鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

忘年会

2008-12-30 | Weblog
昨夜は、毎年恒例の我が家の忘年会でした。
仲間や、お世話になっている人を招待し、総勢20人くらいです。


中に芸達者な人がいるので、歌あり、踊りあり、漫談ありのにぎやかな宴会です。
暗い世相ですが、文字通りこれらを忘れて、今年の笑い収めでした。


活躍したのが囲炉裏と鉄瓶。
雰囲気が出ます。
これで、焼酎のお湯割りを作ります。

今年の記事は、今日で終わりです。
ご覧いただき、ありがとうございました。
来年もよろしくお願い致します。
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ギンナンご飯

2008-12-29 | 食べ物
9月18日、ギンナン拾いをし、畑に埋めた記事を書きましたが、先日掘り出しました。
畑に埋めると、種が取り出しやすくなるのです。


種を取り出して洗いました。
食べ方は、
・フライパン(あるいは電子レンジ)で、炒って食べる。
・茶碗蒸し
などが一般的です。

今回は、ギンナンご飯を作りました。


種を割って、薄皮を剥きます。
薄皮を剥くには、お湯につけておき、穴あきお玉の底で、かき回すようにします。


ギンナンご飯です。
作り方は、米を洗い、ギンナン、酒、塩少々、昆布を入れて炊きます。
炊き上がったら、昆布は取り出します。

栗ご飯とはまた違った食感の、ホクホクしたギンナンご飯です。
なお、キノコなどを入れて、炊き込みご飯にして食べる食べ方もあります。
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保食神

2008-12-27 | 史跡
霧島市国分の国道10号線に、広瀬西という交差点があり、その近くに、田の神に似た石像があります。


国道脇にある石像。


右の石碑に「保食神」と彫られています。


保食神の像。

保食神とは何でしょう。
調べてみました。

まず、読み方は「うけもちのかみ」と読みます。
保食神は日本書紀のなかに出てくる、食物をつかさどる女神です。
天照大神(あまてらすおおみかみ)が、月夜見尊(つくよみのみこと)に命じて、保食神に食物を求めたところ、保食神は口から飯や魚や動物を出して料理をし、さしあげました。
すると月夜見尊は、汚いと怒ってこの神を殺しました。
その頭からは牛馬、額から粟(あわ)、眉から蚕、目から稗(ひえ)、腹から稲、陰部から麦と大豆と小豆(あずき)が生まれました。
天照大神は喜んで、民が生きていくために必要な食物だとして、これらを田畑の種としました。

保食神は、稲作が定着し、食物を安定して得られるようになったときの、象徴的な神と考えられているようです。
田の神より、ずっと歴史の古い神だったんですね。
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二重橋他

2008-12-25 | 石橋
鹿児島市喜入町にある石橋を訪ねました。


喜入町一倉の、一倉小学校の前の道路を北に少し行くと八幡川があり、そこに架かる二重橋(ふたえばし)を下流から見たものです。


下流から見た二重橋近景。
 橋長:7.4m
 幅員:2.88m
 架設年代:明治44年8月

この橋の建設には、地元の人が多くかかわり、完成したときには、紋付き袴を着た人が踊り、子供にはお菓子が振舞われたそうです。


上流左岸にある架橋記念碑。
「明治四十四年八月吉日」の文字が刻まれています。


一倉小学校の少し南にある、第二新田(にった)橋です。
堰の上流にあり、橋の下流側はコンクリートで拡幅されています。
川は、八幡川の支流の新田川です。
 橋長:6.7m
 幅員:3.6m
 架設年代:不詳


上流から見た第二新田橋。


喜入町渕田にある杉山迫橋。
上流から見たもので、川は八幡川支流です。
 橋長:3.4m
 幅員:2.25m
 架設年代:不詳

今回の石橋は、いずれも集落の生活道路として現役で使用されています。
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レモン

2008-12-23 | 食べ物
加藤登紀子さんに、「檸檬 Lemon」という歌があります。
亡き夫を偲んで、庭にレモンの木を植え、それを歌ったものだそうです。
そんなロマンチックなものではありませんが、我が家の庭にもレモンの木があります。
もちろん、食用です。


今年も庭のレモンが実りました。


収穫です。
今年は豊作で、70個以上採れました。
形も不ぞろいですが、正真正銘の無農薬レモンです。


蜂蜜レモンを作りました。
レモンを洗い、水気を切って輪切りにします。
ビンに入れ、蜂蜜をレモンが浸るくらい入れます。
長く保存するときは、10日くらいでレモンを取り出します。


レモンを絞って、レモンジュースも作りました。
保存しておき、ポッカレモンとして料理や味付けに利用します。
それでも大量に余るので、後はおすそ分けです。
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桜島の夕日

2008-12-21 | 風景
桜島は鹿児島市の東にあるので、鹿児島市に住んでいると、桜島から昇る朝日はよく見ますが、桜島に沈む夕日はなかなか見ることができません。
でも、反対の大隅半島へ行けば、当前、桜島に沈む夕日を見ることができるわけです。


桜島の北東にある福山の町から見た、桜島に沈む夕日です。
ちょうど、北岳に沈む瞬間です。


やがて日が落ちて、空も海もオレンジ色に染まり、桜島がシルエットで浮かんで、ちょっと幻想的でした。
左の南岳からは、噴煙が上がっています。


こちらは、同じ場所から見た朝の桜島です。
麓に朝もやが立ち込め、その中から、朝日を浴びて輝く桜島が浮かび上がっていました。

同じ桜島でも、見る場所や時間が変わるとまた違った姿を見せてくれます。
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菅原神社のクスノキと石橋

2008-12-19 | 巨樹・古木
加治木町の、NTTの隣に菅原神社があり、そこにクスノキの古木があります。


菅原神社。
創建は、天文22(1552)年の古い神社です。
右に見えているのがクスノキです。


社殿の前に立つ、御神木のクスノキの全容。
 根回り:12m
 樹高:25.5m
 樹齢:約460年
加治木町で、一番古くて大きな木です。


根元。
空洞化が進んでおり、ネットで覆っています。


社殿の前には石橋があります。
石橋を渡った右にクスノキがあります。


横から見た石橋。
桁橋です。
池に架かる橋ですが、水はありません。


これは、12月初めに撮った写真ですが、石橋の前にはイチョウの古木もあり、ちょうど紅葉がきれいでした。
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ホソバワダン他

2008-12-17 | 植物
奄美大島で見かけた花です。


ホソバワダン(細葉わだん) キク科
土盛海岸の砂地に群生して咲いていました。
晩秋から初冬の海岸を彩る花です。
沖縄では、食用や薬用として利用しているそうですが、食べたことはありません。


ホソバワダンのアップ。


パパイヤ(パパイヤ科)
雄花と雌花があるそうですが、これは雄花のほうです。


名前はわかりませんが、土盛海岸で珍しい花を見かけました。
赤い花と思って見たら、赤いのは葉の付け根にある模様でした。
見れば見るほど花びらに似ていますが、本当の花は、中心の緑の玉にある黄色い小さな花です。
ガクが花のように見える植物はよくありますが、葉に印刷された花びらというのは、初めて見ました。
花が小さく目立たないので、花の模様で昆虫を引きつけようという、植物の知恵でしょうか。
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飛行機の窓から

2008-12-15 | 風景
奄美大島へ行ったときです。
鹿児島空港は、朝から霧が立ち込め何も見えません。
空港の周りは茶畑になっており、霧は茶にはいいのですが、飛行機の発着にはちょっと・・・
30分遅れで離陸しました。


雲の中に浮かび上がる高隈山(1037m)と大隅半島の山々。


右下に桜島が見えてきました。


鹿児島湾を北から見たもの。
左が大隅半島、右の形のいい山が開聞岳(924m)。
その向こうに、屋久島が小さく見えます。


鹿児島湾の出口を西から見る。
手前が薩摩半島で、池田湖と右端が開聞岳。
海に写って、逆さ開聞岳です。
向こうが大隅半島で、その右上の細長いのが、ふるさと種子島です。


屋久島が見えてきました。
九州最高峰の宮之浦岳(1936m)があるところで、ここには3回登りました。

今回の写真は、いずれも逆光を浴びてシルエットになりました。
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黒川洞穴

2008-12-13 | 史跡
日置市吹上町永吉に、黒川洞穴があります。
柱野というところの近くに、黒川洞穴前というバス停があり、ここから永吉川支流の二俣川を渡ったところです。


洞穴前にある仁王像。


黒川洞穴遠景。


黒川洞穴。前の写真の左側の洞穴です。
中に黒川神社があります。

黒川洞穴は、昭和27年に発見された洞穴遺跡のひとつで、縄文時代晩期の黒川式土器の標識遺跡となっています。
縄文前期から平安時代に至る5000年間、断続的に使用されたことがわかっています。
中からは、石器や土器のほか、貝類や獣の骨が大量に発掘されました。
また、3000年位前と思われる女性の人骨も発掘されています。


黒川神社。
能勢氏に関する神社で、文明3(1471)年の棟札が残っているそうです。


洞窟内にある貝殻。
いつの時代の人が食べたのでしょうか。
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