鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

茄子田の田の神他

2009-08-31 | 田の神
田の神を2体紹介します。

まず、鹿児島市花尾町にある茄子田の田の神です。
国道328号沿いに茄子田公民館があり、その裏にあります。

茄子田の田の神。


アップ。
神職型立像で、右手のメシゲは柄だけが残り、左手にスリコギを持つ精巧な造りです。
本県に2体しかない貴重なもので、黎明館裏庭にこのレプリカが展示されているそうです。
像の高さ78cm、石の台の高さ110cmで、足の位置に動きがあります。
像立は、宝暦3年(1753年)4月26日です。


鹿児島市指定有形民俗文化財です。


次は、南さつま市加世田千河上にある田の神です。

千河上の田の神。
田園風景の中にあります。


アップ。
シキを被り、左手に椀、右手にメシゲを持っています。
像立年代は不明です。


近くの国道270号脇に、蔦のからまる石造り倉庫がありました。
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喜入麓

2009-08-30 | 史跡
大河ドラマ「篤姫」に出てきた小松帯刀は、喜入の領主肝付家の三男で、若いときの名を肝付尚五郎といいました。
その後、吉利の小松家へ養子に行きました。
喜入にある肝付家の麓を訪ねました。


鹿児島市喜入支所の近くにある麓。
右が喜入小学校です。


喜入小学校の正門。
小学校が御仮屋跡です。


小学校の前にある武家門の家。


小学校前の馬場通り。
石垣とイヌマキの通りが続き、麓らしさが漂っています。

武家門の家がたくさんあるので見ていきましょう。

馬場通りから入った路地にある武家門。


馬場通り沿いの武家門。
この門柱は石でできています。


このような武家門の家がまだまだあります。
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轟の滝とアランガチの滝

2009-08-28 | 水辺の風景
奄美大島の滝を2つ紹介します。

まず、奄美市にある轟の滝です。
名瀬から国道58号を南へ行き、朝戸トンネルを抜けてすぐ右折すると、大川ダムがあります。
車をダムのところへ置き、左岸の林道を上流へ約2km歩きます。


大川ダム湖を左に見て進みます。


ダム湖の最上流に、轟の滝があります。
滝を見るには、林道から斜面を下りる必要があります。

轟の滝遠景。
川は、大川です。
滝つぼは、ダム湖となっています。


近景。
高さ5m程度です。


滝の上流にある堰。


林道で、珍しいものを見つけました。
マングース捕獲用のワナです。
そういえば、最近、本土でもマングースの棲息が確認され、問題になっています。


次は、宇検村にあるアランガチの滝です。
国道58号から、県道を宇検村に向かうと、新小勝トンネルを抜けた所に、新小勝集落があります。
集落の道路を上流へ行くと、終点にアランガチの滝があります。


アランガチの滝全景。
アランガチとは珍しい名ですが、新小勝をこう読むのだそうです。
高さ20m程度で、4段くらいに分かれています。
川は、河内川の支流の小勝川です。


上段から中段の滝。


前の写真の下にある小さな滝。


下段の滝と滝つぼ。


河内川の河口にある焼内湾。
湖のような湾が広がっています。
向こう側が湾の出口です。
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西郷どんの宿と蛭児神社

2009-08-26 | 史跡
鹿児島に西郷さんの史跡は多く、これまでも紹介してきました。
霧島市隼人町の、日当山駅の少し南に、西郷どんの宿があります。


西郷(せご)どんの宿。


西郷さんは、征韓論に破れて鹿児島に帰ってから、あちこちの温泉や狩に行きましたが、ここ日当山温泉にもよく訪れました。
宿代わりに宿泊したのが、龍宝伝右衛門宅でした。
その家をここに再建したものです。


隣にある蛭児神社。
遠く神代に創建されたものと伝えられています。


神代のクスノキ。
イザナギノミコトの子は、足腰の立たない蛭のような子であったため、ヒルコノミコトと名づけ、天の岩楠船に乗せて流しました。
それがここに流れ着き、根付いてクスノキの森になったと言い伝えられています。
由緒あるクスノキの根元ですが、空洞化が激しいです。


今の御神木のクスノキ。
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島間大橋

2009-08-24 | 風景
種子島の石橋の次は、種子島の近代的な橋を紹介します。
南種子町の島間川上流に架かる島間大橋です。
最近完成したばかりの、種子島で最も新しい橋です。


上流から見た島間大橋。
 型式:RC固定アーチ橋(ロアリング工法)
 橋長:151m
 アーチ支間:106m
コンクリートアーチ橋では全国6例目で、支間長は全国2番目の大きさです。


右岸側の道路から。
東シナ海が小さく見えます。


橋の右岸上流より。


右岸から見た上部。
向こうに屋久島が見えます。
前回の脇之川橋に続いて、屋久島とのツーショット写真が撮れました。


橋の上から下流(東シナ海側)を望む。
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脇之川橋他

2009-08-22 | 石橋
種子島の石橋の続きです。

中種子町納官の国道58号に脇之川というバス停があり、その近くに脇之川が流れています。
国道の橋のすぐ上流に、脇之川橋があります。


国道の橋から見た脇之川橋。
現役で使用されています。


国道の下より。


下流から見た近景。
 橋長:11.4m
 幅員:9m
 架設年代:不詳


上流より。
アーチ部はコンクリートで補強しており、石は見えません。


向こう側に、うっすらと山が見えます。
屋久島です。
石橋のアーチの中に桜島、という写真はよく見ますが、桜島とともに鹿児島県を代表する山である屋久島がアーチの中に見えるとは意外でした。
それも、ふるさとの種子島の石橋からなので、ちょっぴり感動でした。


次は、西之表市古田にある岳野橋です。
郵便局付近から番屋峯に向かうと、川脇川の支流にあります。

右岸から見た上部。


上流から見た岳野橋(たけのはし)。
 橋長:4.3m
 幅員:3.7m
 架設年代:昭和14年


アーチ部。
小さいながら、しっかりした石橋です。


下流より。

種子島で、石が見えるアーチ橋は、この橋と昨日紹介した太平橋の二つです。
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太平橋

2009-08-21 | 石橋
ふるさとの種子島に石橋があるのは知っていましたが、今まで訪ねたことがありませんでした。
そこで、帰省したとき訪ねてきました。

中種子町納官で、国道58号が大渡川を渡ります。
今の国道の上流に旧国道があり、そのすぐ上流に太平橋が架かっています。

左岸から見た太平橋(たいへいばし)上部。
左は旧国道の橋。


旧国道の橋から見た上部と下流面。
農道として、現役で使用されています。


河床に下りました。
上流から見た太平橋。
 橋長:15m
 幅員:4.5m
 架設年代:昭和2年9月


右岸部。


上部。


下流から見たもの。


説明看板。
最後に、種子島に残る石橋はこの太平橋だけ、と書いてありますが、あと2基、石橋のアーチ橋があります。
それは明日紹介します。
この太平橋が、種子島で一番大きくて立派な石橋です。
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ロックウォッチング

2009-08-20 | 水辺の風景
種子島の東海岸、特に中種子町から南種子町の海岸には、奇岩が浮かんでいます。
そんな岩をウォッチングしました。


種子島いわさきホテル(現在閉鎖中)前の岩。
サーフィンが盛んな海です。


前と同じ海。
ゾウさんの水飲み?


最初の写真の右にある岩。


種子島宇宙センターの海岸にある岩。


同じく、宇宙センターの海岸です。
動物が這っているよう。


リボン?

いろいろなものに見立てるのも楽しいです。
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トケイソウ

2009-08-18 | 食べ物
庭にトケイソウを植えています。


鉢植えのトケイソウ。


トケイソウ(時計草)の花。
名前の由来は、文字盤のようなこの花です。


青い果実。


赤紫色に熟してきました。


収穫です。


中はこのようです。
このまま汁と種をスプーンですくって食べます。
トロピカルな味がします。
焼酎に入れると、カクテルのようです。


ニガゴリ(ニガウリ、ゴーヤ)もなっています。
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指宿神社の社叢

2009-08-16 | 巨樹・古木
指宿市の指宿神社は、うっそうとした大木に囲まれており、指宿神社の社叢(しゃそう)(森のこと)として、鹿児島県の天然記念物に指定されています。


大木が茂る指宿神社。


社殿。


御神木のクスノキ。


前の木の根元。


別のクスノキ。
このようなクスノキの大木が8本あります。


鳥居を出てすぐの道路脇にあるムクノキの古木。椋の木(ニレ科)


ムクノキの実。


神社を出て、前の道路を北に少し行くと、道路脇にクスノキの大木があります。


このクスノキは、途中から大枝がたくさん伸びています。
一度木を切り、そこから枝が伸びたものと思われます。
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