鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

永野金山跡(2)

2011-09-30 | 史跡

永野金山跡の続きです。

 

胡麻目坑から精錬所まで、鉱石をトロッコ電車で運搬していましたが、その鉄橋の橋脚です。

大正3年の建設ですが、当時鹿児島県で一番高い鉄橋で、見物に来る人が多かったそうです。川は九郎太郎川です。

 

左岸の橋脚。

 

右岸の橋脚。

 

当時の鉄橋です。(案内板より)

人が歩いています。

 

上級幹部の事務所だった鉱業館への入口です。

 

鉱業館の跡。

 

鉱業館です。(案内板より)

明治45年、西郷隆盛の息子の菊次郎が8代館長に就任しています。

昭和33年まで使われていたそうです。

 

鉱業館跡の隣にある精錬所跡。(鉱業館跡は下の道路をまっすぐ行ったところにある) 

 

前の写真の高台にある精錬所跡。石垣やコンクリートが残っており、廃墟となっています。

 

精錬所跡には大きなプールがあり、今も水が注がれています。

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永野金山跡(1)

2011-09-28 | 史跡

さつま町永野の永野金山跡を紹介します。

 

胡麻目坑口です。

1640年、宮之城領主島津図書久通公が、石見銀山から内山与右衛門を招いて本山を発見しました。

金山は、島津藩の貴重な財源となりましたが、昭和28年、閉山となりました。

 

アーチの上の胡麻目坑の文字と、島津家の家紋の丸に十の字。

 

坑の内部です。石のアーチとなっています。

胡麻目坑は、くもの巣のように張り巡らされ、横川町の山ケ野金山と坑道でつながっていました。

 

稼動時の写真です。(案内板より)

 

工夫専用風呂場跡です。

工夫が鉱石を持ち帰る、という事件が続いたため、風呂に入っている間に持ち物の検査をするという対策がとられました。

 

風呂の内部。下に火を燃やす鉄管が残っています。

 

永野金山発見者の山師、内山与右衛門の石碑です。

左奥が胡麻目坑。

 

永野下集落にある金山倶楽部跡です。

 

金山恵比寿様。集落の守り神です。 

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霧島の花

2011-09-26 | 植物

霧島の続きです。

 

韓国岳は以前と変わらない姿でありました。

 

不動池も青い湖面がきれいでした。

 

えびの高原で見た花です。 

ホソバリンドウ(細葉竜胆、リンドウ科)

普通のリンドウに比べて葉が細いことからです。

 

ノリウツギ(糊空木、ユキノシタ科)

花はそろそろ終わりで、実が付きかけていました。

幹の内側で製紙用の糊を作ったことが名前の由来です。

 

アキノキリンソウ(秋の麒麟草、キク科)

秋に咲く、キリンソウに似た花という意味です。 

 

ツクシアザミ(筑紫薊、キク科)

今の時期、えびの高原でもっともよく見かける花です。

 

ツクシヒトツバテンナンショウ(筑紫一葉天南星、サトイモ科)の実。

マムシグサに似た植物です。 

 

季節外れのミヤマキリシマ(深山霧島、ツツジ科)が何輪か咲いていました。 

 

ヒカゲノカズラ(日陰の葛、ヒカゲノカズラ科)

名前と異なり、日当たりの悪い場所にはあまり生えないそうです。

(撮影日:9月23日)

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丸尾自然探勝路

2011-09-24 | 水辺の風景

新燃岳が噴火してから初めて霧島に行きました。

今回は、丸尾自然探勝路を歩きました。

 

丸尾の滝と滝見台。道路脇にあって、簡単に見ることができます。

 

滝見台から見た丸尾の滝。高さ23m、幅16mです。

柱状節理を落ちています。

 

 

丸尾の滝の上流にある千畳敷。

安山岩が酸化して赤褐色になった岩が、河床に広がっています。

 

下流を望む。先には丸尾の滝があります。

 

さらに上流にある布引滝。

 

近景。 

 

2段になっています。

 

県道を挟んで反対側にある岩風呂。霧島最古の露天風呂です。

熱くて入れそうにありませんでした。

 

隣の川の水は、乳白色に濁っています。 こちらはぬるめです。

 

新燃岳はおとなしかったです。

溶岩は火口に溜まっているので、外観は以前と変わりませんが、山肌が荒れています。

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桜島昭和火口

2011-09-22 | 風景

最近、桜島の噴火活動が活発で、鹿児島市街地に灰が降ります。

その桜島へ行きました。

 

桜島フェリーターミナル。

 

かすんでいるのは、こちらへ灰が降っているためです。

 

有村溶岩展望所。大正3年の噴火で噴出した溶岩です。

正面は南岳で、その右下の山腹にある昭和火口から噴火しています。 

 

アップ。

 

溶岩の間から見た昭和火口の噴火。

 

黒神の埋没鳥居。大正3年の噴火で埋まった鳥居です。

向こうの木はアコウ。

 

黒神から見た昭和火口。身近に昭和火口を見ることができます。

噴煙は向こうの鹿児島市街地方向へ流れています。

 

道の駅垂水です。足湯があります。

 

道の駅垂水の食堂から見た昭和火口。

この日は、休むことなく噴火していました。

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君が代発祥の大宮神社

2011-09-20 | 史跡

薩摩川内市入来の大宮神社を紹介します。

国道328号と県道川内加治木線の交差点にあります。

 

大宮神社。

 

鎌倉時代からの入来院の総社です。 

 

社殿。

 

この神社は、君が代発祥の神社です。

神社に奉納されている神舞いの中で、君が代が歌われてきました。

 

 説明看板。

 

「国威発揚之勇士」という勇ましい碑があります。

 

ここは、日ノ丸という地区です。

日ノ丸に君が代発祥の神社があるなんて、日教組の糾弾を受けそうなところです。

ところで、日の丸も鹿児島が発祥です。

1853年、藩主島津斉彬が幕府に大船建造の申請をしたとき、船印として日の丸を用い、さらに日本全体の船印とするように進言して、それが認められたのです。

 

サッカーのユニフォームを着た、なでしこジャパン、チロ。

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吹上浜

2011-09-18 | 水辺の風景

薩摩半島の西に広がる吹上浜です。

 

日置市吹上町の吹上浜キャンプ場。9月とあって誰もいません。

 

北朝鮮に拉致された市川修一さんと増元るみ子さんの情報提供を呼びかける看板があります。

 

吹上砂丘から北を望む。

いちき串木野市、日置市、南さつま市にかけて続く砂丘で、長さ47kmは日本一、日本三大砂丘のひとつです。

前回の記事で、ハマゴウが咲いていたのはここです。

 

砂丘から南を望む。右の一番高い山は野間岳。 

 

どこまでも続く砂浜。

  

残暑厳しい日で、家族連れが浜で遊んでいました。

 

波打ち際より南を望む。 

 

砂浜の貝殻。砂は石英質の白いものが多いです。

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正円池のホテイアオイ他

2011-09-16 | 植物

日置市吹上町にある正円池のホテイアオイを紹介します。

 

正円池。

池面を覆い隠してホテイアオイが生えています。池面が見えるのは上流部だけです。

 

びっしりと池面を覆ったホテイアオイ。 白い点々が花です。

 

ここのホテイアオイの花は、6~7月が見頃ですが9月にも咲きます。 

新かごしま百景に選ばれています。

 

ホテイアオイ(布袋葵、ミズアオイ科)。

別名ウォーターヒヤシンス。 

 

正円池は吹上砂丘によって堰き止められた池ですが、同じような池が近くにあります。

これは南にある薩摩湖。 

 

薩摩湖の湖畔より。

 

正円池の北にある池。ホテイアオイは咲いていませんでした。

 

吹上砂丘に咲くハマゴウ。

 

ハマゴウ(浜栲、クマツヅラ科)

いい香りがして、線香の材料に使われたり、灰汁は染料、実は薬用になるそうです。

 

次回は、吹上浜と砂丘を紹介します。

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上与倉の棚田

2011-09-14 | 風景

日置市吹上町興倉(よくら)にある上与倉の棚田を訪ねました。

鹿児島から県道谷山伊作線を吹上に向かうと、上与倉集落があり、その南にあります。

 

 上与倉の棚田。

 

「上与倉棚田を守り耕す会 」というのがあるそうです。

 

手前の花はクサギ。 

 

穂は出ていますが、まだ実っていません。 実りは10月頃でしょう。

 

上から見た棚田。

 

ヒガンバナ(彼岸花、ヒガンバナ科)が咲いていました。

 

あぜ道にツルボ(ユリ科)も咲いていました。小さな花が房状に咲いています。

(撮影日:9月11日)

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黒川岬

2011-09-12 | 水辺の風景

加治木八景の黒川岬を紹介します。

日木山川河口の左岸側にある岬です。

 

日木山川河口付近から上流を望む。中央の山は、加治木のシンボル蔵王岳。

 

日木山川河口です。この左に黒川岬があります。

 

前の写真の左の岩壁にある青島神社。

宮崎の青島神社から、女性の守護神として移籍建立されたものです。

 

河口から錦江湾と桜島を望む。ゴツゴツした岩場の海岸となっています。

左の岩の上に石燈籠があります。

 

前の写真の石燈籠を反対側から見たものです。

 

波打ち際から、錦江湾と桜島を望む。

 

黒川岬です。

ここにも石燈籠が・・・

 

前の写真の石燈籠です。斜めになっているのは、岩が動いたからでしょう。

左は最初の石燈籠。

 

ここにも石燈籠があります。

このような岩場の海岸に、なぜ多くの石燈籠があるのかわかりません。

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