YAMAの自転車時々RUN

ロードバイクとマラソンの2足のワラジの挑戦記

ワールドラン

2015年05月04日 | RUNNING EVENT
昨日5月3日はWings for Life World Run高島大会に参加してきました。

昨年から脊髄損傷治療の支援を目的とした世界開催のランイベント、
今年から日本会場も追加となりしかもその会場が滋賀は高島なのです。
そら出とかんとあかんでしょう!



世界同時スタートなので日本は午後8時スタート。
地球は丸いからこれは仕方ない。
ちなみにアメリカ会場は午前4時というからこれよりはマシかな。

私は車で指定駐車場まで行きそこからシャトルバスで15分。
会場の今津総合運動公園へ着いたのは午後6時前でした。

すでに会場は熱気ムンムン。
いろんな出店もありお祭りムード満点です。



ところでこのランイベント、どういうものかというと
普通のマラソン大会とはルールが全然違うのです。
何が違うかというと走る距離が決まってないのです。

スタートはもちろん全員(世界同時)一緒。
走りだして30分後に足切り基準となるキャッチカーがスタートし、ランナー達を次々追い抜いていきます。
追い抜かれたランナーはその抜かれた距離が自分の成績となるのです。
そして世界で一番遠くまで逃げた者が優勝者。
逃げ足世界一を決める大会なのです。

そしてこれが恐怖のキャッチカ―。
これに抜かれた時点でジ・エンド。
なかなかかっこええやん!



受付を済ませるとしばらく時間もあるので
木陰で腹ごしらえ。



勝負メシはスーパーで買ってきた297円の弁当。(笑)



待っている間も大きな音楽が流れ
DJたちが雰囲気を盛り上げる。
普通のマラソン大会とはちょっと雰囲気が違うぞ!?



DJブースもかっこええ!
BMXやスケボーなどといった
エクストリーム系スポーツの大会のようだ。
もちろん参加者の年齢層も通常のマラソン大会よりグッと若い!

参加賞はヘッドライトや蛍光タスキ、プーマのアームバンドといった今日すぐに使えるものばかり。



やがて日も暮れてスタート時間が近づいてくるとだんだんいい雰囲気に。
音楽の音量も次第に上がりヒートアップ。



このあとオープニングイベントで同じ会社の先輩と偶然にも出会い
スタートまでご一緒することとなった。
一人で参加していたので話し相手が出来て良かったです。

スタート地点で記念に1枚。



やがてスタート位置に並びかけると
スタート場所でもDJがスタートを盛り上げる。
大音量の音楽に選手が大歓声を上げながらスタートする大会など初めてだ。

ノリノリでスタートを切ったらそこから逃げ切りがスタート。

運動公園を一歩出るとそこはもう今津の田園地帯、もちろん真っ暗。
選手たちのヘッドライトがキラキラと暗闇の中を照らしだし
ふと後ろを見ると遥か後方まで続く光の川は天の川のようでとても綺麗でした。

心配していた天気ですが
スタート前から小雨がパラパラしたものの
走りだしたら苦にもならない程度、熱くなった体にはちょうど冷やしてくれるシャワーのようでした。

走りの方はと言うと序盤は周囲のペースに乗っかって㌔5分を切るペース。
最近走りこみ出来てない割にはいいペースで走れた。

フラットかと思っていたコースも結構上り下りがあり徐々に脚に疲労がたまる。
10kmまではいいペース、
15kmあたりから少し疲れてきたが
暗い中沿道で応援してくれる地元の住民にずいぶん力をもらえた。

驚いたのは給水所、
水の他にレッドブルの紙コップがあるので取ってみたら
中身はやっぱり炭酸のエナジードリンク。
他にもコーラなんかも置いてあったりしてコレにはびっくりでした。

そしてレースは進み

最低限の目標だった20kmのメタセコイア通りへ、
真っ暗で並木もほとんど見えなかった上に
ここがなかなかの登り坂。
一気に㌔5分後半まで落ち込む。

20km過ぎるとそろそろ気になるのがキャッチカ―。

目標は25kmまで逃げることだったが
それは23kmあたりでやってきた。

後方から”来た!”と大きな声。

え?もう来たん?

でもそれはキャッチカ―が迫る先導のバイク。

でももうすぐそこまで来ているのは間違いない。

私も最後の力を振り絞ってペースを上げる。

後ろから”来た来た!”とラストスパートをかけるランナーが追い越して行き
思わずそれに着いて行く。

徐々に後ろから迫るヘッドライト。

と、思った瞬間あっという間に追い抜かれてジ・エンド!!

ふぅ~!とやりきった感と終わったという安堵感。

逃げ切った距離は24.3km、タイムは2時間05分。
なかなか最後の緊張感は迫りくるものがありました。


キャッチカーに追い抜かれてレース終了になると
徒歩で回収バスのある地点まで移動。
不手際でバス待ちが30分以上ありやっと会場まで戻れたのはレース終了を1時間以上経過した後の11時過ぎでした。

着替えてアフターパーティー会場をうろつくと
DJがまだまだ続いている世界のレースを熱く実況。
音楽も流れて本当のパーティー会場の様。
日本会場の女性ランナーが55kmまで逃げ切って女性世界1位になった瞬間はそりゃもう大歓声が沸いてました。



お洒落な演出でバーなんぞもありましたが
やはり腹の減ったランナーの一番人気はうどんの出店。



一杯300円のチャリティーうどんは腹の底までしみわたりました。

再びシャトルバスで駐車場へ戻りマイカーで自宅に帰ってきたのが日付が変わって午前1時30分。
久しぶりに夜遊びさせていただきました。(笑)


興味本位で出場した今回のワールドラン、
ルールも面白ければナイトレースというところ、世界同時スタートというのも面白い。
そして会場の雰囲気も普通のマラソン大会とは違って本当に楽しかった。
回収バスの不手際が少し残念だったが初めての開催なので多少は目をつむろう。
ほんのひと時ではあったが世界とつながれたこのレース、大満足でした。


コメント (8)
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