鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

志布志麓(2)

2013-04-30 | 史跡

志布志麓の庭園を二つ紹介します。

 

平山氏邸の門です。

 

門を入ったところです。人は住んでいません。

 

平山氏庭園です。江戸時代初期に造られた寺院庭園です。

60数株のサツキ・ツツジが配置されています。

 

庭趣は、自然的岩石園の築山観堂式です。庭の風景に、自然の岩石を取り入れています。

 

玄関前の庭に、大きなサボテンがあります。

 

天水氏邸の門です。

 

天水氏庭園です。江戸時代中期に造られた築山枯山水借景法の庭園です。

 

海石を築山状に組み、サツキ・ツツジ・モミジなどを配置しています。

 

玄関への道。人が住んでいますが、庭は見学できます。

二つの庭園、見学料無料です。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

志布志麓(1)

2013-04-28 | 史跡

志布志麓を散策しました。志布志小学校の付近です。

 

志布志小学校。新緑がまぶしかったです。

 

校庭のクスノキ。

 

別のクスノキです。

 

小学校の隣にある福山氏邸の腕木門です。

 

福山氏邸の前にある若宮神社。

 

若宮神社にある対の善神王像です。これは阿像。

 

吽像です。

 

武家門の家がありました。

 

志布志城跡入口にある武家門の家です。

 

前の写真の左にある像です。

次回は、庭園を紹介します。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

森山の田の神他

2013-04-26 | 田の神

田の神を2体紹介します。

 

志布志市の森山小学校の近くに田中神社があり、その前にある森山の田の神です。

志布志市指定文化財です。

 

シキを被り、狩衣を着て、右手にスリコギ、左手にメシゲを持っています。

神官型の坐像で、1847年に造られました。

  

非常に大きな田の神です。

 

後姿。田んぼを見つめています。

 

田中神社社殿。

 

いちき串木野市湊町の市来農芸高校から、東へ行ったところにある田の神です。

右に見えているのが市来農芸高校。

 

舟形の石の中に彫られており、両手でシャクを持っています。

 

後姿。広い田園地帯の中にあります。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バイトの思い出(4)

2013-04-24 | エッセイ

学生時代のアルバイトのうち、一番多い職種は、喫茶店やレストランのウェイター、キャバレーやクラブのボーイだった。

金がなくなると、これらの店で1~2ヶ月働き、少し溜まると辞める、ということを繰り返した。

今回は、クラブの思い出である。

 

クラブは、ママさん、マネージャー、ホステス10人位、バーテン、厨房の女性、ボーイで構成されていた。

ホステスの出勤時間は6時半だったが、遅刻には厳しく、1分100円の罰金制度があった。

ただし、同伴出勤といって、お客と一緒に出勤するときは遅れてもよかった。

仕事の前に、黒服のマネージャーがホステスに接客態度などの訓辞をした。

 

新人ホステスが入ることもあったが、ピチピチの若い女というわけではなく、離婚した子持ちの女だったりした。

何の特技も資格もない女が、子供を抱えて一人で生きていくには、水商売しかなかったのだろう。

たまに、ホステス同士の喧嘩もあった。

客の前ではにこにこしていたが、店が終わると、涙を流して言い争っていることがあり、夜の蝶の厳しさを垣間見た。

 

ある晩、なじみの客であるホテルのオーナーが、私を席に呼んだ。

「君は接客態度がいい。私のホテルのフロントマンとして来てくれないか」

という誘いだった。

私は、自分が接客業に向いているなどとは思ってもいなかったので、これは意外だった。

もちろん、丁寧にご辞退した。

 

有名人が来ることもあった。

大相撲鹿児島巡業の夜、先代貴ノ花(後の藤島親方。若貴のお父さん)が、他の力士と一緒に、クラブのオーナーに連れられて来た。

貴ノ花は初代若乃花の弟であり、人気絶頂で角界のプリンスだった。

小兵といわれていたが、一般人と比べるとずいぶん大男だった。

寡黙であり、他の力士が酒を飲んで騒いでいる中で、黙って酒を飲んでいた。

その横顔は、どこかさびしげに見えた。

晩年の貴ノ花は、子供同士の確執、自分の離婚騒動などで、幸せそうには見えなかった。

そんな騒動を聞くにつけ、若い日のさびしそうな表情を思い出すのだった。

コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

野の花

2013-04-22 | 植物

近くで見かけた野の花たちです。

 

ヒナギキョウ(雛桔梗) キキョウ科

鮮やかな青い花で、キキョウに似ています。

 

オドリコソウ(踊り子草) シソ科

花の形が、笠をかぶった踊り子の姿に似ていることからです。

ピンク色の花が群落を作っています。葉はシソに似ています。

 

白いオドリコソウがありました。

 

ノイバラ(野いばら) バラ科

野バラのことです。

♪ 野中のば~ら・・・と口ずさみたくなります。

 

ノイバラのアップ。

気品があって、いい香りがします。

 

ハハコグサ(母子草) キク科

耕作前の田んぼに生えていました。

 

コバノタツナミ(小葉の立浪) シソ科

花の形が、波頭に似ていることからです。

 

マツバウンラン(松葉海蘭) ゴマノハグサ科

最近増えて、空地に群落を作っています。細長いところを、松葉にたとえています。

 

マツバウンランのアップ。

 

ツボスミレ(坪菫) スミレ科

別名ニョイスミレ。小さく可憐なスミレです。

 

アメリカフウロ(亜米利加風露) フウロソウ科 

北アメリカ原産の帰化植物です。

 

レンゲソウ(蓮華草、マメ科)の田んぼ。

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

柳橋他

2013-04-20 | 石橋

志布志の石橋を二つ紹介します。

 

安楽川に架かる県道柿ノ木志布志線の橋から、上流にある柳橋を見たものです。

 

右岸から見た柳橋。現在使用されていません。

 

上流から見た柳橋。アーチに草が生えています。

 橋長:27.2m

 幅員:4.4m

 架設年代:大正10年

 

下流より見る。

 

左岸のアーチです。

 

安楽川を上流へ行き、井久保集落にある井久保橋を右岸から見たものです。

これも、現在使用されていません。石碑は、架橋記念碑と寄付者名簿の碑です。

 

下流から見た井久保橋。

 橋長:25.4m

 幅員:3.44m

 架設年代:大正9年

 

上流の現道橋の下から見る。

 

右岸のアーチです。

 

現道橋の上から見る。

 

「各位寄附」の碑。

十五円から五円というのが多いですが、当時、どれくらいの価値だったんでしょうか。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

市来神社のタブノキ

2013-04-18 | 巨樹・古木

いちき串木野市湊町の市来神社を訪れました。

 

市来神社。右がタブノキです。

 

社殿。

鎌倉時代、市来地域を支配していた市来氏家が蹴鞠(けまり)の名手だったことから、この神社はサッカーの守り神とされています。

 

サッカー少年の願いを書いた絵馬がたくさんありました。

 

タブノキ(椨の木、クスノキ科)の全容。

このタブノキは鹿児島の名木に指定されており、「権現どんのたぶ」と言います。

 幹周り:4.8m

 樹高:15m

 樹齢:150年

 

下部。

 

中部。

 

スダジイ(ブナ科)もあります。

 

下部。

これは「連理の木」といい、2本の木がつながって理(木目)が通じた様が吉兆とされ、縁結び、夫婦円満の象徴として信仰の対象になっています。

 

境内にある舟形月輪光背金剛立像。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

柏原海岸のルーピン畑

2013-04-16 | 風景

東串良町の柏原海岸にあるルーピン畑を訪ねました。

 

砂浜の海岸が、一面のルーピン畑になっています。向こうは、志布志の町です。 

 

海の向こうが、人工島の志布志石油備蓄基地です。

 

5ヘクタールに、100万本のルーピンが植えられているそうです。向こうは肝付町です。

 

 

昔は、田んぼに植えられていました。

レンゲソウと同じく、根粒菌が窒素を固定し、肥料にするためです。

 

ルーピンのアップ。

 

志布志石油備蓄基地です。

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

福昌禅寺の仁王像

2013-04-14 | 史跡

薩摩川内市の川内駅近くにある福昌禅寺の仁王像を紹介します。

 

福昌禅寺。入口に対の仁王像があります。

玉龍山福昌寺は、鹿児島市池之上町にあった島津家の菩提寺でしたが、廃仏毀釈で廃寺となり、明治31年、ここに再建されました。

 

向かって右の阿像。

 

吽像。薩摩川内市で最大級の仁王像です。

薩摩川内市指定文化財です。

 

隣に、不動明王の像もあります。

 

お堂です。

 

お堂の前の墓に、こんな石像もありました。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

茶畑

2013-04-12 | 風景

鹿児島はお茶どころです。

 

鹿児島市上谷口町(旧松元町)のお茶畑です。

 

お茶の新芽が出ていました。

 

鹿児島のお茶は、知覧、頴娃が有名ですが、この付近もお茶畑が多いです。

 

左はセンダンの木。

 

防霜用のファンです。空気を攪拌して、霜の害を防ぎます。

4月は、まだ霜の害の可能性があります。

 

みずみずしい新芽。

 

この写真を撮った後、茶摘みをしていました。機械摘みでなく、珍しく手摘みでした。

新茶が出回るのも、もうすぐでしょう。

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする