鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

あやまる岬

2008-06-30 | 水辺の風景
昨日紹介した奄美大島の土盛海岸の北に、あやまる岬があります。
奄美市笠利町の東海岸になります。


ここは、あやまる観光公園となっており、展望台や遊具施設があります。
中央の小高いところが展望台。


鉄道のない奄美大島に、ミニ鉄道があります。


付近の海岸は、土盛海岸と異なり、岩場の海岸です。


展望台から南を見た風景。
右上が土盛海岸です。


東(太平洋)を見ると、沖合いに喜界島が浮かんでいます。
喜界島は、珊瑚からなる低平な島で、うっすらとかすんでいますが、わかるでしょうか。


北を見た風景。
岬は、奄美大島の北端、笠利崎です。

ここから見える風景が、綾なすように丸く見えることから、あやまるの名がついているそうです。
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土盛海岸

2008-06-29 | 水辺の風景
土盛海岸は、奄美大島の北、奄美市笠利町の東にある海岸です。
湾曲した砂浜が続き、奄美大島を代表する美しい海です。


緩く湾曲した土盛海岸。
南を見たもので、海は太平洋です。
梅雨の晴れ間に、海水浴をしている人がいました。


砂浜に横たわる巨大な流木。


北を見たところ。
岬は、あやまる岬です。


岩でできた、天然のオブジェ。


砂浜には、貝殻やサンゴのかけらが・・・
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断層

2008-06-28 | 風景
大きな被害をもたらした、岩手宮城内陸地震。
今まで知られていなかった活断層が動いたことが原因だ、ということが報道されています。
また、地すべりは活断層に沿って崩壊したものだ、ということも言われています。
近年、日本で起きた大きな地震は、ほとんどが、知られていなかった活断層が動いたものだそうです。
改めて、活断層の怖さを認識させられました。

知人を案内して、種子島宇宙センター内を車で走っていたら、道路脇の崖に断層がありました。

右上に上がっている2本の線が断層です。
地層がずれているのがわかると思います。
真ん中が、左右より下に落ちています。
これは、地震を引き起こす活断層ではないと思いますが・・・
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小松原公園のクロマツ

2008-06-26 | 巨樹・古木
鹿児島市小松原に、小松原公園があります。
ここに、鹿児島市の保存樹に指定されているクロマツ林があります。


小松原公園のクロマツ林。
公園といえば、普通、いろいろな植栽がありますが、ここはクロマツのみ。
その数は69本です。
この林全体が保存樹の対象となっています。


松くい虫にやられることもなく、濃い緑の葉が広がっています。
林に涼しい風が吹き渡り、市民の憩いの場所になっています。


正確な樹高や樹齢はわかりませんが、大きいものは直径60~70cm位でしょうか。
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花尾神社

2008-06-25 | 史跡
鹿児島市の北部、花尾町に花尾神社があります。


赤い鳥居の花尾神社参道。


花尾神社。
この神社は、島津家初代忠久が建立したものです。
島津藩主の先祖である源頼朝公と、忠久公の母・丹後局を祀っています。


社殿は権現造りで、極彩色の華やかな彫刻で飾られており、別名「さつま日光」と呼ばれています。


参道の途中にある丹後局の墓。
墓には、安貞六年(1227年)丁亥十二月十二日の文字が刻まれています。


花尾神社境内の墓石塔群。
丹後局のほかに僧永金の墓など、数十基に及ぶ石塔群があります。

花尾神社社殿と墓石塔群は、鹿児島県の文化財に指定されています。
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大六野橋他

2008-06-24 | 石橋
冠岳の麓を流れる五反田川と、その支流に石橋があるので訪ねました。
下流のものから見て行きましょう。

冠岳中学校の近くに郵便局があり、その隣に大六野橋があります。
五反田川の左岸に注ぐ支流の大六野川に架かる橋です。


下流から見た大六野橋(だいろくのばし)。
 橋長:8.9m
 幅員:4m
 架設年代:昭和39年1月
道路は、県道串木野樋脇線で、手前の新しい橋は歩道橋です。


歩道橋から見た大六野橋。
県道という幹線道路に架かっていますが、まだ新しくしっかりした石橋です。

串木野ダムの下流に、五反田川右岸に注ぐ西大松川があり、そこに小楠橋があります。


上流から見た小楠橋(おぐすばし)。
 橋長:5.1m
 幅員:3.1m
 架設年代:不詳

串木野ダムの上流に行きます。
冠岳小学校の下流に八牟礼という集落があり、そこの五反田川に八牟礼橋が架かっています。


下流から見た八牟礼橋。
 橋長:18.7m
 幅員:3m
 架設年代:大正7年11月
アーチ部が蔦に覆われています。

さらに上流に行くと、除福橋(木製アーチ橋)の上流に岩下橋があります。


下流から見た岩下橋。
 橋長:16m
 幅員:3.3m
 架設年代:不詳
川は五反田川です。

今回の4つの石橋は、いずれも現役で使用されている石橋です。
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串木野ダム

2008-06-23 | 水辺の風景
冠岳周辺の風景がもう少し続きます。

冠岳の南を、五反田川が東から西に流れて、東シナ海に注いでいます。
冠岳の麓の五反田川に、串木野ダムがあります。


堤体から眺めた串木野ダムのダム湖。
橋は、ふれあい橋です。
川の左岸(写真では右)に沿って、ウォーキングコース(五反田川コース)が整備されており、上流に行くと、冠岳小学校、冠岳神社に行くことができます。


冠岳の麓にある串木野ダム。
左岸から眺めたもので、向こうの一番高い山が冠岳(西岳)です。


下流から見た堤体。
右に見えるコンクリート構造物が、洪水のとき水を流す洪水吐です。

このダムの諸元は次のとおりです。
 型式:ロックフィルダム
 堤高:31.7m
 堤頂長:134m
 目的:洪水調節、農地防災
 竣工:1970年
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冠岳小学校のソテツ

2008-06-22 | 巨樹・古木
昨日まで紹介した、いちき串木野市の冠岳の麓に、冠岳小学校があります。
そこに、ソテツの古木があると聞いて訪ねました。


冠岳の麓に、山に抱かれるようにして建つ冠岳小学校。
向こう側の、左の山が冠岳です。


校門に向かって左右に、立派なソテツが2本あります。
これは向かって右のソテツです。
枝は、支柱に支えられています。
ソテツも見事ですが、石垣も城の石垣を思わせるような立派な石垣です。


これは、向かって左のソテツ。
右のソテツより、少し小ぶりです。


2枚目の写真のソテツを、反対側(校庭側)から見たものです。
このソテツは、西岳中腹の霊山寺にあったものを移し植えたものだといわれています。
樹高:3m
樹齢:樹木医が、葉の付いていた跡を数えて推定する方法で求めたところ、264年となったそうです(ただし測定した年が不明)。
いちき串木野市の天然記念物に指定されています。


ソテツの近くに、昔なつかしい二宮金次郎の像がありました。


校庭の隅に、イチョウの古木もあります。
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冠岳とその周辺(3)

2008-06-21 | 風景

冠岳神社から冠岳を目指します。


道路から少し登ったところに護摩岩があります。
ゴツゴツした礫岩からなる岩山です。
この上で、元の襲来のとき、護摩供養をしたといわれています。
足場が悪く、転落に注意して登る必要があります。


護摩岩の山頂に祠があり、その中に石像があります。


護摩岩から対岸を眺めると、昨日紹介した仙人岩が見えます。
岩山の中腹に見える洞窟は、不動尊洞です。


道路から登った尾根の上にある傘石。
これも礫岩で、上が広がっており左に支えがあります。


東シナ海を望む高台にある徐福像。
石造としては日本一(高さ6m)です。


徐福像のあるところから西(東シナ海方面)を望む。
この日は、霞んで海は見えません。
徐福は、海のかなたの中国を見ているようです。


冠岳(西岳)(標高516.4m)
この東に中岳、東岳があります。


冠岳の麓にある鎮国寺。
中に入って、寺の歴史など、住職のお話を聞きました。

以上で、冠岳とその周辺の紹介を終わります。

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冠岳とその周辺(2)

2008-06-20 | 風景
冠岳とその周辺の風景の2回目です。


冠岳神社に渡る花川橋(60代橋)。


花川橋を渡ったところにある冠岳神社。


冠岳神社横を流れる花川渓流。
突き当たりの壁は、自然石を模した砂防ダムです。


渓流を上流に行くと、右の岩山に洞窟があります。
虚空蔵洞(こくうぞうどう)です。
もと、虚空蔵菩薩像が安置されていたのでこの名があります。


急な階段を登って、虚空蔵洞の内部に行きます。
洞窟は幅、高さ3m、奥行き10mです。
奥に小さな祠があります。


砂防ダム上流から下流を望む。
正面の岩山が仙人岩です。
この岩の上で苦行を積み、仙人の域に達したといわれており、この名がついています。
この岩山には、鹿児島県の天然記念物に指定されている仙人岩植物群落があります。
ヤッコソウ、キクシノブ(シダ類)などの貴重な植物があります。


神仙橋(90代橋)。


神仙橋に描かれている天女像。
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