見た石橋。

 

下流から見た益山用水路と水門。江戸中期の1768年に完成した延長5キロメートルの用水路です。

 

竹田神社前の石橋です。

 

上流より見る。上はコンクリートで、下が石橋になっています。

 

六地蔵塔があります。

 

島津忠良は別府城を攻め落としましたが、その時の敵味方の戦死者を供養するため、1540年に建立しました。

 

益山用水路を下流へ行きます。武家屋敷跡が並んでいます。

 

前の写真の桁橋と武家門。

 

鰺坂家屋敷跡です。鰺坂二夫氏は、京都大学名誉教授、甲南女子大学学長などをされた方です。

 

風情のある用水路とイヌマキの通りを下流へ行きます。

 

武家門の家と桁橋。

 

この門を入って左に仁王像があります。

 

仁王像。日新寺の門にあったものです。これは阿像で、吽像の行方はわかりません。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

加世田まち歩き(2)日新公の墓

2020-03-21 | 史跡

竹田神社から、いにしへの道を通って島津忠良(日新公 じっしんこう)の墓へ行きます。

 

いにしへ(いにしえ)の道。

島津忠良は、室町時代の1492年に伊作亀丸城で生まれ、加世田でなくなりました。人間として社会に生きる道を説いた日新公いろは歌をまとめ、薩摩の郷中(ごじゅう)教育の聖典とされ、薩摩武士に大きな影響を与えました。

 

いろは歌の碑47基が並んでいます。最初の碑です。

いにしへの 道を聞きても唱へても わが行ひにせずばかいなし

 

楼(ろう)の上も はにふの小屋も住む人の 心にこそはたかきいやしき

 

イヌマキの並木といろは歌の碑。

 

碑はそろそろ終わりで、向こうに日新公の墓があります。

 

対の仁王像があります。廃仏毀釈で埋められていたものが昭和57年に発掘されました。

 

阿像。

 

吽像。

 

向こうが日新公の墓、手前が夫人の墓です。

 

日新公婦人の墓。

 

日新公の墓です。

 

中の墓石。

 

殉死者2名の墓です。

 

墓の隣にある池です。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

加世田まち歩き(1)竹田神社の巨木

2020-03-20 | 巨樹・古木

南さつま市加世田のまち歩きをしました。

 

竹田神社がスタートです。

 

クスノキの巨木がたくさんあります。

 

前のクスノキを境内から見たものです。

 

左のクスノキ。

 

反対から見た根元。

 

もう1本のクスノキです。

以前は日新寺でしたが、1798年の日新寺大火で焼け、今もその傷跡が残っています。

 

根元は空洞化しています。

 

反対から見た根元。

 

竹田神社拝殿。島津忠良(日新公)を祀る神社です。

 

本殿。

 

別のクスノキです。

 

上部。

 

根元。右下は井戸と水神碑です。

 

裏山にイヌマキの古木があります。国内でも有数の大木で、南さつま市の市木です。

 幹周り:3.65m 根回り:4.6m 樹高:25.5m 樹齢:350年

 

上部。

 

下部。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山桜

2020-03-19 | 植物

前々回に続いて山桜です。鹿児島は、今山桜が咲き誇っています。

 

緑の山肌に咲く山桜。

 

満開の山桜。

 

下から見上げる。

 

純白の花びら。ソメイヨシノと違って新芽と一緒に咲くので、新芽との組み合わせもいいです。

 

道路脇に咲く山桜。

 

葉の色の違いによって、全体の雰囲気が違います。これは赤みがかった葉の山桜。

 

黄緑の葉の山桜。

 

葉桜になった赤い葉の山桜。モミジのようです。

 

ジンチョウゲ。いい香りです。

 

セイヨウタンポポ。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする