飄(つむじ風)

純粋な理知をブログに注ぐ。

アメリカ炎上!!②

2008-02-26 11:07:57 | 日本

『アメリカ炎上』転載2弾!! 

    小石 泉牧師著

終りの時のもう一つの戦争

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 聖書には終末の時代にもう一つの大戦争があると明白に告げている。そして、それこそ今すぐにでも起こりうる第三次世界大戦である。<o:p></o:p>

「人の子よ、メセクとトバルの大君であるマゴグの地のゴグに、あなたの顔を向け、これに対して預言して、言え。主なる神はこう言われる、メセクとトバルの大君であるゴグよ、見よ、わたしはあなたの敵となる。わたしはあなたを引きもどし、あなたのあごにかぎをかけて、あなたと、あなたのすべての軍勢と、馬と、騎兵とを引き出す。彼らはみな武具をつけ、大盾、小盾を持ち、すべてつるぎをとる者で大軍である。ペルシャ、エチオピヤ、プテは彼らと共におり、みな盾とかぶとを持つ。ゴメルとそのすべての軍隊、北の果のベテ・トガルマと、そのすべての軍隊など、多くの民もあなたと共におる。あなたは備えをなせ。あなたとあなたの所に集まった軍隊は、みな備えをなせ。そしてあなたは彼らの保護者となれ。多くの日の後、あなたは集められ、終りの年にあなたは戦いから回復された地、すなわち多くの民の中から、人々が集められた地に向かい、久しく荒れすたれたイスラエルの山々に向かって進む。その人々は国々から導き出されて、みな安らかに住んでいる。あなたはそのすべての軍隊および多くの民を率いて上り、暴風のように進み、雲のように地をおおう。主なる神はこう言われる、その日に、あなたの心に思いが起り、悪い計りごとを企てて、言う、『わたしは無防備の村々の地に上り、穏やかにして安らかに住む民、すべて石がきもなく、貫の木も門もない地に住む者どもを攻めよう』と。そしてあなたは物を奪い、物をかすめ、いま人の住むようになっている荒れ跡を攻め、また国々から集まってきて、地の中央に住み、家畜と貨財とを持つ民を攻めようとする。シバ、デダン、タルシシの商人、およびそのもろもろの村々はあなたに言う、『あなたは物を奪うために来たのか。物をかすめるために軍隊を集めたのか。あなたは金銀を持ち去り、家畜と貨財とを取りあげ、大いに物を奪おうとするのか』と。それゆえ、人の子よ、ゴグに預言して言え。主なる神はこう言われる、わが民イスラエルの安らかに住むその日に、あなたは立ちあがり、北の果のあなたの所から来る。多くの民はあなたと共におり、みな馬に乗り、その軍隊は大きく、その兵士は強い。」エゼキエル38:215<o:p></o:p>

これは聖書のエゼキエル書の予言である。この戦乱はまだ起きたことがない。これは「終わりの年」に起こると書かれている。ここの「年」というのは必ずしも特定の年ではなく、終末の時代ぐらいに考えてよいと思う。<o:p></o:p>

この言葉の中で大首長というのは原語ではロシで“ロシの”は「ロシア」になる。メシェクはモスクワの語源、トバルはトボルスクの語源といわれている。ペルシャは今のイラン、クシュはエチオピア、プテはリビアである。ゴメルは東欧諸国と考えられる。<o:p></o:p>

終わりの日にロシアがこれらの国々を集めて、イスラエルに進攻するとある。ところがヘンリー・グルーパーという牧師によれば、この箇所には原語から見てもう一つの作戦が書かれているという。「その日に、あなたの心に思いが起り、悪い計りごとを企てて、言う」がそれに当たるらしい。「城壁のない町々の国に攻め上り、安心して住んでいる平和な国に侵入しよう。彼らはみな、城壁もかんぬきも門もない所に住んでいる」国に大軍を送るというのである。イスラエルは城壁どころかハリネズミのように、近隣諸国を圧倒する軍事力を備えているので、この言葉は当てはまらない。これはどう見てもアメリカとしか思えない表現である。アメリカは塀のない町が多い。<o:p></o:p>

聖書は予言書ではない。しかし、予言も書かれている。だからと言って、予言があるところに初めから終わりまで書かれているものではない。<o:p></o:p>

それは教訓に教訓、教訓に教訓、規則に規則、規則に規則。ここにも少し、そこにも少し教えるのだ」。イザヤ28:10 <o:p></o:p>

とあるように、熱心に求める者だけに判るように、隠されて書かれているのである。だからジグソーパズルのように、ピースとピースを寄せ集めなければならない。そこで間違いや、思い込みも生まれてくる。私にもそういう可能性がないとは言わないが、私の場合、今起きていることを下敷きにしてピースをつなぎ合わせているのである。<o:p></o:p>

ここにロシアと連合する中東の国家群が書かれている。イラン、エチオピア、リビアである。我々にはエチオピアにそんな軍事力があるのかという疑問や、リビアはすでに核武装を止めてアメリカに恭順を示しているではないかという違和感はあるが、こうならないという保証もない。そして今やイラク亡き後イランは、アメリカとイスラエルの最大の関心を集めている国である。イランは核兵器を持っていると推測されている。またイスラエルに届くミサイルも持っている。イスラエルとイスラエルの安全を忠犬のように守っているアメリカが神経を尖らせているが、このイランはロシアと軍事同盟を結んでいるのである。ロシアはイランが攻撃されれば、反撃すると明言している。<o:p></o:p>

ロシアは第二次世界大戦以降、長年に渡ってアメリカの横暴を忍耐して眺めてきた。一つには指導者に問題があった。スターリン以後の指導者のうちでも特にゴルバチョフ、エリツインはロシアの利益よりもアメリカ、そして、その背後に居る巨大な世界政府イルミナティに忠実であった。(イルミナティに関しては後述する)言わば彼らは売国奴だったのである。しかし、ロシア軍はそれを正確に見抜いていた。そして、ロシア軍は世界に喧伝されているようには無力でも無秩序でもない。この点に関しては私のような素人よりもジョン・コールマンさんの著書、「迫る破局、生き延びる道」「第三次世界大戦」(共に成甲書房刊)を読まれたい。これらの書はこれからの近未来を知る上で必読書である。<o:p></o:p>

さて、ここに聖書の預言と世界の趨勢が極めて緊密になっていることが判るだろう。ロシアは乾坤一擲、忍耐に忍耐を重ねた末の重大な決意をするだろう。すなわち世界を壊滅させるかもしれない核戦争の引き金を引く。今世界ではロシアは無力で兵器は古く、その軍事力はお話にならないという神話が語られている。しかし、前記のコールマン氏の著書と、この後、私が紹介する、元イルミナティの高位にいたシスコ・ホイーラー女史の文書からそれはとんでもない嘘で、実はロシアは世界最大最新の兵器を蓄えているのである。そして、私がこの戦乱が極めて近づいていると信じるのは、ロシア人の心を持った指導者プーチン大統領である。私にはプーチン以外にこのような決定を下すことが出来る資質と権力を持った指導者が今後出てくるとは思えないのだ。<o:p></o:p>

さて、この戦乱の結果はどうなるのだろうか。コールマン氏はアメリカの壊滅的な破壊ばかりではなく、イスラエルは地上から消滅する、ヨーロッパもABC(核兵器、細菌兵器、化学兵器)によって壊滅すると見ている。それはこの戦乱をハルマゲドンと見ているからである。しかし、私は、この戦乱はこれから世界を統一するために出てくるサタンの申し子、反キリストの登場の舞台を作るものであると見ている。しかも、この戦乱は奇妙なことに別の形で計画され、予言されているのだがそれについては後ほど記す。だから中東、ヨーロッパ、アジアには限定的な影響を与えるにとどまると思う。<o:p></o:p>

聖書はこの戦乱の結果を次のように書いている。ロシア連合軍は同士討ちによって壊滅する。<o:p></o:p>

「しかし主なる神は言われる、その日、すなわちゴグがイスラエルの地に攻め入る日に、わが怒りは現れる。わたしは、わがねたみと、燃えたつ怒りとをもって言う。その日には必ずイスラエルの地に、大いなる震動があり、海の魚、空の鳥、野の獣、すべての地に這うもの、地のおもてにあるすべての人は、わが前に打ち震える。また山々はくずれ、がけは落ち、すべての石がきは地に倒れる。主なる神は言われる、わたしはゴグに対し、すべての恐れを呼びよせる。すべての人のつるぎは、その兄弟に向けられる。わたしは疫病と流血とをもって彼をさばく。わたしはみなぎる雨と、ひょうと、火と、硫黄とを、彼とその軍隊および彼と共におる多くの民の上に降らせる。そしてわたしはわたしの大いなることと、わたしの聖なることとを、多くの国民の目に示す。そして彼らはわたしが主であることを悟る。人の子よ、ゴグに向かって預言して言え。主なる神はこう言われる、メセクとトバルの大君であるゴグよ、見よ、わたしはあなたの敵となる。わたしはあなたを引きもどし、あなたを押しやり、北の果から上らせ、イスラエルの山々に導き、あなたの左の手から弓を打ち落し、右の手から矢を落させる。あなたとあなたのすべての軍隊およびあなたと共にいる民たちは、イスラエルの山々に倒れる。わたしはあなたを、諸種の猛禽と野獣とに与えて食わせる。あなたは野の面に倒れる。わたしがこれを言ったからであると、主なる神は言われる。わたしはゴグと、海沿いの国々に安らかに住む者に対して火を送り、彼らにわたしが主であることを悟らせる。わたしはわが聖なる名を、わが民イスラエルのうちに知らせ、重ねてわが聖なる名を汚させない。諸国民はわたしが主、イスラエルの聖者であることを悟る。主なる神は言われる、見よ、これは来る、必ず成就する。これはわたしが言った日である。イスラエルの町々に住む者は出て来て、武器すなわち大盾、小盾、弓、矢、手やり、およびやりなどを燃やし、焼き、七年の間これを火に燃やす。彼らは野から木を取らず、森から木を切らず、武器で火を燃やし、自分をかすめた者をかすめ、自分の物を奪った者を奪うと、主なる神は言われる。その日、わたしはイスラエルのうちに、墓地をゴグに与える。これは旅びとの谷にあって海の東にある。これは旅びとを妨げる。そこにゴグとその民衆を埋めるからである。これをハモン・ゴグの谷と名づける。イスラエルの家はこれを埋めて、地を清めるために七か月を費す。国のすべての民はこれを埋め、これによって名を高める。これはわが栄えを現す日であると、主なる神は言われる。彼らは人々を選んで、絶えず国の中を行きめぐらせ、地のおもてに残っている者を埋めて、これを清めさせる。七か月の終りに彼らは尋ねる。国を行きめぐる者が行きめぐって、人の骨を見る時、死人を埋める者が、これをハモン・ゴグの谷に埋めるまで、そのかたわらに、標を建てて置く。(ハモナの町もそこにある。)こうして彼らはその国を清める。」 エゼキエル38:1839:16<o:p></o:p>

 同士討ちによる大混乱に対してイスラエルが反撃する。恐らくイギリス、その他のヨーロッパ諸国は戦争の初期にはロシアの決意の激しさに圧倒され、早々と降伏するであろう。しかし、ロシア連合軍の内部分裂、混乱に乗じて反撃に加わるだろう。コールマンさんによれば中国もアメリカ、イギリス側に付くとあるので反撃に加わるかもしれない。ロシア連合軍は壊滅する。<o:p></o:p>

 興味深いのは、この時、武器で火をたくので七年間燃料がいらないということである。放置された戦車や装甲車の残存燃料を使うのかと思うとそうではなく手にする武器、今なら銃や機関銃としか思えないのでこれが解釈に苦しむところである。最近の銃はかなりな部分がプラスチックで出来ているというから、それを燃やすと言うのだろうか。ダイオキシンが心配になる。<o:p></o:p>

 また、おびただしい死体の処理が事細かに書かれているので驚く。そのために選任された部隊が死体を捜し、そこに旗かしるしを立てておき、七ヶ月かけて一ヶ所に集める。そのために一つの谷が埋まってしまう。恐らく衛生のために石油で燃やすだろう。その場所まで決まっているのだ!<o:p></o:p>

 「わたしはゴグと、海沿いの国々に安らかに住む者に対して火を送り」とあるのが不気味である。日本が入っていないことを願うのみだ。これは明らかにミサイルによる火だと思われるのである。アメリカにおいては主要都市は壊滅し、そこは放置されるだろう。再建するにはあまりにも被害が多すぎる。「猿の惑星」という神を冒涜した映画のシーンを思い出す。波打ち際に立つ、壊れた「自由の女神」像。残されたアメリカ国民は地方都市を中心に国を再建するだろう。その時、大統領、高官などが無事なのかどうかはわからない。もしかすると、ロッキー山脈の中に掘られたトンネルの中で生き延びるかもしれない。このアメリカは共産主義政権となるかもしれない。<o:p></o:p>

 この大軍がいつ起こるのかが私の最大の関心事である。くりかえすが、これは世界の終末の戦争と言われるハルマゲドンではない。しかし、恐らくこれをハルマゲドンと呼ぶだろう。そしてとにかく何とか世界の破滅は食い止めたというわけで、新しい世界秩序、新しい時代が来たと喧伝されるだろう。そこに恐らく一人の人物が脚光を浴びるだろう。平和の君、主の主、王の王として。それが聖書の言う反キリストである。世界はイスラエルとヨーロッパを中心に動き出すだろう。そしてEUが反キリストの世界帝国、第三ローマ帝国として誕生するだろう。<o:p></o:p>

世界はいくつかのブロックに分けられ、それぞれの統治機構が設けられるだろう。良く言われるような世界人口の大幅な削減、例えば六〇億人を一〇億人にするというようなことは出来ないと思う。サタンの計画が全て実現するわけではない。サタンは神に反逆するために世界人口を削減しようとするのだろうが、神は許さないだろう。<o:p></o:p>

 サタンの第三ローマ帝国はヒトラーのそれと同じように一〇〇〇年も続きはしない。それは正確に三年半と定められている。その前の大患難時代を含めても七年であろう。その国は再臨するキリストによって滅ぼされるのだ。ただし、誤解しないでいただきたいのはこのロシアの軍事行動の直後にそうなるというのはなく、それにはさらにいくらかの年月が掛かるかもしれない。さらに、この世界大戦は別の形でも予言されていると書いたがそれは次のことである。