鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

神興寺僧侶の墓石塔群他

2014-02-28 | 史跡

さつま町の石塔群を二つ紹介します。

 

神興寺僧侶の墓石塔群です。

前回紹介した紫尾神社から県道を紫尾小学校へ行くと、すぐ右にあります。

 

道路脇にずらりと並んだ石塔群。

紫尾山祁答院神興寺歴代住職たちの墓石です。

 

一番古いものは1415年のものだそうです。

 

梵字が刻まれた石塔。

 

全部で約60基の石塔があります。

 

墓石塔群の一角に町石があります。

町石というのは、紫尾権現にお参りする信者の便を図るため、約100mごとに建てられた道しるべです。

 

これは別の町石です。

神興寺僧侶の墓石塔群は写真左側に見えます。

 

町石のアップ。

石の五輪長足塔婆(供養塔)です。石には神社までの距離、梵字、寄進者名が刻まれていたそうです。

 

前の町石からさらに紫尾小学校側へいったところにある町石。全部で14~15基が見つかっているそうです。

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紫尾神社

2014-02-26 | 史跡

さつま町鶴田の紫尾神社を訪ねました。

 

境内から見た紫尾神社。

鎌倉、室町幕府、また江戸時代には島津氏から尊崇された神社です。

 

社殿です。改装中でした。

 

社殿内部。

 

龍の口から水が出る手水鉢。

 

方柱石塔婆。

祁答院四代行重が三代重松の供養のために建てたものです。

 

空覚塔。紫尾権現を創建した空覚聖人の供養塔です。

梵字が刻まれています。

 

紫尾神社の隣に紫尾温泉があります。新日本百名湯の一つです。

 

ペアの人形があり、並んで写真を撮れます。

 

紫尾温泉の名物といえば、あおし柿です。渋柿を温泉に浸けて渋抜きするものです。

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ツガニ他

2014-02-24 | 食べ物

種子島からツガニが送られて来ました。

 

別名、山太郎ガニ、正式名、モズクガニです。川で捕れるカニで、はさみに毛が生えているのが特徴です。

 

カニ味噌がいっぱいでした。子供の頃食べたカニで、懐かしい味がしました。

 

種子島の海で捕れる「ながらめ」です。正式名は「とこぶし」です。

刺身のほか、味噌漬けにしていただきました。あわびより小味がきいておいしいです。

 

ながらめのわたも、煮ていただきました。ほろ苦い味で酒の肴にいいです。

 

フキノトウが出ていたので採ってきました。

 

天ぷらにしていただきました。ほろ苦い春の味です。

 

フキ味噌です。ご飯にかけると、食が進みます。

 

からいも(さつまいも)の天ぷら。鹿児島でガネといいます。ガネとはカニのことで、形が似ていることからです。

 

 

青のりと豆腐のおつゆ。これも春の味です。

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城元の田の神他

2014-02-22 | 田の神

田の神を3体紹介します。

 

錦江町にある城元の田の神です。

錦江警察署の信号から東へ行くと、右側にあります。

 

大きな台座に乗った坐像です。

 

シキを後ろに垂らしています。

 

後姿。ビニールハウスなどの田園地帯にあります。

 

いちき串木野市大里にある田の神です。

国道3号の島内信号から戸崎へ行くと、道路脇にあります。

 

シキを被り、右手にメシゲ、左手に椀を持っています。

 

広い田園風景を眺めています。

 

日置市吹上町今田にある田の神です。今田自治公民館の庭にあります。

 

大きなシキを被り、顔は風化してはっきりしません。

顔に比べて、体が小さいです。

 

後姿。向こうの山は金峰山。

 

今日の絵手紙。

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バンペイユ漬

2014-02-20 | 食べ物

知人からバンペイユ(晩白柚)をいただいたので、皮でバンペイユ漬を作りました。

 

大きなバンペイユ。熊本県八代産です。

 

中身に傷をつけないように、包丁で皮に切れ目をいれて剥きます。もちろん、中身もおいしくいただきました。

 

外側の黄色い皮を取り、白い皮をスライスします。

 

熱湯をかけて蓋をし、5分おきます。その後、冷水にさらしてもみます。

この作業を3回繰り返し、アクを抜きます。

 

アク抜きした皮を絞り、水と砂糖を入れた鍋で煮込みます。皮が透明になり、水が少なくなったら取り出して冷まします。

 

全体にグラニュー糖をまぶして完成です。

 

みかんの皮の風味がする甘いバンペイユ漬が出来ました。

これをボンタンで作ったものが、鹿児島の郷土菓子、ボンタン漬です。

 

トイプードルのペコちゃん。バンペイユをくれた人が海外旅行に行き、その間、うちで預かりました。

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フラワーパークかごしま

2014-02-18 | 植物

指宿市のフラワーパークかごしまへ行きました。

 

桜が満開でした。2月16日のことです。

 

イズノオドリコ(伊豆の踊り子)という種類の桜です。

熱海で造園業をしていた石井武夫さんが、伊豆半島の山中で発見し、命名しました。石井さんは桜を携えて日置市に移住し、若木を育成していましたが、フラワーパークに寄贈されたそうです。

 

オオシマザクラとカンヒザクラの自然交配種です。

メジロがたくさん蜜を吸っていました。

 

ソメイヨシノに比べてやや濃い赤色の桜です。

 

これはカンヒザクラ。イズノオドリコよりさらに濃い赤色の桜です。

 

パンジーです。

 

チューリップ。オランダを思わせる風車と跳ね橋があります。

 

一面の菜の花。日本の原風景です。

 

早くもシャクナゲが咲いていました。

 

サンゴのアーチ。向こうに見えるのは竹山です。

 

展望台からの眺めです。

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園田の滝

2014-02-16 | 水辺の風景

さつま町園田にある園田の滝を訪れました。案内板がなく、探すのに苦労しました。

中津川小学校前の県道を祁答院へ向かい、すぐ右折して北方川を下流へ行きます。二つ目の橋が園田橋なので、ここから北方川左岸の道を下流へ行きます。

 

道が二つに分かれていて、右は民家へ行く道ですがここを左へ行きます。

やがて右に田んぼがあり、その手前から右に入る荒れた道があるので、ここから入ります。

 

北方川の左岸を上流へ約100m進みます。道はこのように荒れています。

 

園田の滝が見えてきました。

 

さらに近づきます。

 

正面より望む。高さ10mくらいで、幅もあって見ごたえのある滝です。

今は渇水期で水量は少ないですが、豊水期は幅一杯に落ちるようです。

 

左岸側を望む。

 

別の角度から。水しぶきが飛んできます。

 

滝つぼです。

訪れる人はほとんどいないようです。案内板や道を整備すれば、いい観光資源になると思うのですが。

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串木野の水道石管

2014-02-14 | 史跡

いちき串木野市上名にある水道石管を紹介します。

五反田川に架かる国道3号の橋の上流左岸に麓地区があり、ここにあります。

 

石垣の上に水道石管が並んでいます。

 

石に穴をあけた水道管です。直交方向に並べています。

 

前の写真の反対側から見たものです。

 

前の写真と直角に交わる、この通りにもあります。

 

正面より見る。一つの長さは50cmくらいです。

 

近景。こちらは凹状部です。

石をくりぬくのは大変だったことでしょう。

 

左側が凸状部で、凹凸で石管どおしを接合するようになっています。

案内板がなく、詳しいことが分かりませんが、おそらく江戸時代に造られたものだと思われます。

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荒平天神

2014-02-12 | 史跡

鹿屋市天神町にある荒平天神を紹介します。

 

海に突き出た風光明媚な岩山に荒平天神があります。

 

前の写真の反対側から見たものです。

 

正面より望む。今は干潮時ですが、満潮時は鳥居のところまで海水が来ます。

 

鳥居のところから右の浜を望む。

 

急な階段を上ります。

 

荒平天神の社殿。菅原道真を祀る神社です。

創建は戦国期の天文年間です。大正12年に炎上しましたが、木像の御神体は無事でした。

 

社殿内部。合格祈願の札がたくさん貼ってありました。

 

菅原道真の歌碑です。

東風吹かば匂ひおこせよ梅の花 主なしとて春を忘るな

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餅つき

2014-02-10 | 食べ物

自宅で餅つきをしました。

 

餅米をしばらく水に浸しておきます。一度ざるに上げ、所定の量の米と水を混ぜます。

 

餅つき機に入れて1時間15分で出来上がりです。

今はこうして簡単にできますが、昔、臼と杵でついていた時のほうが風情がありました。

 

片栗粉をまぶして丸め、白餅の完成です。

 

次は、よもぎあんこ餅を作りました。

よもぎをジューサーにかけ、ざるに上げておいた米と混ぜます。

 

あんこを丸めます。

 

よもぎ餅の中にあんこを入れ、包んで丸めます。

 

よもぎあんこ餅の完成です。よもぎの風味がなんとも言えずいいです。

 

次は、からいも餅を作りました。

からいも(さつまいも)を蒸して皮をむき、すり鉢に入れます。

 

この上に、つきあがったばかりの餅をのせ、砂糖を加えてすりこぎで突きます。

 

 

黄な粉をまぶして丸め、からいも餅の完成です。つきたての餅はどれもおいしかったです。

たくさん作り、おすそわけしました。

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