鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

宮崎の田の神他

2010-01-31 | 田の神
田の神を3体紹介します。


南さつま市金峰町宮崎にある、宮崎の田の神です。
宮崎集落の北の道路脇にあります。


アップ。
享保17年(1732年)2月19日の建立です。
高さ70cmの僧の形で、右手にメシゲ、左下にスリコギを持っています。


後姿。
田んぼを向いています。
鹿児島県指定文化財です。


次は、南さつま市加世田益山にある、益山の田の神です。
田園地帯にあります。
背中にワラツトを背負っています。
建立は、嘉永2年(1849年)です。


大きな米俵に腰を下ろした坐像です。



次は、指宿市の柳田小学校の少し北にある田の神です。
国道226号脇の民家の庭にあります。
市街地にある田の神です。


アップ。
指宿で最も古い田の神で、1740年に建立されました。
自宅の庭にこのような田の神があるなんて、福を呼んでくれそうですね。
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住吉池

2010-01-30 | 水辺の風景

蒲生町と姶良町の境界に住吉池があります。


東の展望台から眺めた住吉池。
約8200年前の火山爆発で出来た火口湖で、周囲3.2kmです。


前の写真の反対側にある展望台から眺めたものです。


西の湖畔より。
西南戦争で、西郷軍の弾薬など90樽が官軍に見つかり、この池に投棄したそうです。
また、昭和20年の終戦時に、近くに駐屯していた日本兵が、銃などをここに投棄して解散しました。


湖畔の土手に菜の花が咲いていました。


この池は、農業用水の水源地となっています。
取水口を上から見たものです。


水門の下流側。

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蒲生麓

2010-01-28 | 史跡
前回紹介した蒲生の大クスの近くに、蒲生麓(武家屋敷跡)があるので散策しました。


蒲生町役場の東の県道川内加治木線沿いに、数軒の武家門の家があります。


蒲生町役場前まで来ました。
右の門が御仮屋門。
左の木が、御仮屋イヌマキ。


御仮屋門。
蒲生地頭仮屋の正門で、御仮屋とは今の役場です。
昔の役場の場所に、今の役場があります。
この門の材木は、全てクスノキです。
蒲生町指定文化財です。


御仮屋イヌマキ。
蒲生地頭仮屋の表庭に植えられたもので、推定樹齢400年です。
根元は裂けています。


役場の裏通りにも、石塀とイヌマキと武家門の家が続く武家屋敷跡があります。


ここにも立派な武家門の家が・・・


これは最近新築したばかりの武家門。
この付近には、新しい武家門が多いです。
通りを整備中で、このときも工事が行われていました。
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蒲生の大クス

2010-01-26 | 巨樹・古木
蒲生町の蒲生八幡神社にある「蒲生の大クス」は、一度紹介しましたが、再訪したので再び紹介します。


蒲生八幡神社と、左に見えるのが大クス。


蒲生八幡神社。
1123年の建立です。


大クスの全容。
 樹高:30m
 幹周り:24.22m
 根周り:33.57m
 推定樹齢:1500年
昭和63年の環境庁の調査で、日本一の巨樹(幹周りが)であることが証明されました。
クスノキだけでなく、全樹木の中で日本一です。
国指定特別天然記念物です。


大クス側から、八幡神社を見る。
神社の建立時には、すでに神木として祀られていたそうです。


根元。
直径4.5mの空洞があるそうですが、中には入れません。


境内には、カヤの大木もあります。


右から、カヤ、八幡神社、大クスです。
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きりたんぽ鍋

2010-01-24 | 食べ物
前回、食べられる野草を採りに行った記事を書きましたが、その時セリも採りました。


セリ(芹)セリ科
田んぼに生えていました。
春の七草のひとつです。

セリは白和えにしてもいいですが、クレソンの白和えを作ったので、別の料理を考えました。
東北にいたとき、秋田名物きりたんぽ鍋を食べたことを思い出しました。
きりたんぽ鍋に、セリは欠かせません。


きりたんぽ。
鹿児島に、きりたんぽが売っているかと思いましたが、スーパーに売っていました。
なければ作ってもいいです。
ご飯に片栗粉を少し混ぜ、すり鉢でつぶします。
これを杉の棒に丸めて、焦げ目が付くくらいに焼きます。
もともとは、猟師が残ったご飯で作ったものだそうです。


きりたんぽ鍋。
スープ:マギーブイヨン、水、醤油、みりん、酒
材料:きりたんぽ、鶏肉(比内鶏が本格的ですが、鹿児島地鶏にしました)、ごぼう、しめじ、長ネギ、しらたき、セリ

きりたんぽ、長ネギ、セリは、他の材料に火が通ったあとに入れます。
上の青いのがセリ、左の白いのが切ったきりたんぽ。
きりたんぽにスープの味がしみこみ、餅とも、おじやとも違った食感の、独特の風味のある鍋です。
自分で摘んだセリのほろ苦さが、またいいです。
この日は、きりたんぽ鍋と前回紹介した野草料理で、お客さんを呼んで飲み会でした。
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クレソンとノビル

2010-01-22 | 食べ物
妻と、鹿児島市郊外へ、食べられる野草を採りに行きました。


川に、クレソンの群生地がありました。


クレソン(アブラナ科) 別名オランダガラシ
ステーキの付け合せによく使われます。


ノビル(野蒜、ユリ科)もありました。


ノビルの根です。


クレソンは、さっと湯がいて、白和えの青物として料理しました。


クレソンのサラダです。
ポテトサラダに乗せました。
やや青臭い刺激があります。


ノビルは、さっと湯がいて酢味噌で食べました。
球根は、生に酢味噌をつけて食べてもいいそうです。

野草の野性味を味わいました。
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益山八幡神社の仁王像

2010-01-20 | 史跡
南さつま市加世田益山にある八幡神社を訪ねました。
加世田市街地の少し北にあります。


鳥居が二つあります。
これは、南方神社の特色です。


右の鳥居の横にあるナギの古木。
ナギ(マキ科)は、よく神社に植えられることがあります。


ナギの下にある仁王像。
右腕が欠けています。


左の仁王像。
こちらは頭が取れています。


八幡神社拝殿。
創建は1100年と古い神社です。
前に対の仁王像(金剛力士像)があります。


左の阿像。


右の吽像。

いずれも、精巧な石像です。
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谷山本城跡

2010-01-18 | 史跡
鹿児島市下福元町の谷山本城跡を訪ねました。
JR慈眼寺駅の裏の小高いシラス台地上にあります。


城跡までの道は、狭い掘割の道です。
敵の侵入を防ぐためでしょう。


途中に、伊勢神社があります。


山頂の城跡です。
元は杉林でしたが、伐採されて見通しがよくなっています。
谷山本城は千々輪城とも呼ばれ、1203年から200年間、谷山氏の居城でした。
南北朝時代、北朝の島津氏と戦って敗れ、ここを去りました。


本城跡の碑。
うしろは愛宕神社。


愛宕神社。


愛宕神社から、鹿児島市街地と桜島が一望できます。
昔の人も、ここから桜島を眺めたのでしょう。


麓にこの像がありましたが、これも城の史跡なんでしょうか。
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安納芋

2010-01-16 | 食べ物
今年も、種子島から安納芋(あんのういも)が送られてきました。
安納芋は、種子島の東海岸にある安納地区で栽培されてきたサツマイモです。
いまや、全国的なブランドになりました。


高台(天女ケ倉)から眺めた安納地区。
海岸沿いに畑が広がり、ここで安納芋が栽培されてきました。


箱いっぱいの安納芋。


皮は、薄い赤色をしています。


焚き火で焼き芋がいいですが、住宅地では簡単に焚き火が出来ません。
アルミホイルに包み、囲炉裏で焼き芋にしました。


ややねっとりしていて、甘みの強い芋です。
ケーキの材料にしてもいいです。

安納芋は、種子島以外でも栽培されて、安納芋と称することがあるようです。
でも農作物は、遺伝子が同じでも、栽培された場所の土壌や気候で味が変わりますから、厳密には安納地区、少なくとも種子島で栽培されたものを安納芋と称するべきでしょう。
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2010-01-14 | 風景
昨日の鹿児島は、久しぶりの大雪でした。


雪をかぶった、玄関のバラのつぼみ。


鹿児島市郊外で、積雪量10cmくらいです。


公園も真っ白。
雪だるまを作っている親子がいました。


道路脇の竹が、雪をかぶって道路に垂れ下がっています。


動けなくなった車がいて、道路は大渋滞でした。

これくらいの雪で大騒ぎするのは、雪国の人に申し訳ないのですが、南国では交通の機能がマヒしてしまいます。
車で行っても、渋滞か事故に会うのが関の山なので、歩いて職場へ行きました。
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