鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

ロックウォッチング(2)

2011-02-28 | 水辺の風景
以前、種子島の海に浮かぶ岩を観察する「ロックウォッチング」という記事を書きましたが、そのパート2です。
種子島宇宙センターから、東海岸を北上します。


宇宙センターの海岸の岩山。
スフィンクス?
上は顔に見えます。下には、多くの洞窟があります。


同じく、宇宙センターの海に浮かぶ岩。


広田港の岩。


広田港のヤマン瀬。


浜田海岸の海蝕洞「千座(ちくら)の岩屋」の内部から沖を見たものです。


千座の岩屋の沖合いの岩。


熊野海岸の岩。
四角と丸のドッキング。


同じく、熊野海岸の沖合いの岩です。


熊野海水浴場。
種子島の海には、他にも奇岩があり、これらを観察するのも楽しいです。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

板井出橋他

2011-02-26 | 石橋
石橋を4つ紹介します。


いちき串木野市荒川にある板井出橋を右岸から見たものです。
荒川小学校前の県道を少し上流へ行ったところにあります。


下流から見た板井出橋。
 橋長:16.5m
 幅員:3.2m
 架設年代:大正12年1月
川は荒川川です。


近景。


枕崎市西鹿篭にある新生橋です。
集落の生活道路として使われています。


下流から見た新生橋。 
 橋長:6.7m
 幅員:2.97m
 架設年代:昭和23年


近景。


親柱の新生橋の文字。


同じく枕崎市西鹿篭にある木浦橋です。
 橋長:7m
 幅員:4.12m
 架設年代:不詳
橋の上は荒れており、人や車が通った形跡がありません。


下から見た橋脚と桁。
立派な桁橋です。


鹿児島市郡山町油須木にある油須木橋で、上流から見たものです。
 橋長:6.6m
 幅員:2m
 架設年代:不詳
農道に架かる橋ですが、これもあまり使用されていないようです。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

思い出の新燃岳

2011-02-24 | 風景
活発な活動を続ける新燃岳・・・
当分、霧島の登山はもちろん、近づくことも出来ません。
今、火口は溶岩で埋まっていますが、かつての姿を思い出してみました。


2007年4月14日に登ったときの新燃岳山頂。
向こうは韓国岳。


このときの火口は穏やかで、コバルトブルーの火口池がありました。


登山道で見かけたクサボケの花。


2009年5月5日の写真です。
火口池が褐色になっていました。
新燃岳には何回も登りましたが、こんな色の池を見たのは初めてでした。


火口のあちこちから白い噴煙が上がっていました。


噴煙。


この頃から、新燃岳は活動を開始していたのかもしれません。


登山道で見かけたミツバツツジ。
ミヤマキリシマを初め、霧島の植物は、今壊滅的な被害を受けていることでしょう。


1716~1717年(江戸時代)の噴火の際、火砕流で立木のまま炭になった木です。
報道で、300年ぶりの大噴火といっていますが、そのときの噴火の跡です。


2010年3月22日。
大浪池から写した新燃岳で、山腹から白い噴煙が上がっていました。
奥の高い山が高千穂峰。黄色い花はマンサク。

噴火が終息し、周辺に平穏な生活が戻り、再び登れるようになることを願います。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

誤変換

2011-02-22 | エッセイ

日本語は同音異義語が多いので、ワープロの誤変換は避けられない。
中には、思わずニヤッとするものもある。

ブログで書いたが、屋久島に、枝から根が下がった気根杉というのがあり、「きこんすぎ」と入力すると「既婚杉」と変換された。
屋久島には、枝がつながった夫婦杉というのがあるから、既婚杉があってもいいかもしれない。

これもブログで書いたが、○○等作成、と書こうとして、「○○とうさくせい」と入力すると、「倒錯性」と変換され、サドマゾなどの倒錯した性を想像してしまった。

北埠頭(きたふとう)と書こうとしたら「来た不当」と変換され、何か不当なものが来たのかと思った。

テレビの歌番組を見ていたら、歌詞のテロップが流され「満点の星」とあった。
これはどう考えても、満天の星である。
あまりにきれいな星空なので、百点満点の星と言いたかったのかもしれない。

ネットの新聞記事で、「放置国家」とあった。
これは文脈から見て、法治国家である。
尖閣諸島問題で迷走し、問題を放置する管政権を皮肉ったものかもしれない。
それにしても、法治国家と放置国家では、意味が正反対になるのが面白い。

鹿児島の観光地を紹介するホームページに、「鶴丸白」とあり、一瞬?と思ったがこれは鶴丸城である。
「つるまるしろ」と入力し、間違いに気付かなかったものである。
私は「つるまるじょう」と入力したら「鶴丸嬢」と変換された。
島津斉彬の養女となって鶴丸城に入った篤姫のことかと思い、これはこれで面白い。

ところで、私の地の文章に誤変換があるのにお気付きだろうか。
管政権ではなく、菅政権である。
ワープロが、管のように中身のない政権、と皮肉ったのかもしれない。
ワープロ君、ユーモアのセンスがあると見えて、なかなか楽しませてくれる。


気根杉。


夫婦杉。
結婚しているから、既婚杉でいいかもしれない。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

奄美の花

2011-02-20 | 植物
奄美大島の海岸と、その近くで見かけた花です。


白い砂浜と、サンゴ礁が広がる奄美の海。
空港の少し北です。


今の時期、海岸に多い花といえばハマダイコンです。


ハマダイコン(浜大根)アブラナ科


イソフサギ(磯塞ぎ)ヒユ科
波を被る岩の上に生えています。
これはつぼみです。


スナヅル(砂蔓)クスノキ科
名前のとおり、砂を這うツル植物です。
他の植物に絡みついて養分を採る寄生植物だそうです。


コマツヨイグサ(小待宵草)アカバナ科
北米原産の帰化植物です。


シロノセンダングサ(白の栴檀草)キク科
奄美大島で最も多く見かける花です。
四季を通じて、道路脇のいたるところで見られます。


アップ。


セイヨウカラシナ(西洋芥子菜)アブラナ科
道路脇や荒地にたくさん咲いていました。
高さは20~50cm程度と、普通の菜の花に比べて低いです。
食用に導入されたのが、野生化したようです。


アップ。


スミレ(菫)スミレ科
奄美大島には、本土に先駆けて春が来ていました。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

川内川源流を訪ねて(15)曽木の滝

2011-02-18 | 源流を訪ねて
曽木の滝までやってきました。


曽木の滝です。
幅210m、高さ12mで、東洋のナイアガラと称されます。
溶結凝灰岩を落ちる滝です。


前の写真の右の滝です。
冬場とあって、水量は少ないです。


左の滝。


滝が見えるところに、柳原百蓮の歌碑があります。
 もののふの 昔がたりを曽木の滝
 水のしぶきに ぬれつつぞ聞く
百蓮は大正天皇のいとこで、九州の炭鉱王伊藤伝右衛門に嫁ぎましたが、その後、社会運動家宮崎竜介と結婚しました。
これは、昭和32年、世界平和運動の講演で、曽木の滝を訪れたときに詠んだものです。


滝見台から下流を見る。
橋は、工事中の曽木大橋。


曽木の滝上流の橋から下流を見る。


前の橋から上流を見る。


滝の少し上流にある下殿橋です。


下殿橋から下流を見る。
太陽が反射してまぶしい。


下殿橋から上流を見る。
羽月川との合流地点で、左が羽月川です。


羽月川の河川敷から、霧島連山を望む。
韓国岳には、雪が積もっていました。

今回の川内川源流の旅はここまでです。
この上流は、またいつか訪ねて報告します。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

川内川源流を訪ねて(14)曽木発電所遺構

2011-02-16 | 源流を訪ねて
鶴田ダムのダム湖「大鶴湖」の左岸を上流へ行きます。


支流に架かる石倉橋。


石倉橋から大鶴湖(下流)を望む。


左岸の道路脇にある権太郎石です。
1842年に実施された川内川の川浚え工事のときの記念の石です。
小野村(現鹿児島市)の石工、福山権太郎の名が刻まれているので、こう呼ばれます。


曽木発電所遺構が見えます。
大鶴湖が満水状態なので、屋根の頂部が見えるだけです。


これは、以前撮影したものですが、曽木発電所遺構の全容です。
この発電所は、明治42年に造られた水力発電所です。
鹿児島県に唯一残る、明治時代のレンガ造り建造物だそうです。


近景。


案内看板にあった当時の発電所の写真です。


曽木発電所遺構の駐車場のところから上流を望む。


建設中の曽木大橋です。
この上流が曽木の滝です。


建設中の曽木大橋を左岸から見る。


案内板にあった完成後の曽木大橋です。
完成したら、この橋から曽木の滝を見たいものです。
次回は曽木の滝を紹介します。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

川内川源流を訪ねて(13)鶴田ダム

2011-02-14 | 源流を訪ねて
川内川源流の旅を続けます。


さつま町鶴田まで来ました。
これは、川内川第二発電所のダムです。


前の写真を撮った橋の左岸に堕涙石があります。
明治2年7月26日、鶴田郷の植村源之助は、娘の津與(つよ)と里の者を連れて、馬草を刈りに行きました。
帰り際、川が増水して乗っていた舟が転覆し、津與と里の者は岸にたどり着きましたが、父が流されました。
それを見た津與が父を助けようと川に飛び込み、二人とも帰らぬ人となりました。
それを記録した碑です。


近くに、炭焼き窯がありました。


川内川第二発電所のダム。


ダムから下流を見る。


ダム湖です。


少し上流へ行くと、川内川に巨大なコンクリートの壁が現れます。
鶴田ダムです。
 型式:重力式コンクリートダム
 堤高:117.5m
 堤頂長:450m
 竣工年:1965年
重力式コンクリートダムとして、九州最大です。


左岸から見た鶴田ダム。


鶴田ダムから下流を見る。


鶴田ダムのダム湖「大鶴湖」です。
満水に近いです。

留守をするので、コメント欄閉じています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

食の思い出「長野の果物とおやき」

2011-02-12 | 食べ物
長野は、日本の屋根といわれるように山が美しい県である。
長野に住んでいたとき、仕事や遊びで上高地、白馬、霧ケ峰、志賀高原、浅間山などに行った。
上高地には家族で行ったが、梓川と、河童橋から眺める山の風景は忘れがたい。
子供が小学生だったので、飯縄山や志賀高原へ、スキーによく連れて行った。
スキーシーズンには、志賀高原のナイタースキーの灯りが自宅からよく見えた。

長野は果物大国でもある。
自宅は市街地に近いところだったが、近くにはりんご畑があり、真っ赤な実をたわわに付けていた。
春はあちこちにアンズの花が咲き乱れ、6月頃オレンジ色の実がなった。
アンズは、長野に行くまで見たことがなく、憧れに似た思いを持っていた。
カリンの木も多かった。
街路樹にもカリンがあり、秋の黄色い実は、町に独特の景観を添えていた。

アンズとカリンは鹿児島の自宅に植え、時々、花や実をブログで紹介している。
いずれも生食はせず、ジャム、果実酒、アンズの砂糖漬け、カリンジュースなどの加工食品として利用する。

長野の名物におやきがある。
おやきは、長野に行って初めて食べた。
小麦粉を練って広げ、中に野沢菜・ナスなどの具材を入れて包み、焼いたものである。
各家庭で作り方が異なり、それぞれの家庭の味があるそうだ。
小川村というところにおやき村があり、焼きたてのおやきを食べたが、暖かくて、具材によって味が異なり、なかなかおいしかった。

長野は海のない県なので、昔から昆虫を食べる習慣があった。
蜂の子、イナゴ、ザザムシなどである。
これらは、その外見から敬遠する人も多く、妻などは絶対食べなかった。
私は、何でも食べてみるという主義なので、食べてみた。
蜂の子はプチプチした食感があり、滋養もある。
イナゴは、佃煮にして食べるが、足や羽もそのままである。
外見とは異なり、味そのものは悪くない。
ザザムシは、水中昆虫の幼虫であり、佃煮や油揚げにして食べる。
長野独特の食べ物であるが、今はあまり捕れないそうだ。


自宅の庭のアンズの花。
自宅でアンズの花見が出来るのはうれしい。


鈴なりのアンズの実。


自宅の庭のカリンの花。


カリンの実。
コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鹿児島港旧第一防波堤と砲台跡

2011-02-10 | 史跡

前回紹介した北埠頭にある、鹿児島港旧第一防波堤と砲台跡を紹介します。


この石積み防波堤が鹿児島港旧第一防波堤です。
国指定重要文化財で、土木学会選奨近代土木遺産に選定されています。


前の写真の右から見たもの。
防波堤の右が北埠頭で、建物は鹿児島水族館。


この旧第一防波堤は、平成5年にその沖合いが埋め立てられて北埠頭になりました。


南北に延びる130mを一丁台場といいます。
前回の記事で、シイラが泳いでいたのがこの水路です。


一丁台場の付け根とそこから30度で延びる部分を新波止といいます。
一丁台場は明治5年、新波止は江戸時代の築造です。
左は桜島フェリー乗り場。


付け根のところに、薩摩藩砲台跡の碑があります。


砲台跡付近の巻石には、石工の名が刻まれています。
中央の石には「山下」とあります。


新波止。
右は鹿児島水族館。


新波止の横にある「明治天皇行幸所船形台場」の碑。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする